ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

「月舟屋のはなし」、終了しました!

2023-11-29 | Weblog
星みずく公演「月舟屋のはなし」、無事終了。とても贅沢で楽しい時間だった。

自作を語る一人ユニットを2008年に立ち上げ、演劇活動とは別に、カフェやギャラリーの小さな空間でライブ活動をしてきた星みずく。今回で何回目になるのだろう。
一回目のタイトルが「甘い十字架」。演劇で知り合った役者さんたちを誘って、古本屋さんとギャラリーが一緒になったような場所での公演だった。入り口からお客さまがあふれていたことを思い出す。
それから「オルゴールの船」(大阪市内のフジワラビルという古い洋館だった)「みみずく町異聞」(この作品は二回やった。フジワラビルと高槻市のカフェ)「夜の言箱」(友達のカフェギャラリー)「ガランスの夜」(京都のライブハウス)「なつしろぎくのお茶」(茨木市のカフェ)、あ、茨木市のバーでやったキノコと犬のお話もあった。なんて題名だったのかな?資料が残ってない。まあ、そんな感じでゆるく続いている。

子どもの頃から読むこと書くことだけが好きで、人前で語ったり演技したりは緊張するので好きではない。人付き合いも苦手だし、怠惰な性格なので稽古もいやいや、そのくせ、自分の書いたものは、やはり自分が一番ちゃんと表現できるはずだというめんどくさい自負もあったりする。

4年ぶりの星みずく公演になった今回は、まず、場所から決めた。
京都山科に引っ越してきて3年。
散歩の途中で築160年という庄屋さんのお屋敷を見つけた。
膨大なコレクションのレコードが聴けるカフェ&バーに改装した空間では楽しいライブもやっていた。
カフェスペースとは別に、庄屋さんだった時代そのままの和室もあり、広いお庭に囲まれたその静かな空間が、書こうとしていた物語とリンクしたのだ。
初めての試みの、お客様、スタッフ、出演者参加の懇親会も、お屋敷の広い空間があっての企画だった。おかげでみんなが一つの空間で一緒に楽しめる一日になったと思う。

お金の計算、チラシやプログラムの印刷、当日の受付、面倒なことを全部引き受けてくれた制作のゆうこちゃん、えびちゃん、ならさん。素敵なチラシを描いてくれたspica*さん。私の未熟な朗読を厳しく指導してくださって、演出までアドバイス(というか、演出はほとんど💦)してくださった飛鳥井かゞりさん。一緒に出演してくれたタミーさん、エンコさん、加藤さん、福田さん。ギター演奏を快く引き受けてくれたお屋敷のオーナー学さん。ビデオ撮影をしてくれたお屋敷カフェバー常連の青木さん、そして東京から来てくれて、前説やお客様サービスまで大活躍してくれた劇団大樹の川野さん、みなさんに本当に感謝です。

そして、遠く神奈川や北海道から来てくれたお客様がいて、この作品をその地で上演したいと言ってくださっている。
いろんな場所で作品が上演され、拡がっていくことを想像するのは、作家として幸せなことだ。

写真は朗読終わりのご挨拶の時。
今回もまた集合写真を撮り忘れました💦。

本日の物語はHPで近日公開の予定です。上演ご希望の方はいつでもみ群までご連絡ください。

                          
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