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大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

うーん、ショーキがなあ・・・

2013-10-03 07:20:55 | ガンバ大阪
愛媛戦からすでに4日たったけども、試合のことについては他の人達が散々触れておられるので、自分の方では簡単に。3バックのチームと先月はずっと対戦したんだけども、その割には相手の3バック(というか守備時には5バック)でDFが5人並んでいる状況で、いかに崩すかという認識があまり共有されていなかったというか・・・前半14分に宇佐美が左サイドでつぶれる形を作ってその裏に藤春が走りこむとか、或いはその後右サイドで、ロチャと加地さんと阿部ちゃんが連携とって加地さんが裏に出しかけた場面とかいうくらいしか意図を持った崩しの形が見られなかった。前半阿部ちゃんなんかは相手DFのブロックの間に位置していたり、或いは後半最初の頃に藤春が前のスペースを空けていたりしたところなんかには、相手を一端食いつかせておいてから裏のスペースに出してやろう、っていう意思は感じるんだけど、肝心なパスがまるで来ない・・・コンちゃんにしても藤春が見えていない。

で、それで業を煮やした健太さんが動くんだけども、なんで最初の交代カードがショーキだったか、ということなんだな・・・でもそれはむしろなぜパウ(途中で負傷したとはいえ、翌日のSULでは出ていたらしいが)よりもショーキが優先的にベンチに入ったかという理由の答えかもしれない。

ショーキって実は対3バック対策の秘密兵器だったから、ということぐらいしか考えられないわけ。確かにショーキって3バックの脇のスペースに走りこむのが上手かったんで、チームの中にそうした動き出しが出来る選手って以外と少ない。だからまあ、その攻略方を落としこむ上でショーキを使おうってことだったんだろうけども、彼を入れる前からすでに両サイドスペースがなくなってたんですけどもね・・・まあ、使うんなら相手が前掛かりになってきた後半頭から、ってことなんだけども、その時は守備が怖かったんかね?

まあ、確かにショーキの場合DFにまで寄せられないところが問題なわけで、次の栃木相手だと最終ラインからトップの方にクサビを当ててくるプレーもあるんで、使うのは余計怖いw (あの、一応ショーキをフォローするんじゃなかったの?w)

まあ、そうでなければ鯔に入るコースは一応ケアはしてくれるんだけども(実は彼が出ている
場面では後ろのバックラインが連動していないんで、彼だけが寄せるのは問題ありなんだけども、印象面では損している)、コース切りつつ寄せていく守備が出来ないからショーキは出番失っているんだろうけども・・・彼より得点感覚落ちる選手が試合に出る為にやっている守備っていうものをもう少し見てほしいんよね・・・確かにショーキって使われ方が良くないけども、もっと使ってもらうには何かが足りない。その何かを埋められるかどうかは本人の問題ではあるわけですがね。

いや、このままやとホンマもったいないと思うんですよ。このまま彼を燻らせておくには。けど、他のチームに出したりしたら今よりもフィニッシュに絡む機会が下がる上に、彼の苦手なハードワークなんかを求められたりしますからね(この意味では川西なんかの方がまだ欲しいと考えるJ2の監督はいるかもしれないが)。だからまあ、ぜひウチで開花してほしいと思うんだけども、その為には本人の意識改革というのが、って結局そこに行き着くわけですかw

J乙聯賽第34輪 松本山雅 2-2 大阪鋼巴

2013-09-23 23:02:38 | ガンバ大阪
前回のエントリでもセットプレー対策がカギだということは書いておいた。実際対策の後は伺えていた。水戸なんかとでは、ロチャの代わりに入っていた9番のポジションである川西はファーサイドに居たけども、今回はロチャをニアに置いていた。更に、ショートコーナーで近寄る相手選手には阿部ちゃんに追いかけさせていたんだけども、これは前節の岡山相手に船山が得点したトリックプレイを見てのことだろう。にも関わらず決められたのは、ソリさんの方が更にその上を言行っていたということかもしれないが。

