ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

残り毛糸のブランケット

2016-03-09 | Weblog
やりたいことがあるのに、書きたいものもあるのに、ほったらかしにして、このところずっと編み物をしている。
母が残した毛糸が沢山あって、なんとか形にならないかなあとずっと思っていた。
色はバラバラなのでモチーフを編んで繋げてひざ掛けなんかどうだろうかと思いついて、ためしに一番簡単なガーター編みで20センチ四方のモチーフを編んでみたら楽しくて次から次へ止まらなくなってしまった。
このモチーフを100を枚ぐらい編んだら、大きな暖かいブランケットが出来るんじゃないだろうか。

手芸が好きだ。
といっても難しいものは作れない。
編み物はまっすぐ編むだけのマフラーや小さなモチーフを繋いで作るバッグやひざ掛け。
縫い物はミシンを持ってないので手縫いで出来る小さなもの。
形が古くなったモヘヤやカシミヤのセーターは、ジョキジョキ切って、本体はネックウォーマーに、腕の部分はハンドウォーマーやレッグウォーマーに作り替える。
着られなくなったけど生地や模様が気に入っている木綿や麻の洋服は、やっぱりジョキジョキ切ってハンカチや布巾やランチョンマットに作り替える。

まあそういった小物はともかく、マフラーやバッグのような大物になると、作ってもあまり使わない。
完成度が低くて、使う気にならないのだ。ただゴミにするために、もくもくと作っている。

最近は家にいると編みものに手が行くので、書くために外出する。喫茶店でノートを開いているといいアイデアが浮かんで、さあ書こう!と思って帰るのだけど、家に帰ったらまた編み棒の誘惑に負けてしまうのだ。恐るべし!毛糸玉。

モチーフ100枚となると母の残り毛糸だけでは足らない。
夏になるとお店に毛糸がなくなるのではと、セールの毛糸をたくさん買ってしまった。
どんどんやめられなくなってくる。

10年以上も前に、古いウールの洋服をジョキジョキ切ってパッチワークしてこたつかけを作った。
今でも利用している唯一の大作だ。
冬になるたび、よく作ったよなあと思いながらそのこたつかけを使っている。

このモチーフ編みも100枚つなげて、よく作ったよなあと思えるお気に入りのブランケットになればいいのだけど。