ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

迎春

2012-01-07 | Weblog
迎春。「げいしゅん」と読むそうだ。何を今更と思われるだろうけど、恥ずかしながら、私、ずっと「ぎょうしゅん」だと思っていた。
で、迎えた春早々、大風邪です。

元日に喉が変だなあと思っていたら、2日に焼けるように痛みだし、3日に熱が出て、頭痛、関節痛、咳、鼻水、鼻づまり、声枯れ、もうすべてがそろった何年ぶりかの酷い風邪。
年賀状を2011年と書き間違い、100均で★のシールを買ってきてごまかしたバツだろうか。やっと熱も下がり、さっき、今年初めておかゆじゃないご飯を食べ(今日こそ無病息災の七草粥の日だっていうのに)、ハーゲンダッツのバニラアイスクリームも食べる。でも味覚がおかしくなっていて、ぜんぜん味がわからない。
約束していた友人の絵の個展も行けなかったし、
ストリッパーさんのマネージャーをしている別の友人からの、「踊り子さんの横で朗読してみーへんか?」という甘美なお誘いも反故にした(すごくやってみたかったのに)。

病気は理不尽だ。なにもかもが計画通りにいかなくなってしまう。
頭がぼやっとしてるのでまとまったことは考えられないし、難しい本は理解できない(ただでさえ良くない頭なのに)。
寝ながらポツポツとページをめくるのは、暮れからマイブームの浅田次郎。今日は「月のしづく」という短編集のなかで、まだ読んでなかった「銀色の雨」を読んだ。浅田次郎は泣けてしまう。冷静に考えたら、やっぱりこれって男の作家のたわごとじゃないのと思いつつ、案の定泣く。

次に、気分転換に音楽でもと、長谷川きよしの「遠く離れたおまえに」を手に取る。
「小さなひなげしのように」という古いシャンソンを、ギターと男性歌手の声で聴いてみたくてネットで検索してみつけたCDだ。
盲目の歌手・長谷川きよしが、30年程前に、モロッコやスペインの街角でギターを弾きながらレコーディングしたというアナログ版を、2005年に復刻したものだそう。
去年の夏から演出家の幸さんに貸したままになっていたので、あれはプレゼントして、また買えばいいかと再度ネットで調べてみたらすでに完売、再販の予定もないということで、中古版がすごい値段になっていた。で、あっさりプレゼントはやめて返してもらう。私はこの中の「小さなひなげしのように」と「アモーレ・ミオ」が好き。
ギターの絃の擦れる音って、本当にいいなあ、安らぐ。

というわけで、ぜんぜんまとまりませんが、
皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します!















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする