ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

Pアクト文庫に出演させてもらいました

2024-03-18 | Weblog
出演予定だった加藤さんのピンチヒッターとして出演させてもらった3月17日のPアクト文庫。
代打なのだから稽古不足も大目に見てもらえるだろうと甘い考えで気軽に引き受けたところが、チラシの出演者の名前もみ群杏子に変えられてしまって、こりゃ責任あるわあ💦と焦った結果、緊張して自分の主催公演より疲れてしまった。
Pアクト文庫は京都小劇場発祥の地Pアクトで毎月行われていて、今回でなんと123回目になるという。
毎回3人が出演するのだけど、そこに毎会出演しているのが、京都を代表する役者さんの一人でありPアクトの主でもある飛鳥井かゞりさんだ。
かゞりさんの今回の演目は中島敦の「名人伝」。あんな漢字だらけの作品、文字で読んでも分かりにくいのに朗読するなんて。本来は笑える作品だそうだが、あの迫力にはお客さまだって笑うどころではないだろう。さすがの名人伝だった。
もう一人の読み手の小畑さんも、アルランドのケルト伝説を基にしたイエーツの絢爛豪華な文体のお話に真正面から挑戦されていて、この二人の長い朗読を、本番2回、リハーサルを入れると3回も、客席の後ろの硬い椅子に座って聞くというのも(スミマセン、愚痴ではないです)、お気楽な私にとっては、なかなかの試練だった。
私は昨年11月に朗読公演をした月舟屋のはなしから「見えない月」を読ませてもらった。全公演時間60分にして、私の朗読は5分ほど(スミマセン、別にバランスをとって短くしたわけではないです)。

疲れたけれど(5分しか読まずに何で疲れるねん、と思うなかれ。終わって家に帰ってソファの前に座り込んで動けないまま寝てしまった)、楽しく打ちあがって、よい経験をさせてもらった。
なかなか着る機会のないアンテークの着物と帯も披露させてもらったし。
Pアクト文庫は毎回司会進行も楽しいのだ。出演希望者が引きも切らずの人気企画。ずっと続いてほしい素敵な会だと思う。

(写真の左上、暗闇にうかぶライトが満月に見える、と思ってこの写真をアップしたのだけど、掲載時、左上はカットされるかも。それと、好きでマスクしているわけではありません。出演者全員マスクなんです)


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