ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

劇団大樹「森蔭アパートメント」12月公演

2009-11-09 | Weblog
12月9日(水)~13日(日)、劇団大樹さんが「森蔭アパートメント」を上演してくださる。
晩秋から冬にかけての季節を、私は作品の舞台にすることが多い。
木の葉が散っていく。ストーブの上でお湯が沸いている。着膨れした女の子がかじかんだ手をかざす。湯気で曇った窓ガラス。木枯らしの町から帰ってくる誰かの足音に耳を澄ます…。そんな光景を、懐かしい既視感と共に思い浮かべる。「森蔭アパートメント」の舞台もやっぱり秋から冬にかけてだ。
チラシを送ってくださった。出演者たちが勢ぞろい。役者さんを知らなくてもどの人がどの役かすぐにわかる。
ストーリーを紹介すると、「時間の流れを感じさせない場所がありました。そこには森蔭アパートメントという名の古い建物がありました。不思議なカバンに誘われて、迷い込んでしまった女と、そこに暮らす不思議な住人とネコと幽霊…」。
「不思議」と「記憶喪失」と「ネコ」と「幽霊」とくれば、み群ワールドの王道(笑)だ。
劇団大樹の川野さんのHPのブログには、くわしい稽古状況が書かれている。それを読ませてもらうのも楽しみだ。自分の書いた台本が、演出家や役者さんそれぞれの手に渡って、どういう風に舞台作品になっていくのかがよくわかる。
実は10日ほど前まで、私は来年の3月にむけての星みずくの作品を書いていて、それを書き上げて、そのあとずっと呆けていた。大樹さんの公演はまだまだと思っていたら、なんともう一ヶ月を切っているではないか。私も早く東京の知人たちにチラシを送ろう。
川野さん、今年も楽しみに観せていただきますね!






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