大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

「ガンバ系ブロガーが選ぶ2011年ガンバ大阪MVP」~史上初のダブル受賞

2011-12-30 22:35:10 | ガンバ大阪
今年は年内が締め切りであるのをすっかり忘れてたw なんか、8月の終わりになって夏休みの宿題を慌ててやってしまうタイプやねw

ということで、今回のタイトルでは、多分得票数で一位じゃないかと思えるグノと、もう一人スンヨンの二人の同時受賞とさせて頂きたいんですが、タカギさんどうしても一人しか選んではいけないんですか?w

アドが抜けてからの一番の受益者はグノであることは7月の時点から言い続けていたことなんだけども、シーズン後半、苦しい時攻撃に行き詰ってカウンター頼みになった時に低い位置から前に持っていける推進力というのがあったからこそ助けられたようなものだった。他にも前線での献身的な守備や、ヘディングでの競り合いの強さ等も、FWとしての本来の働きを見せてくれたことから、して文句なしの選考でしょうね。この人がJリーグのベストイレブンに選ばれなかったのには不満があるし、韓国代表でも、彼を前線の軸に据えてやれば予選の苦しさなんかは乗り越えられそうなんやけどもね。

なんでスンヨンも一緒に、ということなんだけども、彼の存在というものがグノの安定したパフォーマンスに貢献したということも考慮して、ということなんですね。加えて、当初サイドバックとしては全く使えなくても後半は前線で豊富な運動量と縦の突破力を見せて、なんだかんだいいながら、気がついたら彼のトリコになってしまってるw だからまあ、2011年のガンバの話題の中心にはスンヨンがいたということも併せて、ダブル受賞という結論に達したわけです。

本当はグノも貴重な戦力として残って欲しい。けれども、スンヨンを切ってしまうとやはりグノも一旦契約を更新しながらも再考してしまうのは自然な流れなのかもしれない。だからまあ、自分としては今年を区切りにして、お互い新しい道を歩んでいくと前向きに考えた方がいいかもしれない。というのも、今年のグノの働きには感謝はしているものの、いつまでもグノ頼みというわけにもいかないんじゃないか、ということは後半のサッカーを見ていて思っていたわけです。

京都はACLに出られるのか、という考察ー04年の事例と最近の他国の辞退例とを比較する

2011-12-30 00:17:46 | サッカー全般
今日まで仕事していたんで天皇杯準決勝は生で見られず、串カツ屋で録画観戦したが、京都とマリノスの試合見ていると、どっちがJ1なんだか・・・まあ、これ以上はやめとこw 内容的に言えば京都の決勝進出は妥当な結果だろう。

で、京都がもし優勝した場合、J2クラブでも出場出来るのか、という問題が上がって来るわけなんだけども、結論から言うと、AFCの出場資格クラブではカップ戦の覇者という条件に関してはトップリーグというカテゴリの縛りはない。そう解釈すれば京都でも出場は可能なんだけども、もし辞退したら仙台かFC東京が繰り上げ出場するという噂も巷では上がっている。ただ、前回天皇杯に優勝した後でも出られなかったというところから持ち上がっている話なんだけども、あの時のACLというのは2年に渡る開催から、通年開催へと舵を切ろうとしていた時期であって、その際にどの優勝チームを参加させるか、という問題があった。

詳しくは、http://brotherjin.exblog.jp/2542899/

を読んで貰えればその時の経緯がよくお分かり頂けると思います。

だからまあ、前回京都は別に自分たちから辞退したわけではない、というよりは、協会が決めた優先順位のルールに従ったまでということに過ぎない。更にあの時と違ってACLの運営も出場資格についてもきっちりルールが決まっているということになれば、京都はたとえ優勝してもACLに出られる。J2の日程については協会とJリーグが話しあって調整してくれればいい。

それに最近のACLの事例を見ると、辞退するとそのまま棄権扱いとして空枠になってしまうというケースが考えられる。06年にインドネシアの2クラブがエントリに間に合わずに失格したケース。09年5月にUAEのシャルジャが国内リーグで降格回避の為に棄権してしまったケース。そして最近では中国の遼寧宏運が、プレーオフに負けたらAFCカップに回されることを嫌って辞退したケース。これらの場合国内の他クラブが代替で出たわけではなく、いずれも空枠になってしまっている。

そう考えると、京都が仮に天皇杯優勝した場合には、日程的にはシンドイだろうけども、棄権してしまうよりは、出場して何か経験を積むという方が日本のサッカーにとっても決してマイナスではないかもしれない。流石に京都にACLでの結果を期待するのは酷だろうから(その分Jリーグ3枠のチームが頑張ればいいことだし)、ACLをどう戦うのか(例えば昇格争いに専念する為にACLをターンオーバーして若手の経験の場に当てるとか)という点は当事者である京都が考えればいいだけのことだ。

よく、ACLの出場資格の議論になる場合に天皇杯の優勝チームを資格に定めているのは、確かにAFCの規定に基づくものだ。そのカップ戦枠に意味を見い出せるとしたら、一つはACL組への
救済措置(08年度優勝のガンバは正にこれで翌年のACL出場権を得た)ともう一つには、色々なチームに対してACL出場の門戸を開いているというところだろう。日本のサッカーの発展のカギは国際経験(特にアウェーでの厳しさ)を積み重ねるところにあるだろうけども、それを代表だけでなくクラブレベルでも色々なチームが経験するというところに意味がある。恐らく今後数年の間にはほぼJ1クラブ全てのチームに経験値が行き渡るだろうと筆者は考えているんだけども。あ、その文脈で考えると、東京がACL行くっていうのも意味があることだということをすっかり忘れてたw