というのも、2失点に共通してるのは、何れも藤ヶ谷の前にあらかじめ人に近寄られているということなんよね。最初の失点では、前節ゴールを決めてる船山が藤ヶ谷の前に入ってスクリーンをかけているし、キッカーにしても岡山戦と同じ位置でのコーナーでも、前回は左足のインスイングで蹴っていたが、今回は右足のアウトスイングで蹴ってきていた。藤ヶ谷の前に入られるというのは今までもなかったわけではないけども、それならそれで邪魔させないように誰かが見ておく必要はあったし、そういうイザコザなら、佐藤主審には北九州戦と同様に相手のファウルを誘う手が有効だったが…もっとも、北九州戦でも佐藤主審って藤ヶ谷のところにファウルの後駆け寄って話しかけてたから、そう何度も同じ手が使えるとも限らないんだが。

2失点目は、確かに目測を誤ってクリアしきれなかった藤ヶ谷のミスではあるんだけども、中に入る選手には無頓着すぎるし、更にはロングスローに気を取られてこぼれ球に詰めていた相手の犬飼を誰も見ていなかった守備陣にも問題はあるわね。別に藤ヶ谷のせいではないと言うつもりはないが、そこだけ責めるというのは問題の本質を見誤ることにはなるかもしれない。今季はセットプレーからの失点は少なく安心出来るものだと思っていたが、この点は再度確認しておいた方がいい、というレッスンがこの試合だったと言える。山雅が今の順位にいられるのも、監督の力というのが大きい。

ところで、選手交代の件だけども、現地では川西の交代相手がロチャではなく、宇佐美だったのには驚きの声が上がっていた。健太的にはウサロチャのユニットこそが得点力があり、代えるとしたらそのうちどちらか良くない方という観点に横浜戦の後から変わっているのかもしれない。それに加えて、川西にはボックスにとどまるロチャ(まあ、そのポジショニングのお陰で2点取れたんだが)という惑星の周辺を動き廻る衛星という役割を期待したのかもしれないが。確かに川西はアクセント付けていたし、宇佐美はキレを欠いていたのは事実だが、前線での流動性を書いてしまったな、という感は否めなかった。TMで秋が出場したらしいから、次はゲーム終盤からでも出られるのなら、だいぶ助かるんだけども。

最後に、スタジアムの雰囲気は最高に良かった事を付け加えておきたい。お互いが応援において出し切ったと言えるかもしれない。あと、リプレイで確認したけども、白井選手が着地した時にロチャはあれはないよな…全治六週間か。1日も早い復帰を祈ってます。

J乙聯賽第33輪 大阪鋼巴 5-0 水戸葵花

2013-09-16 23:27:26 | ガンバ大阪
この試合のターニングポイントは、阿部ちゃんがキックフェイントから決めた2点目ミドル。ちょうどディフェンスの選手がブラインドなってくれていたんで、水戸ちゃんのGK本間ちゃんにはコースを予測しづらかっただろう。けど、そういうのをもし見越して狙ったんだとしたら阿部ちゃんのシュートセンスって非凡ではありますけどもね…

で、そのゴールが健太監督は加地さん=>星原に次ぐ交代カードとして、ロチャから川西にスイッチする決断を早めたと言えるかもしれない。この交代によって、川西が攻守において実に柳沢的な働きをしてくれたのがその後のゲームを決する事となったわけ。前線からの守備においても、鯔に入るコースを消しつつ、相手の最終ラインにしっかりとプレスをかける事が出来たし、セットプレーの守備でもファーサイドの深い位置まで戻ってしっかりとタスクを果たし、カウンターに繋げる。そして攻撃においては、中盤まで下がってポストプレーを果たす。なんか往年のヤナギを揶揄していた繋ぎ沢、って言葉を思い出すけども、川西なんか正にそんな感じ。いや、褒めてるんですけどもね。

