ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

みどりのおばさん

2011-06-30 | Weblog
7月16日・17日上演の「モクレンの探偵」の登場人物のひとりに、みどりのおばさんという人がいる。
うらぶれたバーのママで、みどりのお洋服ばかり着ているという人物。演じるは痩身の渋い男前・平岡さん。身長180センチ以上。足のサイズ27センチ。
稽古が始まる前から、みどりのおばさんの衣装をいろいろ考えていた。ミッツ・マングローブ風とか、マツコ・デラックス風とか。安っぽいおかまにはしたくない。私がみどりのおばさんの衣装を担当しようと張り切った。靴はすぐに見つかった。幸先いい!でも、そのあとがいけない。
何を持って行っても、「私、こんなの、いやだわ」とか、「これじゃ、まるで河童じゃないの」とか、みどりのおばさんはうるさい。
平岡さんは、他にもいろいろ演じなくちゃならないから、メイクは出来ない。まあ顔は髭面でもいいか。問題は衣装だ。安っぽくしたくないというわりには、安物ばかり買っている私。「み群さん、考えもせず思いつきでどんどん買ってくるだろ」と、演出の幸さんに言われてしまう。家のミシンは壊れているし、手縫いでちくちくレースをくっつけたりしても、「なに、これ」と、却下される。だんだん、じゃまくさくなってくる。もう、自分のセリフや動きを頭に入れるだけでもいっぱいいっぱいなのに。レディ・ガガみたいな緑のウイッグを被せちゃおうか。でも、高そうだし。

というわけで、まだまだきまらないみどりのおばさんです。





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300DOORSというワークショップ

2011-06-16 | Weblog
ひょんなことからワークショップの講師を引き受けてしまった。

今年で5年目になるというインターナショナルワークショップフェスティバル[300DOORS]は、何かを作り出すおもしろさや楽しさを、たくさんの人に知ってもらいたいという思いから、「誰もが気軽に参加できること」をコンセプトにした市民参加型のプロジェクトだ。開催期間は7月16日~8月9日まで。

演劇というジャンルで、誰もが気軽に楽しめて、二時間で、私に何が出来るだろうか?

いろいろ考えて、ドラマリーディングを体験してもらおうか、ということになった。
ドラマリーディングは、簡単に言うと、「本を手に持って、椅子に坐って、声に出して読む」シンプルな上演形態だ。
今回のワークショップでは、ひとつの物語を、「目で読む」「声に出して読む」「相手役とペアになって読む」それぞれを、実践的に味わってもらう。
テキストはまだ決めていないが、私の「微熱の箱」に所収されているラジオドラマ作品のなかから、芝居の要素の強い作品を選ぼうと思っている。

ドラマリーディングの形式は、三年前からはじめた星みずくでも取り入れている。
音響、照明、装置はなくてもよく、場所も、カフェやギャラリーといった小スペースで出来る。

何かで自分を表現したい、でも、楽器もダンスも出来ない。と思っているあなた。
大丈夫、読みたい本とあなたの身体があれば、誰でもライブは出来ます!
へたでも自己流でもOK!大切なのは物語を届けるという思いです。

ということで、興味をもたれた方、み群杏子の講座に参加してみませんか?
参加費は500円。
7月16日~8月9日まで、300のバラエティ豊かな講座が開催されます。
私の講座は、7月26日19時~。申し込みはホームページの予約フォームから。
300DOORS

「モクレンの探偵」も、ぜひ!




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