大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

大黒を獲ろうとする大宮にこれだけは言っておく

2007-05-17 07:51:40 | ガンバ大阪
出遅れたけども言っておこう。

大黒は既にガンバが手放した選手である以上、大宮にだってやりたいことをやる権利がある。大黒が試合に出ることに拘って日本に戻るなら大宮も彼にとっては選択肢の一つだ(今のガンバじゃ出番はないだろうし)。

ただ、大宮が何かを変えないといけないとするなら、それは補強ではなくて、今の守備偏重のサッカーじゃないかと思う。監督を今年わざわざ代えたのはもっと攻撃的サッカーを目指す為ではなかったのか?それなら別に前任者でも良かったんではないかい?だってあの人は今札幌で単に「昇格する為だけのサッカー」をやって確実に勝ち点を積み上げていらっしゃるわけですし。

余談ではあるが、前節弱い方の大阪と対戦して1-0で勝ったそうだが、都並・西村解任騒動で揺れるあのチーム相手に1点だけとってあとは流してしまうんだから恐れ入ります。かつてのダービーで6点も7点も取ってしまうような大人気ないことをしたウチにはそんな余裕がありませんでしたからね。

まあ、弱い方のことはさておき、大宮については開幕戦で対戦した時の記憶しかないのだけども、今の彼らを見ていると負けないサッカーというのが先にありきで、あわよくば残留争いをしているライバルが落ちてくれればいい、という風に考えているように思える。確かに今のチーム事情を反映しているのは判るのだけども、こういう戦術では今年残留できても結局来年は同じことの繰り返しになるんじゃなかろうか。それは三浦チャンが現在指揮を執っている札幌もそうだろう。前任者のままで上に上がれたらJ1でもそこそこやれたと思うのだが、今の守備偏向戦術では上に上がれても、1年で逆戻りというパターンだな。

結局何が言いたいかといえば、大黒を獲るに当たって同時に変えないといけないのは、今の戦術であるということ。リスクを冒してでも勝ち点3を取りに行くという姿勢がなければ大黒は宝の持ち腐れになるし、第一今の現状を打破することにはならないだろう。もし今の守備偏向戦術を変えないというのなら、ワシントンみたいに自分ひとりで何とかしてしまうタイプのFWを連れてくるのが一番だと思うけどね。いわば、さいたまのお隣さんがやっておられる路線の踏襲ですね。

「そんなことは上位にいるチームのサポに言われたかねえんだよ」とJBアンテナ経由で見に来られた大宮サポの方は思っておられるに違いない。そう言われるのは私は百も承知の上で敢えて言わせて頂いている。もし自分が大宮サポであったら、一番歯がゆく感じるのは、今の消極的な姿勢じゃないかと思うからである。

残留(昇格)だけの為に小さくまとまらない、それが結局チームの成績を押し上げるいう逆説を実行しているのが、次節に当たる柏だと思うのだが。その意味で週末はできれば両者いい状態で、雨が降らないピッチで対戦できたら面白いな、と楽しみにしている。