昨日、Pアクト文庫に出演させてもらった。
衣装はなぜか季節外れの、それも私に関しては作品と関係のない浴衣姿。
これはPアクト文庫恒例の衣装合わせの結果だ。
Pアクト文庫ではいつも出演者の衣装に共通点を持たせている。
今回は「花柄のゆかた」というわけで、私はおととし買った薔薇柄の浴衣で勝負。
足袋を穿いて夏着物のように来ていたせいか、それほど季節外れな感じもなくお客様からも好評だった。
私自身はあまり協力できなかったけど、客席は昼も夜もいいあんばいに満席に。
(公演の詳細は、飛鳥井さんがPアクトのブログにアップされているので、参照くださいね)
私が読ませてもらったのは「もりお君のこと」という作品。
これは、もう10年以上も前に、深夜のテレビドラマとして書いたものがもとになっている。
私らしい作品をといううれしいお話をいただいて、もう一歩で企画が通るというところでドラマ枠がバラエティに変更になってしまい、そのかわりに私は悪質商法啓発ドラマというのを書かせてもらったのだけど、作品自体は宙に浮いてしまった。
宙に浮いてしまったその作品を、まずは星みずくの第一回公演の時にリーディングドラマとして書き直してときちゃんに読んでもらい、そして今回一人読み用に書き直して自分で読んだというわけだ。
なんだかちゃっかり有効利用している。
作品としてはなかなか好評、でも読みはまだまだと反省。
もう飛鳥井さんは別格なので比べようもないが、朗読も奥が深い。
いろんな方とお話ができ、お客様から私の好きな作家を当てられたりして、今回のPアクト文庫はとても楽しかった。
思い出の人物の一人一人にスポットをあてて、形を変えてそれぞれを主役にした短編を、もっと書いてみたいと思ったり。
さて、これからは11月公演に向かって、集中していかなければ!