ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

11月25日のこと。7月15日のこと。

2023-07-03 | Weblog
前の投稿から半年以上も経ってしまった(-_-;)。
こんな状態だから次はいつのことになるかわからないので(なんて言いながら、気が向けば続けて書いたりするのかもしれないけど)、
まずは5か月後の朗読公演のお知らせです。

一昨年出版した「夜の言箱」の中に、一通の手紙という短編が入っている。
それはその何年か前の朗読劇「オルゴールの船」の一部を独立した物語にしたものだけど、
今回はその一通の手紙から発展させて、また別の物語を作ることにしたのだ。
一度書いた物語を別の結末にするということは初めての試みだったけど、今回、結末を書き上げた時は、ちょっとした感動だった。
起承転結の転の部分から登場人物は前とは別の道を歩み始め、「こんな方向に行くんだ!」と自分でも驚く。
それから新たな視点での物語が見えてくる。それは、自分自身の色んなことの落とし前がつく瞬間でもあるのだ。
私が書いていて楽しいと思うのはこの時かもしれない。
自分の心の落とし前がつく時。
落とし前をつけるというと、失敗したことの後始末をつけるという意味のようだけど、ここでは負の意味ではない。
私はいろんな出来事に自分なりの落とし前をつけて生きてきたような気がする。
落とし前をつける相談相手は自分自身だ。そして自分自身をわかっていくのは、私の場合、いつも書いている時なのだ。

今回は作品を書く前にまず公演場所を予約した。

京都山科の我が家の近くに、築100年以上という庄屋さんのお屋敷がある。
そこが夕方からBarになる。色々ライブなどもしているようで相談してお座敷を使わせていただくことにした。
せっかくならそこが舞台にもなる物語をと、明治生まれの女性を書こうと思い立ち、そこで、一通の手紙の瑠衣子を思い出したのだ。
来てくださるお客さんが臨場感を持ってこの物語を味わってくださることと思っている。

出演はPアクトで知り合った4人の女性たちと東京でいつも私の作品を上演してくださる劇団大樹の川野さん。
そして、Barのマスターである学さんにはギターの生演奏をお願いしている。
楽しい会にするためのあれこれを考えていて、今からワクワクしている。
チラシが出来上がるのは9月ごろ。予約サイトもその頃に立ち上げます。
私のFBやこのブログからも案内しますし、制作のゆうこちゃんからも案内があると思います。
一回だけの公演ですし、沢山は入れない空間なので早い者勝ちです!(^^)!。どうぞお楽しみに!

さて、近い所では、7月15日、札幌に行ってきます。
渡辺淳一文学館で、万華鏡という朗読グループの方たちが、「微熱の箱」から私の小品を読んでくださるというのです
(写真、横向きでスミマセン)。
いい時期なので、旅行を兼ねて観させていただきます。
「夜の言箱」の販売もしていただく。サイン付。買ってくださるとうれしいです。























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