いやあ、今迄何で川西が使われなかったのか監督を問い詰めたい気分ですよw
ホンマに点取る以外タスクをしっかり果たしてましたからね。逆に言えば、点を取るという部分で物足りなかったからこそ、今迄不遇だったかもしれんし。健太監督の考えからすると、FWは点が取れる選手という基準に基づいていたものと推察される。だからこそ皆が散々文句言うてたショーキなんかはずっと使われていたんでしょうね。もしかしたら、この試合での実は川西は得点期待されていたというよりも、リードを奪ってから崩れないようにゲームをしっかりとコントロールするという文脈で投入されたのかもしれない。ゴール挙げたのは嬉しい誤算だったかのしれんけど。

そう考えると、この試合もウサロチャでスタートしたのは、得点力に期待していたから。そして、彼らに守備意識を持たせておき、彼らなりに守備を開始できるエリアまでプレス開始する位置を下げておいて、守備をさせる。ロチャなんかも一回プレスバックしてボールを奪う場面があったけども。まあ、ラインは理想はもうちょい高いけども、きちんとコンパクトネスは保つ。そして、水戸ちゃんの師匠らが割と低めの位置でプレスを開始する時にはしっかりと師匠との距離を保ちつつ押し上げる。勿論相手のFKの時にはゾーン一線でラインを押し上げておいて相手を牽制しているところは流石大輝といったところ。こういう形で前節の課題が修正されたわけです。

まあ、あのライン設定で行くなら、ボール奪う位置はやや下がるんだから、そこはバルサ相手にやってのけたセビージャみたいに、ロングカウンターの運用も視野に入れて(ロチャはしばし裏に抜けたい動きだししていたが)やっても良かったんだが。けど、それがなかったものの、徐々に中盤が空き出した中でポゼッションで相手を疲弊させておきながら、最初にセットプレーとミドルで2点奪えたのが良かったかな。

先制ゴールなんかはニアに立っていた宇佐美にピンポイントでヤットが蹴り込んだ時点で勝負ありなんだけども、それまでの二回のCKでアウトスイングで外に逃げるボールとショートコーナーを見せておき、そしてその次に宇佐美が相手ディフェンスの手前に立つ形で、本間ちゃんには見方ディフェンスがバスケットでいうスクリーンを掛けた形で届かないようにしていた。その先制ゴールのCKを呼んだのは阿部ちゃんの積極的なミドルだったことも付け加えておこう。

話を川西に戻すと、川西を使う前提条件としては、周りが点を取れているという状況かな。この点今の所ガンバでは、守備意識が向上した宇佐美は相変わらず変態ぶりを発揮してるし、中盤でも得点力は高い。この試合なんかは正に川西がハマる条件は揃っていたということだろう。

あえて気になるとしたら、コンちゃんと藤春の連携部分かな。藤春はだいぶポジショニングを煩く言われたんだろうけど、コンちゃんへカバーを意識するあまり、ラインコントロールしたい所に藤春が下がる所がある。まあ、コンちゃんの飛び出した穴が怖いからコンちゃんには飛び出しを封印させているのかもしれんけど、なんか中途半端な感じはするな。そのあたりを縦に抜けられたり、或いはセビージャのコンパクトな中央4枚を、ダニアウへの一発サイドチェンジで崩したバルサみたいに大外を使われるのが何気に嫌なんだけども、次節で対戦する反町さんはどう対策立てるだろうか?

天皇杯は今後のリーグ戦試金石になり得たか?

