大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

國家比 J聯賽第11輪 大阪鋼巴1-1浦和紅宝石

2007-05-14 02:01:21 | ガンバ大阪
アウェー遠征の楽しみの一つとして現地でその土地の雰囲気を味わうことがある。今回埼スタへ行くにあたって、敢えて南北線には乗らず、京浜東北線で浦和駅で降りたのもその為だった。浦和駅自体はなんだかこじんまりした感じで、大阪で例えるならさしずめ南千里か桃山台かといったような雰囲気だ。雑誌にも取り上げられた「かめ福」で五目チャーシューメンを食べたが、大きなどんぶりに具だくさんなのが良かった。

食後にスタジアム行きのバスに乗り、バスの最後尾の席でご一緒した浦和サポとひとしきり、審判問題やお互いのチーム状態、そして少し他チームのことも話こんだりした。意外だったのは、赤サポもジャスティスを嫌っているということ。他サポから見ればあのオッサンの笛は埼スタにおいてだけは浦和寄りかと思っていたのだが、やっぱりホームのサポからも嫌われているというのは本当のようだ。まあ、自分だって他の試合ならともかく(ガンバはジャスティスとの相性は悪くない)埼スタでの試合だけはヤツと当たるのはイヤだと思っていたからこの点は話が合った。ただ、今回の試合のレフェリーが西村とはねえ・・・

試合の方はガンバが概ね力を出せていたとは思うのだが、やはり浦和はホームへ戻って来るとアウェーなどとは比べ物にならない程の集中力を見せてくる。インドネシアではピッチがあの状態だから走ることも、パスを廻すこともままならなかったけども、こちらでは大観衆の声援を受けてか、前から積極的にプレスをかけてくるし、サイドチェンジで相馬にボールを預けると1対1を仕掛けて来る。実は来る途中でもバスの中から、10キロ以上走行するサイクリスト、マイカー族、それに浦和美園近辺のマンション(まだ何もないあの場所にマンション買うのはよっぽどレッズが好きなんでしょう)から出てくる赤い人たちを見たのだが、ああいう人たちの姿を見ると浦和のホームでの強さには納得してしまう。彼らによって浦和は支えられているのか、と。国立なんかとはやっぱり全然違うわ。

まあ、それでもシュート数はあちらが上回りながら、(正確に数字は出せていないが)枠内シュートの数で言えばこちらの方が上回ったんじゃないだろうか(ちなみに中国のサッカー記事のスタッツでは枠内シュートの数というのも出しているんだけどね)。ただ、それでも終盤になれば、こちらの青木、安田が、あちらでは相馬、ネネがリタイアしてしまう程、両者共に疲労困憊モードになってしまったようで。

浦和の攻撃に関してだが、正直やられるとしたらサイドからのクロスにワシントンが合わせるというパターンだと思っていたし、彼なら数少ないチャンスでも1点は決めるだろうと思っていた。このチーム相手に無失点で勝つというのはそう容易ではない。ただ、今の浦和では2点目は取れないとは思っていたけどね。だからこそ、ウチにとって後半決定的なチャンスが2回あり、いずれもポストに阻まれたのは痛かった。1失点は仕方なかったから2得点できるかが勝利のカギだと思っていたが、浦和もサイドを捨てて3バックで中を固めていたから簡単にはゴールをこじ開けさせてくれなかった。

この試合の審判について言っておくと、西村が後半PKをワシントンに与えたのは、前半のゴール取り消しに対する帳尻合わせっぽいものだったかもしれない。大体彼は鹿島戦の時の退場処分においても帳尻合わせをした前科がある。前半のワシントンのオフサイドだが、浦和の選手が蹴ったボールがガンバの選手にたまたま跳ね返って、オフサイドのポジションにいたワシントンの方に出たらルール上はオフサイドである(ただ、パスという風に解釈されたらオフサイドではなくなる。この辺は前にも指摘したが、W杯のスイス-韓国戦でのスイスの2点目のゴールの状況と似ているところであるのだが・・・)。この辺は自分はビデオで確認していないのだがどうなんだろう?

今回埼スタでは勝ちたかったが、赤サポに対してはガンバの強さを見せることができたという意味では収穫だっただろうか。だから赤い皆さんよ、ACLのシドニー戦ではくれぐれも負けないで下さいよ。負けてしまったら、我々の立場が亡くなってしまいますからねw