ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

「わからん屋」の飛び入りライブ

2013-04-28 | Weblog
5月12日の本番のリハーサルを兼ねて、4月にはみーちゃんと参加した「わからん屋」の飛び入りライブ、昨夜は酒井君と参加してきた。
お客さんが入って、照明が入って、という場で詩を読んだりお芝居をしたりというのは、本番さながらで、緊張もするけれどとても楽しい。

今回もいろんな人がやってきていた。
前回にもお会いした盛り上げ上手なミュージシャンの大江マサキさん。シルバーロングヘアーのくそ存在感のあるおじさん。70年代に道端でアクセサリーを売っていたような女の子。アイポットの音楽に合わせて詩を読む人。ピアノの弾き語りの人。いろいろイロイロ。

私と酒井君は、詩を二つと二人芝居をひとつ、お披露目。
70年代風少女に、「女版・小林賢太郎みたい」と絶賛されて、小林賢太郎って、あのラーメンズの? 全然違うと思うんだけど、でも、ちょっといい気にもなってしまった夜だったのでした(写真はライブの時の様子。大江マサキさんが撮ってくれました)。


さて、話変わって、稽古場事情。京都と大阪ではかなり違う。
京都には「いきいき市民活動センター」というのが市内に何か所かあり、どこも一時間100円で借りられる。場所もよく、利用しやすく、担当の人も感じがいい。
私が知らないだけかもしれないけど、大阪にはそんな場所はなかったと思う。
たいていは三条京阪の近くにある東山いきいきを使わせてもらうのだけど、たまに岡崎いきいきを使わせてもらう。
ここは離れのような一軒家がそのまま稽古場になっていて、とても贅沢な気分。京都市民じゃなくて、ちょっと申し訳ない気がしてしまう。

さてさて、公演が近づいてきました。
ご予約・お問い合わせはみ群まで。FACEBOOKでも受け付けています!


   星みすくVOL5「ガランスの夜」ー詩と物語と音楽と―

      日: 2013年5月12日(日) 
      時: 18:30 OPEN 19:00 START 
      作: み群杏子 
      演出:酒井周太 
      出演:酒井周太・み群杏子 
      ピアノ演奏:鈴木みかこ
      会場:わからん屋





















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星みずくプロデュースVol.5 「ガランスの夜」

2013-04-12 | Weblog
昨年一年間、お休みをしていた星みずく。
前回まで全面的に協力してくれていた垣内さんが広島に行ってしまい、不安になりつつの再出発です。

今回は、詩の朗読と二人芝居、そして大正時代の夭折の詩人画家・村山槐多の生涯を、その作品を紹介しつつ語るという構成にしてみました。

演出・共演・ギター演奏を引き受けてくれたのは、酒井周太くん。
若いのに沈着冷静、生真面目で頑固、取っ付き難いイケメン、初めはそんな印象だったのですが、知り合ううちに、豊かな感性と情熱をうちに秘めている人だと理解しました。酒井くんの別の顔を星みずくでみてもらえたらと思います。

もうひとりの協力者、鈴木みかこちゃんの本業はダンサーさん。一昨年の「モクレンの探偵」では、芝居・ダンス・アコーディオンと、マルチな才能を披露してくれました。みーちゃんのダンスは、品がありかつパワフル。今回はそんなダンスを封印して、ピアノを演奏してくれます。

会場となるのは、木屋町にあるイベント・バー「わからん屋」です。
名前といいビルの外観といい、なんだか胡散臭くて、狭い階段を見上げて「ここでするの?」と立ちすくんだ私ですが、一歩中に入った途端、「ここでしたい!」に変わってしまいました。ゆったりと懐かしい雰囲気の老舗のライブハウスです。
お酒を飲みながら(お酒が苦手な人にはソフトドリンクもあります)、おしゃべりなど聞いてもらいつつの楽しいライブにしたいなと考えています。
上演時間は一時間とちょっと。終わったあとも、飲んだりしゃべったりと、お時間のある方はぜひぜひお付き合いください。

予約お問い合わせはみ群まで。FCからでもHPからでもどうぞ。
一回きりの公演、40人ほどで満席になります。
予約はぜひお早めに!


   星みすくVOL5「ガランスの夜」ー詩と物語と音楽と―

      日: 2013年5月12日(日) 
      時: 18:30 OPEN 19:00 START 
      作: み群杏子 
      演出:酒井周太 
      出演:酒井周太・み群杏子 
      ピアノ演奏:鈴木みかこ
      会場:わからん屋







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ヤザキさんのパフォーマンスに参加する

2013-04-09 | Weblog
晴天の京都。ヤザキタケシさんのダンスパフォーマンスを観るために、哲学の道近くにある安楽寺に行く。近くには法然院もあり、遅い桜にも間に合うかもと、友人を誘って行楽気分。

パフォーマンスは、寺の境内にある椛ーMOMIJIーというフリースペースで行われる。カフェもあり、庭に面した大きな掃出し窓や天窓から自然光の入る素敵な空間だ。

安楽寺には悲しい伝説がある。
鎌倉時代の初め、後鳥羽上皇の寵愛する松虫と鈴虫の二人の女御が、法然の弟子、安楽房と住蓮房の二僧侶の念仏に教化され、ひそかに出家。そのことに立腹した後鳥羽上皇は、二僧侶を打ち首、法然を島流しに、女御たちは自害してしまう。その安楽房と住蓮房を供養するために建てられたのが安楽寺なのだ。
悲劇の二僧の石塔(写真)などがある庭を散策し、パフォーマンス会場へ。

幕開けは笑美ちゃんの猫ダンスから。しなやかな野生の野良猫がごろにゃんしているようで、くすくす笑って観ていると、ヤザキさんが登場。
観客参加型のパフォーマンスということでみんなに民族楽器のような音の出るものを配り始める。私に手渡されたのは、楽器ではなくなんと本。志村ふくみの「語りかける花」という随筆集で、ダンスの間、それを朗読するのだ。
えー、そんなこと、聞いてないし、初見で朗読なんて無理だーと、慌てて本を見る。行楽気分はいっぺんに吹っ飛んでしまった。

志村ふくみは好きな作家だ。さっきも庭で志村ふくみの言葉を引き合いに出して友人と植物染についての話をしていたところだった。桜の色は花びらからとるのではなく、花が咲く前の樹の枝からとるのだというようなことだったのだけど、そのことの偶然にもびっくり。

とにもかくにもパフォーマンスは無事終了。読めない漢字を飛ばし、要所要所拾い読みの朗読にまで拍手をいただいてしまった。
楽器の音、朗読する声、窓からの自然の日差し、柔らかな春の風、庭の新緑などなどがヤザキさんの即興のダンスに呼応し呼応され、重なり合ってセッションをしていた。

楽しい体験をさせてもらったライブパフォーマンス。
本当に素敵だったと、友人は感激しきりだったけど、本の文字と格闘していた私は、肝心のダンスを半分も観ていないのです(泣)。
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