2013-09-11 23:58:02 | ガンバ大阪
BS劇場のご期待に添えられず申し訳ないw けど、次は必ず期待に応えて見せますんで、NHKさん中継御願いします。

試合の方はというと、ロチャが頭で決めた2点目のゴールなんかは、相手のDFの外側でロチャが待っていたから決められた。そのロチャとの交代前で下がったショーキなんかは、交代前に藤春のクロスに対してゴール中央のエリアに入っていたんで合わず。このコントラストは確か強烈やった。

けど、ショーキの場合、相手のウイングバックが上がっている陣形においては、3バック攻略のイロハのイである、3バックの脇のスペースに抜ける動きだし繰り返していたんで、これはこれでありなんだろう。

まあ、流石にメスタージャでバルサがやったみたに、セスクーメッシのホットライン一発でバレンシアに前プレを諦めさせたようなカッコいいもんではなかったけども、ショーキの動き出しが結果的には相手を5バックに押し込めることに繋がったと言えよう。

ただ、そのショーキに替えてロチャが入ったことで、宇佐美とは役割やプレーエリアでの分担が明確になったこととは記しておきたい。2点目なんかはロチャが右サイドでの攻撃に顔を出してパスを繋ぎ、相手のDFを右サイドに寄せておいてから左サイドへ展開し、宇佐美には1対1で仕掛けられるように仕向けたところであのクロスにズドンやったもんね。3点目はカウンターで宇佐美がドリブルえ持ち上がってから、ロチャが待っていた所にヒールでキチンと落としている。やはりこの二人は息がピッタリ合っているわけですわ。

今月は奇しくも同じ陣形の相手との対戦が続くんだけども、ショーキを頭で使って、相手のウイングバックを下げさせておいて、ポゼッションで押し込み、後半ロチャで仕留めるのはありなんだけども、健太監督がそこまで踏ん切り付くかどうかですな。攻撃考えるとファーストチョイスやはりウサロチャか。となると終盤の前線での運動量はヤットと秋が揃えば担保出来るか。そろそろ秋が戻りそうだけどもどの時点で行けるかな?

ちなみに、健太監督がミスが多いと言っていたのは、名指しこそしていないけども、中盤でパスミスした阿部ちゃんと決定機外したショーキの事を恐らく言っているのだろう。けどもこの二人はなんやかんや言いながらも使われ続けているわけで、この二人がベンチ入りし続けているのも裏返せば監督の期待の現れなんやね。

あ、もう今日は天皇杯か

2013-09-08 10:20:29 | ガンバ大阪
ようやく長崎との一戦を録画で見ることが出来て、感想をと思ったけども、じっくり振り返られるもんでもなく、今日は天皇杯なんですな。

長崎戦について一応触れておくと、最初の15分だけを見ると、一応こちらも守備時には相手の対策を施していた。相手は3421から攻撃時には433に変形するのは偵察済み。ということは、こちらも相手が攻撃時に6枚で来たら必ず数的同数かそれより一人余らせる形を作る。

問題はこちらの攻撃であって、ちょっとこういう相手に対してマトモに行きすぎたようには思えた。こういう相手に対する外し方というのは一応健太監督は持っているわけで、そのうちの一つが、相手が攻撃から守備へ切り替わる際に両サイドの脇の裏が狙い目だったわけだが、アウェイでの対戦でしょーきに狙わせたようなことはやらず。まあ、ロチャを裏に走らせるような事はしたけども、其れが彼にとって得意な形というわけではなかった。まあ、ショーキは今の所この試合限定でスタメンという信頼を得る所までは至ってなかったけど、相手を仕留める為の適材を生かすまで健太監督も踏ん切りがつかなかったわけか。

だからまあ、守備で一応ブロックは作れていたけども、低い位置から一気に飛ばすわけでもなく、普通に繋ごうとして相手のプレス網に引っかかる事が多かった。

ところで、失点場面というので振り返ると、気になるのは、1点目よりは2点目だったか。内田がボールを奪われてからすぐ位置的フタチャレンジに行ってかわされていることと、大外を藤春が見ていなかったことがクロス上げられていた事が問題だった。ここで気になる事は、藤春のポジショニング。彼が大外を捨てて中に絞る形でコンちゃんカバーをしていたのは、実はあそこはコンちゃんが前でチャレンジする前提だったのだろうか?

