ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

直木三十五記念館

2010-08-29 | Weblog
サンダーボルト書林の店長、加藤さんから、テナントハウス「萌-hou-」でイベントをするというお知らせをもらって、遊びに行ってきた。

いつもの夜は閉まっているお店も、昨日は10時まで営業。直木三十五記念館も5時からは無料解放になっていた。コサージュ屋さんで手作りのコサージュを買って、パスタ屋さんでビールを買って、それを飲みながらサンダーボルト書林で本をパラパラしていたら、隣室の直木記念館で朗読が始まった。
和室にお客さんたちが思い思いの形で坐り、ピアノの生演奏と共に、おはなしやさんがのんびりとした口調で「葉っぱのフレディ」の絵本を読んでくれる。それが終わると、次はことば塾さんの怪談話。その後も、歌やギターのライブが続く。
ゆるゆるとしたタイムテーブルの中、靴屋さんでだべったり、ギャラリーで時間をつぶしたりしながら、何かが始まると場所を移動しつつという時間を、みんなそれぞれ楽しんでいるようだった。

直木記念館は、本棚に囲まれたしっとりとした和風の空間だけど、童話やピアノも意外とマッチしていて、とてもいい時間を過ごせたという気がした。時代小説の奇才、直木三十五も、一緒に楽しんでくれていそうだ。

で、私も10月の末に、ここで、ミニ朗読会をさせてもらうことに決めた。
詳細はまた追ってお知らせしますね。

そうそう、テナントハウス「萌-hou-」では、今日と、9月の最終の土日も、夜解放があるということです。行ってみてください。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最強のトリオ

2010-08-06 | Weblog
実は、来年7月に芝居をする。まだ先のことだけど、準備は着々と進んでいる。ダンサーのヤザキタケシさんと私の共同プロデュース公演だ。

第一稿を書きあげた。芝居作品を書くのは三年前の森陰アパートメント以来だ。
公演場所は京都の「アートコンプレックス1928」に決まった。1928年に建てられた三条御幸町にあるレトロなビル。地下はカフェバー、1,2階はおしゃれなお店が入っていて、3階が劇場スペースになっている。かねてから、そこで公演をしたいと思っていたのだ。
共演者にはぜひこの人をと、ヤザキさんが声をかけたのが、怪優(!)平岡秀幸さん。そして、平岡さんとヤザキさんと私を結びまとめられるのはこの人だけと、演出をお願いしたのが、幸(さいわい)晃彦さんだ。昨夜、はじめて4人が顔を合わせることになった。

待ち合わせの河原町阪急デパート前。きょろきょろしていると、存在感たっぷり、オーラ出まくりのプロフェッショナルなナイスミドル(言い方古い?)達が手を上げている。思わず一歩後ずさりしてしまった。こわっ。ヤザキさん一人でもいつも緊張するのに。何、この三人。お酒なしには目を合わせるのも怖いじゃないか。
というわけで、適度にアルコールが入ったところで、作品についてのあれやこれやがはじまった。

例によって盛り上がりも葛藤もないみ群ワールド。案の定、「おもろない」「物足らん」「これは芝居やない、詩や」と、メッタギリにされていく。くしゅん。書き直しだ。
でもまあ、ポイントは私が書き直したいと思っていた方向と同じだったので、頭切り替えてなんとかがんばって直してみよう。...打ちひしがれる私とはうらはらに、舞台プランを出し合いつつ、「芝居はやってる本人達が楽しまなあかん」と、飲むほどにごきげんな最強(恐)の三人組。
ああ、私は素人だ、アマちゃんだと、つくづく思い知らされた夜でした。

(写真は、向かって左から、ヤザキさん、幸さん、平岡さんです)








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンダーボルト書林

2010-08-03 | Weblog
りゃんめんの松本くんから話を聞いていて、怪しげでおもしろそうと思っていたサンダーボルト書林。念願かなって連れて行ってもらった。
谷町六丁目の駅から歩いて5,6分。他にも何件か個性的なお店が入っている「萌-hou-
」という建物の二階にある「古本と雑貨の秘密サローン」(名刺にそう書いてある)だ。
入り口で靴を脱いで、右を見ると本棚で、左を見るとお酒の棚。正面にはハンモック。
古本屋にしては、お酒のほうが多すぎるみたいだけど、私好みの本もいろいろあった。じゅうたんにぺたりと坐り、松本くんと店長(と言っていいのか、マスターと言っていいのか)の加藤さんと三人であれやこれや本の話をしながらお酒を飲んでいると、なにやら学生時代の本好きなボーイフレンドの部屋で飲んでいるみたいな気分になってきた。お客さんは女の子が多いというのもわかる気がする。ちょっと入りにくいけど、入ってしまったら居心地がいいのだ。
サンダーボルト書林の隣は直木三十五記念館になっていて、文豪直木三十五に関する本や資料が展示されている。こじんまりと素敵な畳の部屋で、ここで文学作品の朗読会やアコースティックな演奏会が行われたりもするそうだ。
へえ、いいなあ、私たちも何かしたいね。何かするなら他にも部屋あるけど。え、どこどこ?なんて、話がはずんで、10月の終わりの週末に、加藤さんも参加して朗読会をしようということになってしまった。
加藤さんと松本くんのことだから、お客、いなくてもいいや、始まるの、何時でもいいや、読み方、へたくそでもいいや、って感じのゆるーい朗読会になりそうだ。
でも、練習はちゃんとしますよ! 新作もちゃんと書きますよ!

そうそう、8月と9月の終わりにも楽しい催し物があるそうです。
サンダーボルト書林、みなさんも、ぜひ一度行ってみてくださいね。
 (ひる11じ~6じ よる8じ~0じ もしもし06-7173-7308)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする