ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

すっぴんと星みずくの新作公演のこと

2015-04-30 | Weblog
前から一度行きたかった赤星マサノリ×坂口修一「すっぴん」に、昨日、みーちゃんとかばさんを誘って行ってきた。
「すっぴん」は、赤×坂の2人が、その場でお客さんにお題をもらって、音響も照明も自分たちで操作しながら3つの即興芝居を作っていくというもの。毎月一回、火曜の夜にインディペンデントシアター1stで企画されている。毎月っていうのもすごい。
昨日は私も「ベルボトム」なんて題を出させてもらった。ベルボトム、70年代のラッパズボンです。
それと「舞踊教室」というお題を組み合わせて出来たのが「ベルボトム舞踊教室」。場所設定もお客さんからいただいた「トランポリンの上」。
2人が即興で作っていく人物像やら関係性やら動きやらが面白くて、観ているうちに勝手なイメージがどんどんわいてきて、頭の中で物語が膨らんでいく。こういう楽しみ方も出来るんだ。
赤星くんには、以前「パセリの木」や「微熱の箱」などの私の作品に出てもらっている。その時は鳥の役や猫の役だったのだけど、今や人気の役者さんです。大人になったなあ。
そして坂口さんは、11月、私の企画する新作公演に出演してもらうことになっているのだ。

二年越しの企画になってしまった公演が、ついに今年11月に実現する。
一番先に声をかけたのが演出の山口浩章さんだった。その山口さんがロシアに二年間留学するというので、では二年間待ちますということになり、たっぷりの準備期間のなかで次に声をかけたのが坂口さんだ。
坂口さんとは、ずっと以前ラジオドラマを書かせてもらったきりの付き合いで、覚えていてくれるだろうかとこわごわメールすると、そのメールが打ち終わらないうちに、「おお、クリスマス特集の時のみ群さん!」と返事がきて、なんでまだ送信していないのに返事がくるんだとアナログな私はびっくりしてしまったのだけど、FBのチャット機能ってやつなんですね。

そのあと憧れだった女優の生田朗子さんに声をかけ、りゃんめんの時に出演がかなわなかった杉江美生さんに声をかけ、ギタリストで俳優の阿形ゆうべさん、星みずくに最初からかかわってくれた前田都貴子ちゃん、りゃんめん時代からいくつかの作品に出ていただいた氏田敦さん、「モクレンの探偵」にも出てもらい星みずくでもいつもお世話になっている鈴木みかこちゃん、と声をかけていき、めでたく出演者も全員きまった。
まだチラシも出来ていないし、書き直しも全然すすまないのだけど、とりあえずは公演決定です。

公演日は11月20・21日22日。場所はシアトリカル應典院。タイトルは「灯(あかり)屋・うまの骨」。

詳細はおいおいアップしていきます。関西方面のみなさま、ぜひぜひ、予定にいれておいてくださいね!

そして、関東方面のみなさま、同じ本を12月には東京の劇団大樹さんが舞台化されることになっています。
実はこの本はもとはといえば劇団大樹の川野さんの依頼で書き始めたもの。
書いているうちに自分でもこの作品をプロデュースしたくなってしまったのだ。

関東方面の方は劇団大樹さんのお芝居を楽しみに!
でも、一番楽しみにしているのは、演出も出演者もまったく違う舞台を一か月差で観ることが出来る私なのかもしれないけど。