まあ、もしそうなら、健太監督なりにコンちゃんが上がる時のカバーを徹底させたということなんだが、それならコンちゃん前に出る守備して欲しかったけどもあそこは出られなかったということか。けど、今のウチの守備ってどちらかと言えばタッチラインという偉大なDFと連携して外側に追いやり、クロスは中で跳ね返すという前提で守っているわけで。コンちゃんの奪取力を活かすんなら、寧ろサイドでは縦を切って中でコンちゃんが奪い易いポイントまで追い込むべきなんじゃないのかね?となると、今のコンちゃんのCB起用は寧ろ消去法でしかないんだろうけども。

ちなみにクロスで加地さんが後ろのマークを見失うって今に始まった事ではないし。この試合勝つとしたらパウリーニョに対して後ろからのチャージには開幕戦の時と同様にキチンとPK取って貰えたらってとこぐらいだったsだろう。ガンバってあまりこういうので意見書とかを出さないチーム体質なんよね。まあ、出したら出したでリーグから余計心証を悪くするというリスク有るけどもw

ま、リーグ戦については今はまだ慌てる時期ではないんで、今日の天皇杯でどんだけ控え組がアピール出来てるか見てみよう。

横浜戦

2013-08-28 07:49:41 | ガンバ大阪
段々涼しくなって来ましたな。それによって選手らの運動量がどう変化してくるかは見ものなんだけども。加地さんのミスが起点となって失点して追う立場になったとはいえ、ある程度前から追いかけられるようにはなった。

まあ、その分追いついてからは前プレを控えるようにはなったんだけども。前節指摘したラインの間延びの問題は、前から当たるんならラインは押し上げ、行かないんなら最終ラインはリトリートするという解答を健太監督は見いだしていた。まあ、そうなると後者の場合、後ろの高さが、っていう問題はあるわけで、そこを田原にはやられましたな。

健太監督としては、若干スタメンを入れ替えたのには、早い時間での失点を防ぎたい思惑が有ったからだろう。それをぶち壊したのが加地さん。いや、加地さんはあれ以外は攻撃参加もクロスも割と良かったし、サイドで大森や宇佐美との連携も深まってきているとは思うんだけども、だからあれがね…まあ、結局の所加地さん居たらそこで競争しようという選手は中々入って来ないことですわ。そこはGKと同じなんだけどもね。

まあ、あの失点場面だが、横浜の2トップの永井とカズがシュナ潤のロングキックの際に中央に固まるんではなく、サイドに張るようにした分面食らった所はあるんだけども、ミスを誘発させる素さんの狙いに嵌められたか。まあ、でも横浜FCって個人的には好きなサッカーなんですね。チンなんかはトップ下居ながら下がってビルドアップを助けてるし。あの内容で何で低迷してるか、って思うけども、パスサッカーだけ勝てないのがJ2という所なんだろうな…

自分たちのスタイルっていうのを貫こうとして、最後逃げ切り策を取らずに湘北に不覚をとった山王の教訓を学ばないと行けないのかもしれない。今何故ガンバが首位なのかというと、内容が良くないながらも勝ち点を積み上げているという現実主義的な手法も織り交ぜている(別に勝てば何でもいい、という訳でもないが)という事も忘れてはならないだろうな。

鳥取遠征を終えて

2013-08-24 10:54:34 | ガンバ大阪
試合時間よりも帰りのバスを待っている方の時間が長かったw

圧勝というスコアに、3位との勝ち点差が15と今季最大。試合数程の勝ち点差がおいつきにくいとするならば、昇格はほぼ見えてきた。あえて気になるとすれば、今後離脱組が復帰してから秋以降の布陣の組方が贅沢な悩みになるんだろうけど、一歩違えば、コンフェデ杯直後に代表組が戻って来た時のようにバランスを崩す事になるかもしれない、というリスクはある。ただ、多分そうなったとしても、健太監督なら2,3試合で調整出来るだろうと思います。

だからこそ、鳥取戦で気になったことを書いて見たいと思う。

開始早々の失点については、あまりにも力の差があるせいか、前線の選手らは高い位置でボールを奪おうとしたけども、バックラインの押し上げがままならなかったのが原因だろう。

