La douce vie

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フィギュアスケート全日本選手権の高橋選手と宇野選手

2018-12-27 | figure skathing、ice show
ショートプログラムの3Aのラウンディングが危うかったのを見て、3試合目でも緊張をコントロールするのは難しいのだな、と感じました。

このSPで、2位についたことで、かなり高い確率で4Tを入れるだろう、と憶測。4Tを入れなければ、ある程度まとめる演技ができ、表彰台に乗る確率が高くなる。高橋選手はそれを良しとしなかったのではないかと。表彰台に上ることが今回復帰の目的ではないし、宇野選手は別格ですが、若手選手が食らいついて欲しい、そして、アスリートとして、なるべく宇野選手との差を詰めたいという欲もあるかな…。まぁ、人は自分にとって都合のいいストーリーを考え出してしまうもの、私の勝手な憶測です。


FS。最初の踏切りでタイミングが合わなかったのか、3Tに。その後は少しプログラムを通すバランスを崩したように思えました。
ちょっと、カメラワークが…。最初は真正面から撮って欲しかった。あの肩や肩甲骨のラインの動きが見えにくい!サーキュラーのステップも途中途中、雑誌の切り抜きのように美しいポージング、角度がちょっと残念。フィギュアスケートってカメラワークも重要。
後半の音楽で手拍子が起きそうなメロディがあるんですが、手拍子起きないんですよ、手拍子大好き日本人なのに(笑)きっと、みんな、最後まで滑り切れるか心配。今回は西日本の時と違って、最後のステップに繊細な気遣いが出来ていた印象。あっという間だったな。


結果的に2位。世界選手権辞退は特に驚きませんでしたし、彼の言うことが第三者としてもファンとしても理解できるものでした。

それと、全日本まで、プログラム全体を滑り切る体力というか、作品の完成度というか、に、満足出来ないなら、現役を続行するのではないかという予感。これも勝手な憶測です。


今回も順位や演技に一喜一憂することはありませんでした。心が氷の上に戻ってきている様を感じられる事が嬉しい。FSの完成形を見たい気はあるが、それは世界選手権である必要は感じず、アイスショーでも来シーズンの地方予選でも、私にとってはどこであっても構わないのだ。




宇野選手

素晴らしいSPとFSでした。技術が凄いのだけれど、彼はそれを芸術作品として、まとめ上げることができる。美しい調べを技術の犠牲にせず、音楽の中に溶け込む。当然の結果だけど、優勝おめでとう!子供の頃から知っている選手ですが、すっかり、世界のトップの風格が身についています。演技だけでなく、氷を降りた後の態度ま含め。

実は放送で直接見ることができたのは、宇野選手のSPの演技だけ。あと、6分間練習でした。
練習のステップで少しバランスを崩し、顔を歪めていたので、心配でした。もう、演技を楽しむという気持ちより、怪我の状況、宇野選手のジャンプ構成での着氷の負担の大きさを思うと、正直、棄権した方が良いのでは、と。
捻挫を押しての演技。足の踏ん張りがきかない中、難易度の高いジャンプを次々と降りる彼の4回転ジャンプの習得がこれほどのものかと驚嘆しました。

医師の見立て、コーチとの相談、最後は自分の意志と、明快な状況報告。
メディアに対する受け答え、賢い選手だと本当にいつも感心します。
ただ、前に書いたこともある、正義感が強すぎて、怪我をしないか心配、今回で言えば怪我が深刻にならないか、心配です。スケート関係者は競技に関してもアイスショーに関しても宇野選手のこの部分に甘えている、と私は思ってしまう。
競技でもアイスショーでも宇野選手の演技を1つでも多く見ることができるのはファンとして嬉しい。ただ、自分をすり減らさないように、と思えてならない。

小塚君がGPF後に試合の狙いを定めるよう、一見厳しいようで、思いやりのある記事がありました。トップスケーターとして活躍していた小塚君だからこそ、宇野選手に対して見えるところもあるんだろうな。

ただ、宇野選手がこういう人柄だからこそ、応援したくなる、という矛盾した気持ちも(笑)

話は移りますが宇野選手はいつも選曲に感心するというか、宇野選手に合う曲を本人も振付師もよく分かっているな、と感心します。衣装も素敵です。



男子も女子もビデオに録画はしてあるんですけど、見どころがありすぎて、まだ、手をつけられません。しばらく、見ることができないので、今回は二人に絞りました。
2004年から黄金期を迎えた女子の百花繚乱の再来を見るのも楽しみ。またどこかで、書く機会があれば。


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