ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

自作を声で表現するということ

2024-04-21 | Weblog
芝居は30年くらい前からゆるゆると書き続けているけど、それとは別に、15年ほど前に星みずくというリーディングユニットを立ち上げて、こちらもゆるゆると活動を続けている。
芝居にならない詩のような小説のような小作品も書いていて、それを朗読という形で上演してみたかったのと、自作を自分の声や身体で表現してみたいという思いもあった。
芝居に役者として参加するのはなかなかハードルが高いし、自分には向いていない気がする。
役者は「息を合わす」事が大切だと思う。相手の演技を見てそれに合わす。自分しかみえない私には、出演も演出もできない。でもまあ役者はやれるかもとやったこともあったけど、動きも表情も棒だし、こんなのが役者なら、自分の作品に失礼だと思うのだ。というわけで、朗読だけを続けて今にいたっている。

最近よくおじゃましているヨシカワサロンでは、音楽ライブをよくやっている。プロもアマチュアも楽しそうだ。楽器も弾けないし歌も歌えないけど、私も朗読でライブというのをやってみたいなと言うと、オーナーさんに、やったらええやんと軽く言われたので、その気になってしまった。

読むことに対して、私には子供の頃のいやな思い出がある。
小学校4年か5年か6年の頃、読書感想文で賞をもらって、全校生徒の前で読まされたことがあった。その時、緊張で声が震えて読めなかったのだ。あとで、担任が、読むのはほかの子にすればよかったと言っていたのを聞いて、私は自分の作品も読めない子なのかと、なんだかすごくみじめだった。
まあ、そういうことがあって、今になって、自分の声で表現することにこだわっているのかもしれない。

4月27日は、私のことをひいき目に見てくれる人でなければおもしろくないかもと思って、おおっぴらに宣伝はしていない。でも、自分で読むものを決めて、音楽の順番も決めて、MCもやって、作品紹介もやってと、結構張り切っているので、来てくださる方、楽しんでくれればうれしいなと思っている。

(写真はヨシカワサロンの内玄関の前にある君子蘭。ランという名だけど、ユリ科だそうです)










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