朗読というとただ本を読んでいるだけで面白くなさそうと思う人もいるかもしれない。
たしかに面白い朗読にはなかなか出会えない。
長く役者をされている人の朗読だって、聴いているうちに眠たくなってしまうこともあるし、まして私なんて、3,4年レッスンをうけただけで、楽しんで聞いていただく域にはとうてい達していないと思う。
私が朗読をしたいと思うようになったのは、自分の作品を自分で読んでみたいと思ったことだ。
前にも書いたと思うけれども、私は人前でしゃべることにトラウマがある。
とても引っ込み思案の子供だった。
小学6年生の時、読書感想文で何かの賞をもらい、それを全校生徒の集まった校庭で壇上に上がってマイクを前に読まなければならなくなったのだが、案の定、緊張で声が震えてちゃんと読めなかった。あとで、担任の先生が「読むのは他の子にした方がよかったかな」と話しているのを聞いて、自分の書いたものもちゃんと伝えられない自分がほんとうに悲しかった。
それから長い間、私は書くことだけを楽しみにしていた。
でもいつか自分が書いたものを人前でちゃんと読むことが出来たらいいなあと思っていたのだろう。いろいろ考えてたちあげたのが、「星みずく」だった。
ギャラリーやカフェを借りて小さな公演をやってきたが、昨年は自分としてはかなりがんばって星みずくの集大成のような舞台をプロデュースした。
芝居公演を一人でプロデュースするというのはさすがに私の手に余る行為で、疲れもあって、もうしばらくはやりたくないなあというは気持ちになっていた時に、飛鳥井さんから「Pアクトで、み群特集してみようか」と持ちかけられたのだ。なんて心躍る企画!
私には飛鳥井さんに読んでもらいたい作品があった。
「カスタネットの月」という作品だ。
受け身で生きてきた女が、あることがきっかけで心の革命を起こし再生していくといったストーリーで、大阪や東京で上演してもらった作品だが、語り手一人というシンプルな形で語ってもらったことはまだない。
以前一滴文庫で観た「はなれごぜおりん」での飛鳥井さんの語りは、私が今まで観た中で一番素晴らしい語りだった。その語りに惚れ込んで、私は飛鳥井さんの朗読クラスの門をたたいた。
そしてその飛鳥井さんが「カスタネットの月」を語ってくれる。私自身、これはぜひ聴いてみたい。
そんな気持ちがまずあって、三作品セットがきまりのPアクト文庫のために、あとの二作品を書き加えた。
一つは「サムシングフォーの魔法」。ラジオドラマで書いた物語のなかに、もうひとつ小さな童話を挿入して書き直してみた。可愛くてメルヘンな雰囲気をもつタミーさんにとても似合う作品になったと思う。
もう一つは「透馬くんのこと」という作品。昨年星みずくで上演した作品のサイドストーリーといったもので、観てくださった人は、ふふーん、あの透馬くんがねえとほくそ笑むだろうし、知らない人もストレートに楽しめる小品に仕上げてある。これは未熟ながら私が読ませてもらう。
朗読なんてと思う方にも、ぜひ、聴いてもらいたい。
そうそう、今回は衣装にも凝りますよ!
小さな空間なので、ぜひご予約を!
予約はPアクトでも私でも大丈夫です。
……………………
Pアクト文庫
日時: 9月11日(日)13時&16時
読み手: タミー/み群杏子/飛鳥井かがり
入場料: 500円
会場:Pアクト (ぴーあくと)
たしかに面白い朗読にはなかなか出会えない。
長く役者をされている人の朗読だって、聴いているうちに眠たくなってしまうこともあるし、まして私なんて、3,4年レッスンをうけただけで、楽しんで聞いていただく域にはとうてい達していないと思う。
私が朗読をしたいと思うようになったのは、自分の作品を自分で読んでみたいと思ったことだ。
前にも書いたと思うけれども、私は人前でしゃべることにトラウマがある。
とても引っ込み思案の子供だった。
小学6年生の時、読書感想文で何かの賞をもらい、それを全校生徒の集まった校庭で壇上に上がってマイクを前に読まなければならなくなったのだが、案の定、緊張で声が震えてちゃんと読めなかった。あとで、担任の先生が「読むのは他の子にした方がよかったかな」と話しているのを聞いて、自分の書いたものもちゃんと伝えられない自分がほんとうに悲しかった。
それから長い間、私は書くことだけを楽しみにしていた。
でもいつか自分が書いたものを人前でちゃんと読むことが出来たらいいなあと思っていたのだろう。いろいろ考えてたちあげたのが、「星みずく」だった。
ギャラリーやカフェを借りて小さな公演をやってきたが、昨年は自分としてはかなりがんばって星みずくの集大成のような舞台をプロデュースした。
芝居公演を一人でプロデュースするというのはさすがに私の手に余る行為で、疲れもあって、もうしばらくはやりたくないなあというは気持ちになっていた時に、飛鳥井さんから「Pアクトで、み群特集してみようか」と持ちかけられたのだ。なんて心躍る企画!
私には飛鳥井さんに読んでもらいたい作品があった。
「カスタネットの月」という作品だ。
受け身で生きてきた女が、あることがきっかけで心の革命を起こし再生していくといったストーリーで、大阪や東京で上演してもらった作品だが、語り手一人というシンプルな形で語ってもらったことはまだない。
以前一滴文庫で観た「はなれごぜおりん」での飛鳥井さんの語りは、私が今まで観た中で一番素晴らしい語りだった。その語りに惚れ込んで、私は飛鳥井さんの朗読クラスの門をたたいた。
そしてその飛鳥井さんが「カスタネットの月」を語ってくれる。私自身、これはぜひ聴いてみたい。
そんな気持ちがまずあって、三作品セットがきまりのPアクト文庫のために、あとの二作品を書き加えた。
一つは「サムシングフォーの魔法」。ラジオドラマで書いた物語のなかに、もうひとつ小さな童話を挿入して書き直してみた。可愛くてメルヘンな雰囲気をもつタミーさんにとても似合う作品になったと思う。
もう一つは「透馬くんのこと」という作品。昨年星みずくで上演した作品のサイドストーリーといったもので、観てくださった人は、ふふーん、あの透馬くんがねえとほくそ笑むだろうし、知らない人もストレートに楽しめる小品に仕上げてある。これは未熟ながら私が読ませてもらう。
朗読なんてと思う方にも、ぜひ、聴いてもらいたい。
そうそう、今回は衣装にも凝りますよ!
小さな空間なので、ぜひご予約を!
予約はPアクトでも私でも大丈夫です。
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Pアクト文庫
日時: 9月11日(日)13時&16時
読み手: タミー/み群杏子/飛鳥井かがり
入場料: 500円
会場:Pアクト (ぴーあくと)