ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

三谷龍二さんの木のお皿

2009-09-28 | Weblog
布や革や木で出来たものが好きだ。
布なら古い時代のレースや何度も水をくぐった木綿や麻、日本の鬼縮緬やモスリン。長く使ってつやつやになった革の質感。木の素朴な風合い。それらで出来ているものに、おもわず手や目が行く。
先日、谷町4丁目に新しく出来たギャラリーのオープニングで、三谷龍二さんの木のお皿を買った。
三谷さんは、木の風合いを生かして、器を作っている。山桜、ケヤキ、栗、オルナット、チーク…。素材の木目そのままを生かした器の数々。スプーンやフォークもある。
当日会場には三谷さんもいらしていて、久しぶりにお目にかかった(向こうは「昔、詩を書いていた女の子」としか覚えてなかったようだけど)。
喫茶店でお茶を飲んでお話をしている間に、欲しかった正方形のパン皿が売れてしまっていた。三谷さんの器は、入荷すると同時にどんどん売れていくという。バターケースなどは一年待ちだとか(もちろん、奥ゆかしい三谷さんから聞いたのではなく、巷の声です)。
代わりに買ったのが、写真の長方形のもの。彫刻刀で彫った木目がとてもきれいだ。横長の分、パンを置いて、横にサラダを添えられる。秋刀魚でも、ハンバーグでも、大丈夫。普段使いにどんどん使って、時々オイルを塗って手入れするといいと言われた。
三谷さんは、あいかわらずおしゃれだ。余計なことだけど、自己演出って、大事だなと、思った。作家のイメージも、付加されての商品なのだから。
今度は、少し深めのサラダボールを買いたいな。