大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

天皇杯を見に、寒いけど長居へ行ってきた

2011-12-25 00:23:38 | サッカー全般
ということで、最終節日本平の東側を全て空けてくれた清水様に感謝の気持ちを込めて、昨日はユースカップを、そして今日は天皇杯の試合を、清水寄りの席で生暖かく観戦して参りましたが・・・まあ、清水のスタイルってワイドに広がる分セレッソからすれば、ガンバと同様にスペースを使いやすくなるんよね・・・だからまあ、局面で掛ける人数とか、一対一での勝負となれば村田を見れば判るように仕掛けやすくなる分セレッソの方がチャンスが多くなる。清水のサッカーの元になるオランダチックなスタイルってサイドで数的優位でつぶす発想がないのか、或いは村田があまり相手にマークされていない存在だったのかは判らないが一対一で仕掛けられたら、大体大時代に天皇杯でガンバとやった時みたいに彼の仕掛けが生きてくる。彼が仕掛ける分の後ろを見ていたのが酒本で、彼が上がりを自重して、その分前は村田に、逆サイドからの上がりを丸橋に任せることが出来た。

まあ、本来ならセレッソが90分で決着付けられる試合だったんだけども(でもPK戦でのジンヒョンの読みは素晴らしく、清水が最後に海人を出したのは今まで蹴ったことがなくてデータにない選手として蹴らせたのかもしれないが)、小松がねえ・・・ただ、小松が入ったことで後半彼がサイドに流れる動きを見せたりしたことで流動性が出てきてチャンスメーク出来たのも事実。ヘディングを外した場面なんかは、グノだったら間違いなく決めていたんだけども、点を取るのが小松でなくてもいい、というチームならば彼はもっと生きるかもしれないんだけども。川崎だとどうだろうか・・・

小松と並んで移籍が濃厚と言われているのが上本大海クンですか。彼がもし移籍するとしたら、年俸の評価とかだけでなく、やっているサッカーに対してなのかもしれない。というのも、今の彼が担っているタスクって結構厳しく、大分時代と違ってカウンターを食らいやすく、最後の砦として止めることを求められるわけで、ミスがすぐ失点に直結するポジションに居る。ただ、守備から入っていく仙台ならばまだ守備組織がしっかりしているからやりやすい、という風に考えていたとしたら、単に条件だけの問題ではなくなって来るかもしれない。

これは大海クンに限った話ではなく、守備の選手というのは基本的には自分たちが守備をしやすいような形をチームに求めるだろうし、攻撃の選手ならば逆に攻撃しやすいような形をチームには求めるようになるものだろう。そう考えれば、甲府において今季三浦氏が監督になったことに対するマイクと山本の考え方が違うのが判るかもしれない。

だからまあ、自分に課せられた守備のタスクをしっかり果たしたい、と考える選手たちに対しては仙台の堅守というのがいいイメージをもたらしているわけです(去年もセレッソとの争奪戦を制して角田を獲得している)。もっとも、その真逆のスタイルを行くセレッソにとっては悪い話ばかりではなく、川崎から横山を引っ張ることが出来たというのはいいことではあるんだけども。

そうしたコンテクストで考えると、ウチに入るのが濃厚だと言われているコンちゃんなんかは、もしウチに来るとしたら結構なチャレンジャーだとは思いますよw