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演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

演劇版「微熱の箱ーことばでつづるちいさなおはなしー」

2010-09-28 | Weblog
もう10年以上も前。まだ「微熱の箱」という戯曲集が出される前。kissFMの「story for two」という番組に短い恋のお話を書かせてもらっていた時のこと。
そこで書いていたお話をいくつかセレクトして、りゃんめんにゅーろんで芝居仕立てにしたことがあった。
舞台上にはたくさんの箱。行き場を失った思い出が詰め込まれた箱だ。それらは誰かが開けてくれるのをじっと待っている。そのたくさんの思い出の箱たちを管理しているのは、「ポプコーンの降る街」の老人と娘。
ラジオドラマの作品や「ポプコーンの降る街」ばかりでなく、「恋ごころのアドレス」「絵葉書の場所」といった私の作品の中からもシーンをピックアップして箱の中身にみたてて構成したりして、私自身、とても楽しんだ舞台だった。
(そういえば、以前、東京の劇団大樹さんでもそういう形のものをやってくださったことがあり、今年の11月の劇団大樹の公演ではスペシャルステージとして「み群杏子の世界」というのをやってくださることになっているのだけれど、それはまた次の機会に!)。
今回の「微熱の箱ーことばでつづるちいさなおはなしー」では、ビックワンウエストの押谷かおりさんが、箱の中身のセレクトを変え、設定もビックワン流に少し書き換えて、再現してくださっている。
出演するのは、ビックワンウエストに所属する21人の若い役者さんやタレントさんたち。
私もとても楽しみにしています。がんばってくださいね!

「微熱の箱ーことばでつづるちいさなおはなしー」

    作   み群杏子
    演出  押谷かおり
    日時  10/15 (金)19:30
        10/16 (土)11:30 15:30 19:30
        10/17 (日)11:30 15:30
    場所  大阪市立芸術創造館 3F大練習場 
    入場料 前売2000円 当日2500円

    
  *お問い合わせ・前売り券のお申し込み等は 
    ビックワンシアター(06-6352-9876) 



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