失点場面の前にも久保にシュートを許した危ない場面があったが、あの時も、最初ロチャが前プレをかわされ、大森がサイドから前にスライドしため、加地さんが大森の持ち場まで上がってトイメンを監視する必要があった、その時に加地さんの背後の所で起点を作られ、そこへボランチがケアに行くとあら不思議。中央では、バイタルがぽっかり空いてしまい、センターバックが一対一に晒されて居た。

ウサロチャが前から当たりに行ったということは、彼ら自身の調子が上がって来ているということと、あと彼らのストライカーとしての本能というか、出来るだけボールに触りたいという気持ちもあったということかもしれない。

そうすると、今後はラインの微調整をどうするかが問題になって来る。前に書いたのは、対人能力とラインの調整を考えると、西野ー岩下が恐らくベストな並びだろうとは思う。まあ、今月はなんとかコンちゃんで耐え忍ぶしかないんだけども。

個々の選手にも触れておきたい。オさん(オッさんと言うと、誰がオッさんやねん、という見事な切り返しが返って来るw)とショーキについて。

オさんは、クロスの入れ方を観て、ロチャと一緒のところで見たかった。ショーキについてだが、確かに皆さんの彼に対する不満は解る。

ただ、ショーキが使われる状況考えると、あんまり前プレにで穴空けちゃいけない場面なわけですわ。ややリトリート気味に位置して、相手がボラに楔入れるコースを切りながらボールホルダーには寄せる事は一応やってはいるんだけども、こういうのって見た目には中々一生懸命さが掛けているように見えてしまうのが、彼の損している部分だとは思う。因みにショーキの場合、リードしている状況でも其れなりに使われるのは、やはり健太監督からはカウンターでの得点を期待されてるからなんだろうか?

まあ、オさんにしてもショーキにしても、もう少しいい場面で使ってあげたら、という気持ちはあるものの、彼らは常時チャンスが与えられてるわけではない。となると、こういう数少ない状況で、自分に何が求められているかを理解して、できることをやって行くのが大事なわけで、そこから徐々に監督の信頼を勝ち得るしかないんだろうが…特にショーキは7月の空白期間中でチャンスを与えられていただけにね…なぜこういう使われ方なのか、っていう事についてはこれ以上書かないけども。

札幌戦~流れを変えた前線3人の流動性

2013-08-20 07:57:32 | ガンバ大阪
明日はもうアウェーで鳥取行くのか・・・札幌戦をじっくり振り返っている暇もないんだけども、簡単にターニングポイントであった後半開始早々について書いておきます。

前半はコンササポのブロガーさんも書いておられたようにある程度札幌の思惑どおりに試合は進んだとも言える。前節の福岡との試合を見て分析していのかは解らないが、前線からは無理にチェイシングせず、2トップを中盤の位置に下げ、かつラインを上げてコンパクトな陣形を保って、こちらの方からは真ん中にクサビの形を簡単に入れさせないようにしていた。そして、札幌から来たせいか、大阪の酷暑を避けるように前半はスタミナを温存し(試合前のアップでもずっとピッチの日陰の側で調整していたくらいだし)、後半勝負を掛ける算段だったのだろう。

その流れが変わったのが後半開始早々こちらが先制してからなんだけども、その前に伏線がいくつかあり、後半開始早々からロチャが右サイドへ流れる形で、宇佐美も右へ動きながらヒールで落とし、右サイドから走りこんだ大森が真ん中に飛び出して来る。こうした流動性が札幌の守備陣を混乱させていた。

