大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第13輪 川崎前鋒(正面)1-1大宮松鼠

2007-05-30 07:59:48 | ガンバ大阪
フクアリ遠征の翌日は日曜開催のJ1の試合をマッタリ見ようと決めていた。首都圏での試合となると、等々力か埼スタということになるのだが、ここは等々力を選択。まあ、埼スタは超満員だろうし、浦和の試合は基本的に浦和のサポ以外しかお金を払って見るものじゃないだろうからというのがその理由ではあるのだが。

蘇我駅からサポ仲間と共に横浜へ移動し、「招福門」で昼を食べた後に武蔵小杉駅まで東横線で移動。等々力へ行くのも一昨年の優勝決定メモリアル試合以来久しぶりだが、前回は新丸子駅から歩いた為(アウェーのゴール裏ならこちらの方が近いかもしれない)、小杉の駅からバスに乗るのは初めてであったが、ホームとアウェーのサポがかなり乗り込んでいた。

スタジアムへ到着してから私たちはホームのゴール裏の方に席を取る。ご存知の通り川崎のコアサポは他のスタジアムと違ってゴールの真後ろには陣取っていないため、この辺りはマッタリゾーンである。といっても回りは水色のユニを着た人たちばかりだったんだけどね。席を仲間に見てもらっている間に、等々力のホーム側を散策してみたのだが、これがなかなか面白い。

売り場では、マイカップ持参の客には50円値引きで売っていたし、勝サンドというネーミングの食べ物(まあ、食べ物自体は普通ですけどね)もあり、いろいろな特産物も売ってある。さらにメインスタンド側に足を伸ばしてみると、ガンダムのフィギュアが並べられている。確かシャアザクだったっけ?他にも三国志の登場人物をモチーフにしたガンダムも見かけられる。さらに、横では子供たちが列をなしているので何かなと思って目をやると、レーシングカーで競争するゲームをやっているではないか。まあ、バンダイがスポンサーであるからこういうことができるんだろうけども、こういう企画は非常に面白いと思う。子供の頃にガンプラに熱中した子連れの人たちを見事に狙い撃ちして家族で楽しめる雰囲気にしているのだから。

その隣ではホットドッグが売られていて自由にトッピングできたのえ、キャベツとチリソースを仕込み、ビールも買って試合開始を待つ。試合開始前には、ケガから回復したフランシスマールの紹介や、チョンテセが北朝鮮代表選出の知らせがアナウンスされていた。選手が入場してくると、エンドが変わっていた。どうやら大宮が反対側を選択したらしいがこれがどうでるか。

試合自体はジュニーニョが出場停止、谷口が負傷、関塚監督がベンチ入りできない状態にも関わらず川崎が大橋を起点に攻撃を作っていく。まあ、開始5分の時点で今日の大宮は勝てんわ、と思ったんだけども川崎もジュニーニョを欠いているせいか、ドリブル突破のアクセントがなく、どちらかと言えば森や左サイドに入っている黒津のクロスからチャンスが生まれるものの得点には至らず。大宮はといえば、吉原が右サイドに位置しているのだけども、彼の本領はそんなところでは生きないから、チーム事情とはいえ、見ていてうら悲しくなってくる。

後半、やっと川崎が目覚めて先制点を奪う。すると大宮はエニウトンを下げて2トップにし、吉原をトップの位置に上げて裏を取ろうとするのだが、あと一歩でボールに届かなかったり、オフサイドに掛ったりといった具合でなかなか崩せない。終盤大宮は左サイドバック田中を下げて、DFを一人減らして最後の攻勢を掛けてきた。右サイドを起点に最後バックヘッドがファーポストに当たって同点ゴール。今日の最低限の仕事を果たしてくれてご苦労様でした。

川崎はジュニーニョが不在だったことがやはり大きかったが、ベンチの采配次第では拾えた試合だったかもしれない。もし、セッキーがこの試合も指揮を執っていたなら、交代も以下のようになっていたかもしれない:

1.大橋を途中で下げなかった
2.不調の我那覇をもっと早くからチョンテセに代えて、前線からのプレスを効かせていた
3.綻びかけていた左サイドのケアに、井川を投入していた

実は、ロスタイムの失点場面は左サイドバックに入っていた伊藤が目測誤っていたところを突かれたものだった。3バックだとサイドを狙われやすいから4バックを少しづつ試していっているのだけども、懸案は左のサイドバックか。ただ、それもフランシスマールや村上が戻って来たら何とか解決できる問題だろう。もっとも、井川だってもう少し使っていいと思うけどね。

試合は全体的にマッタリしすぎていた感じだったが、それでも川崎の強さというのは垣間見ることができたとは思う。基本的にはジュニーニョのチームだが、不当な判定から彼を守るべく審判に抗議した関塚監督はそれが一番よく判っている。この一件でむしろチームの結束が高まったとなると、川崎は今後浦和以上に厄介な存在かもしれない。

今回の観戦は、普段の参戦では見ることのできない、ホーム側の様子を見ることができた点でも有意義なものとなった。8月にも私は来る。ただし、今度はガンバのサポとして川崎を倒しに、アウェーゴール裏に陣取るから、川崎の諸君覚悟しといてくれ!