ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

劇団ふだい「まばたきの庭」、観てきました

2019-01-14 | Weblog
劇団ふだいの舞台を観劇させてもらうのは2度目。
前回の「パセリの木」の時は富山大学内での公演だった。
今回は富山県民小劇場オルビスでの公演。
新幹線富山駅を下りるとすぐのマリエとやま7Fにある円形の素敵な劇場だ。

節約してバスで行こうかと思っていたら、思いがけずたくさん上演料をいただけたので電車で向かう。
高槻から金沢まで一直線のサンダーバード、金沢から富山までは新幹線。全部で3時間あまり。意外と近い。
雪景色を期待していたのだけど車窓からも雪はなく、富山は前日の高槻よりも暖かいくらいだった。

結果から言って、もう本当に行ってよかった。とてもとても素晴らしい舞台だった。
真っ白なセット!
りやんめんの時も真っ白、今度も真っ白、偶然?なんて思って台本を見直したら、私がト書きで真っ白な舞台と指定していたんだった(笑)。
そこにカラフルな衣装の登場人物たち。
だいたい私の作品はおじいちゃんとかおばあちゃんが登場するのだけど、この作品は学生さんたちが演じて無理のない年齢設定になっているせいか、みんなそれぞれに適役。
演出の小柴さんは出演もしていた。演出と出演、大変だったと思うけど、どちらも完璧だ。

自分の作品が舞台化されると大抵違和感がある。あってもそれが作品の幅になっていると思うので問題はないのだが、今回の小柴さんの演出にはぜんぜん違和感がなかった。まるで私が書きながら自分で演じていた脳内劇場がそのまま目の前に出現したようだった。ここ!と思った所では本当に泣けてしまったし、ほほえましかたり、笑えたり、1時間あまりの、とても贅沢で幸せな時間を過ごさせてもらった。
やっぱり自分の作品は、出演するより観る方が楽しい(笑)。

駅前の「とやまるしぇ」をぶらぶらして、白えび丼を食べてお土産を買って、今回は富山でも金沢でも観光はしなかったけど、とても満足。楽しい旅行だった。

舞台を背景に出演者のみなさんと記念撮影。
なんと、このほかにも沢山の演劇部の方たち。手土産の生八つ橋がぜんぜん足りない(-_-;)
おまけに富山のおみやげまでいただいてしまった。

ナイ、スイ、バツ、マルコ先生、ソラ、レミ、てんこちゃん、たそがれさん、ニッチモ、サッチモ、舞台も、照明も、音響も、衣装も、制作も、お疲れ様。みんな本当に素晴らしかったです!