先制点の起点となったFKにしても、右に流れたロチャが上原に倒される形で得たものだが、前半あまりマッチアップのなかった上原に対してロチャをさらけ出してファウルを貰い。西野君の頭に合わせた先制ゴールにしてもファーに宇佐美とロチャが流れてディフェンスを引きつけたからこそ、西野君が上原を振りきってフリーになれたといえる。まあ、それに合わせるボールを蹴ったヤットもお見事なんだが、あの時ディフェンスにウサロチャを意識させるように前半からのセットプレーで持って行っていたのがヤットなわけでしょう?彼のキックだけでなく、セットプレーでの駆け引きの上手さにも感心するわけなんだけども。

結局のところ、後半開始早々がターニングポイントで、前線3人が見せた流動的な動き出しが
流れを変えた、というところだった。ちなみに、2点目の後にフィールドプレーヤー全員が宇佐美の方に駆け寄っていた時、一人コンちゃんだけがセンターサークルの中に入って、札幌のキックオフを遅らせようと粘っていたのも記しておきたい。

札幌について言えば戦術フェホというのがこちらからすれば的を絞りやすかったとも言える。レ・コン・ビンはどれだけ出来るか、個人的には見たかった気持ちはあった。今純粋に戦力として彼を使いこなすならば、相手に全く知られていないというところが彼の強みではなかったか?データがなかったら加地さんなんか大学生に抜かれたこともあったくらいだから、出て加地さんのトイメンにいたらえらいこっちゃ、と思っていましたがw

現状ではベンチ入りメンバー一人増員っていうのは要は彼をベンチ入りさせたいわけなんでしょう?まあ、札幌さんには札幌さんの事情があるし、レ・コン・ビン入れることで、東南アジアへの進出を目論むJリーグからは配分金の面で何かしら恩恵が期待出来るのであれば、部外者がとやかく言うことではないんだろうけども・・・

ただ、財前監督からしたら、一人増員になったんなら、実力上位の選手を使いたいっていう思いはあるんだけども、彼もまた一人増えた意味というのをよく解っているのかもしれない。

補強についての考察~なぜ補強しないのか、と苛立つ前に

2013-08-15 07:49:48 | ガンバ大阪
ここまでの今季のガンバを振り返ってみると、今のレアン家長離脱してから、登録の関係での空白期間は仕方ないとは言え、ウサロチャを連れて来たフロントには文句はない。ユース出身者で脇を固めて人件費を極力抑え、足りない部分、特に決定機に関してはお金を出して買う、というチームの編成がしっかりと出来ている。

その2トップを軸にして作る為に前に重心を置くか、歩いは失点しないことを第一に考えて後ろに重心を置くかは別にして、その二つのいずれかをやるにしても今の怪我人の状況考えると、人出不足なのは否めない。だからこそ、今月は何とか今のメンバーで持ちこたえて、天皇杯で離脱組を試運転出来るようになれば、という所ですかね。多分もう補強はないでしょうから。

この時期にあえてフロントに対してお願いするとしたら、これ以上誰も居入れる予定が今のところないのだとしたら、大塚の時のように移籍期間終了間際に誰もとらずに、中にいる別の誰かを出すといったことはやめて欲しいということぐらいか・・・まあ、登録期間ももう終了間際ということであればそれはないんだろうけども。

この間出た武井なんかでも、今この時期は貴重な戦力ではあるし、ベンチ入りすらしていない星原や沼田なんかでも、練習試合や、戦術確認の紅白戦を行うにはやはりポジション上は居ないといけない選手なわけで、試合に出ていなくてもチームに貢献しているのを忘れてはいけないだろう。

まあ、梶居さんって、自分の前の上司を反面教師にしているような人なんで、そこら辺解っているんだろうとは思うんで取り越し苦労かもしれないが。でも、入る予定が立ってないのに先に先週を出してしまったという事をやってるチームもあるわけで…それはズバリセレッソなんだけどもw

まあ、お隣さんの場合、今の状況を好意的に解釈すれば、ヒゲの名強化部長さんは、誰かを入れるつもりで先に出す選手を決めておいたのが、入れる話がポシャったのか、或いは話がなかなかまとまらないで、ここまで引っ張ってるかのどちらかでしょうね…もし後者だとしたら、それはそれで登録ウィンドウが空いてるにも関わらず、空白期間を作ってもうた、というのが批判対象になるのかもしれないが…

