ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

あたらしい作品

2006-12-02 | Weblog
来年の4月末、りゃんめんにゅーろんで上演する作品の第一稿を書き上げた。短い朗読劇やラジオドラマ、旧作に手を入れたり、発表するあてのない小説の類をのろのろとしたペースで書いたりはしていたが、戯曲と呼べるものは久しく書いていなかった。ひょっとして「まばたきの庭」が最後?とするといったい何年前?と考えるのもおそろしい。これでりゃんめんにゅーろんの座付作家などといえるのかと思う。まあ、とにかく書きました。題名は「森陰アパートメント」。大人の童話めいた作品になっている。演出は信頼する高木真理子さん。高木さんと話をしているとイメージが広がってくる。高木さんは理性の人だ。作家と演出家というのは、似ていてちょっと違う感性を持っているというのが大切なのかもしれない。演出のGOサインも出て、いつもならあとはおまかせとなるところなのだが、今回は、ちょっと違う。私も芝居つくりを楽ませてもらいたいのだ。できれば衣装をやってみたいなと思っている。登場人物が身につけるものを、新しく作ったりリメイクしたりスタイリングしたり。そういえば、子供の頃、一人で着せ替え人形遊びを、よくしていた。紙の人形を作って、お話を作り、洋服をデザインして、場面に応じて着せ替える。他の作家はどうだか知らないけど、また、役者やスタッフにも異議を唱えられるかもしれないけど、私に限って言えば、芝居は、とてもぜいたくなおままごとなのだ。一生懸命、遊ばないとね。
写真は私がいつも作品を書く部屋で、スタンドの下にいる小さなテディは、母の作ったものなかで、順位を付けるとすると、私の三番目のお気に入りです。
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