大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

東亜4強比賽 日本 3-0 香港

2010-02-11 23:29:39 | サッカー全般
セットプレーで闘莉王がフリーになっていなかったら、と思うだけでも寒くなってくるわな・・・前半から彼がセットプレーでフリーになる度に、彼がターゲットになるのは過去の日本の試合見てればわかるのに何で香港はフリーにさせるかな、と思っていたけども。

まあ、これで日本の大会優勝はほぼ無くなったかな。最終節は中国と香港の試合なら殆ど勝負は決まったようなもんだしw 今の日本代表って、本大会で世界の強豪と戦うことを想定しているが故に、引いた相手というのを想定した戦術になっていない。そこにかみ合わせの悪さというのを感じてしまうんだけども、それは前回のフランス大会前のダイナスティ・カップの時にも感じたものだ。あの時に最後に中国に負けたんだっけ?

だからまあ、前線に大久保だの岡崎だの玉田だのを起用するのは、多分高い位置で奪ってからのカウンターで裏に抜けられるFWというのを想定しているものだと思うんだけども、逆に言えば相手が引いて、特に中をガッチリ固められた時には何もできないということにはなるんだけどもね。それならそれで、引いた相手に対する攻略法というのを考えないと行けないということになるんだけども、それをやらないというのは、本大会では日本相手に引いて守る相手がいない(たとえリードしていても)ということなのか、それとも相手との力関係に応じて戦い方を変えるという柔軟さがないのかなんだけども・・・

以前ラグビー狂会だったかが編纂した本の中で、丁度平尾ジャパンをもってしてもW杯で結果を出せなかった(この時のジャパンには元オールブラックスもいた)後に日本で指導していたキース・デイビスなるウェールズのコーチ(彼はグレアム・ヘンリーから日本の情報提供を求められてそれに応じた)が、日本がこの先どのようなスタイルで行くべきかというアンケートの設問に対して、そのような質問に誤解があるとして、本来なら相手や気候条件に応じて、オープンに展開したり、キックで応戦したり、或いはFWで押し込んだりするような戦いを選択する柔軟さが必要でW杯の準決勝まで上がる国は日頃から国内リーグで経験しているという風に回答していたのを覚えている。

その点で行くと、今のJリーグで結果を残している選手たちって大体リアクションサッカーが染み付いているわけなんよね・・そう考えると、ある程度相手に6-4でペースを握らせておく方がいいのかもしれないんだけども。ただ、その理屈で行けば、週末の韓国戦は実力的には相手にも攻められる時間というのがこれまでよりは増えてくるとは思うんで、そこで結果を残せないと理屈の上では可笑しくはなるんだけども。

相手に応じて戦い方を変える柔軟さがないから、格下相手でも格上の相手とやるやり方を突き詰めている、という感じにしか見えない。まあ、イライラはたまる一方なんだけどもね。

ところで、今大会中国が調子いいんだけども、スタッツを見たら分かるようにシュート数では韓国が圧倒しているわけなんですがね・・・これは中国が基本的には実力が日韓より下ということを認めた上で、出来ることをやって行こうという風に方針転換したに過ぎないわけで、むしろ今までそうした現実を認めて来ずにフツーにやって日韓に負け続けていたのが不思議でならなかったわけです。今のところ国内では賭博問題で揺れているかの国が将来的に日韓のライバルに成り得るかと言えば今のところ懐疑的ですね。だって、中国が韓国に勝ったという話をしても、「珍しいね」で筆者の周りの中国人は片付けていた。本当は初めて韓国に勝って嬉しいはずなのに素直に喜べない中国サッカーの現状がそこにある。この問題は中国人以外にはなかなか理解しにくいかもしれない。