ただ、自分は別にここでお隣の強化部長さんを責めようという気はない。寧ろ、この人に対しては、仕事してないという目で身内から見られている分大変やね、という風に見ているわけです。

それ程までにシーズン途中での補強というのは難しいものだからだ。それを成り立たせるには、

1. 資金の問題
2. チームの編成状況
3. オファー出した選手から見て移籍先のチームがどう見られているか
 (出場機会を求めて出るという選手たちはどのチームなら出られそうかを見ている

と言った点をクリアしておかないと行けない。2,3については弊ブログの長年の読者の皆様なら私が何を言わんとしているかはお判りだとは思う。だからまあ、ウチで言えばなんで加地さんのバックアップ穫れないのか、なんてことに苛立つ人は弊ブログの読者であるガンバサポの皆さんの中にはいないんじゃないでしょうかw

例えば、資金の問題というのは、何も年間予算の多寡といったことだけではない。寧ろ、年間予算はシーズン開始から決まっているわけで、シーズン途中からの補強となると、誰かが売れるなり、スポンサー等の新たな財源確保ぢない限りできるものではない。この点についてはJ1、J2に関係なく、上位よりも寧ろお尻に火のついた下位チームなんかの方が、懸命にやりくりして補正予算を組んで補強には動いている。上位チームは今のところこのままでいい、と考えているところが多い(神戸なんかはレアン獲得資金用意していたものの、その話が流れると他に誰もとる動きは見せてはいない。まあ、今年は2位以内に入るればいいと考えるとそれでいいのかもしれないが)。

まあ、その意味じゃ、お隣の梶野さんも色々と言われて大変やね、と思ったりもするんだけどもね・・・


J聯賽第28輪 大阪鋼巴 1-0 福岡黄蜂

2013-08-13 14:43:22 | ガンバ大阪
前半からの福岡の前プレ開始位置がだいたいこちらがボラにボールを入れたあたりからであるのを見ると(明神のところが刈りどころになってた)、さすがにプレッシングのスタイルをこの猛暑で貫くのは福岡といえども厳しいのだろうとは思った。ということは彼らの狙いは後半から、こちらの足が止まりだした頃に走り勝つというゲームプランで来る。これは大体今季の対戦相手がもくろんでることだと言っていい。こちらとの戦力比較した場合、相手がこちらに対して上回れる部分というのはやはりそうした運動量ということになるからだろう。

となると、ウチの側からすると、前半はある程度主導権を持って戦えるということが言えるのではないか?あちらのやり方にハメられる前にこちらが先制して主導権を握れば苦しい時間帯になってもなんとか凌げるというめどは立つ。欲を言えば2点ぐらいのリードで折り返したいくらいのところではあったんだけども・・・まあ、あちらでは唯一ゴールのにおいのした石津が後半バー直撃のミドルを放ってから下がると、バイタルのところまできっちりスペース埋めているこちらに対してミドルが枠に飛ぶこともなかった。健太監督が前節までの失点の原因としてバイタルエリアのスペースを埋められていなかったという課題に対し、ややリトリート気味にして裏への飛び出しとミドルを埋めるブロック守備で回答を引き出した手腕はいかにもこの人らしい。ただ、その一方で、前線のウサロチャは守備に戻る分体力を使ってしまい、宇佐美はビルドアップで下がってくることもやってるんでその分後半決定機を外したというのが皮肉なところだったが、ロチャが決めるところを決めてくれたんでそこが勝敗を分けたというべきか。

福岡の決定力不足に助けられたところがあったということならば、次の札幌というのは、フェホとか謎のベトナム人といった、こちらがあまり情報のない選手と当たるという不気味さはある。知らない選手同士というのは、ある程度攻撃の選手が最初に仕掛けられる分有利というところもあるんで、そこをどう抑えるかですな・・・