夜の言箱

出版する戯曲集のタイトルが決まった。「夜の言箱」。
前に出した「微熱の箱」とも呼応している。
8年ほど前、佳葉さんと二人で朗読会をした時に使ったのと同じタイトルだ。
佳葉さんも私も夜が好き、箱が好き、ということで私が名づけたのだ。

子供の頃、空になった大きめの段ボール箱を見つけると、中に入って遊んだ。
薄暗く狭い場所に閉じ込められている感じが好きだった。
クローゼットや押し入れも箱といえば箱。
押し入れの中の布団の上で眠てみたいと思っていた。
実際の押し入れには物が詰まっていて眠るスペースなんてなかったのだけど。

中に入るのも好きだったけど、箱や缶は集めるのも好きだった。
和菓子の箱、ビスケットやドロップの缶、セルロイドの筆箱、
木や籐や麦藁細工で出来ている箱、オルゴール、貯金箱etc.
きれいな箱をみつけては中に大切なものを仕舞っていた。
収集癖があるというわけではなく、仕舞ったことで満足して忘れてしまう。
何年もたって、こんなものがこんなところに！という感じなのだ。

さて、「夜の言箱」、戯曲2つと小さな物語5つ、エッセイがいくつかという構成。
内容は出来上がってからのお楽しみに。

5月末に発売予定。
りゃんめんの裕子ちゃんがネットストアでの販売の準備をしてくれています。
本屋さんにも置いてもらいます。

写真は今年買ったお雛様。
4月になったら台にしている楕円形の箱に、2体並べて仕舞います。
仕舞いっぱなしにして、何年かたって、
こんなところにこんなものが！なんてなりませんように。

横に写っているぴのこはただいま入院中。

「星みずく」のリンクを張りました

今まで「ねむたいむ」から「星みずく」にクリックしても移れなかったんですが、リンクを張っていないことにやっと気が付きました。
以下をクリックしていただくと星みずくのページにダイレクトに飛ぶことが出来ます。
み群杏子のHPです。
6月の公演情報も見ることが出来ます。

http://hoshimizuku.cute.coocan.jphttp://hoshimizuku.cute.coocan.jp

よろしくお願いいたします。