La douce vie

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フィギュアスケート:GPファイナル 浅田選手優勝!小塚選手2位!!

2008-12-15 | figure skathing、ice show
浅田選手、優勝おめでとう!
なのに、なんだろう?この終わった後の消化不良のモヤモヤ感は・・・。


四大陸でびっくりした韓国ファンの「キャーキャー」は未だにひいてしまいますが、少し前の日本ファンの「どんな音楽でも根性で手拍子!」も海外の人から見たら同様の異様さなのかもしれません。(あぁ、私もNHK杯で手拍子したよ)
国や年齢によっての価値観やブームの違いをイチイチあげつらねてもしょうがない・・・けど、やっぱりちょっとびっくり。


SP:

浅田選手の3F-3Loの認定が鍵かな、と思っていたら回転不足判定。ヨナ選手がLzが1回転になって微妙かな、と思っていたらヨナ選手首位。
荒川さんがヨナ選手の演技の後はプレゼントがすごいので時間がかかるので2位でよかった、と言っていましたが確かにそうだと思いました。ぬいぐるみとかの毛がリンクに残っても困るし・・・

キム選手ははじまる前に呼吸が浅いのかドキドキしているのが見えたのですごく緊張しているのだな、と感じました。
あのお揃いのバナーがサッカー並みに凄い。

中野選手はSPはGPシリーズよりはよかったですが、全体的に硬かったかな?

ロシェット選手はGPシリーズの結果が良すぎたので3位以内確保かと思っていましたがSPで不安を一気に噴出してしまった感じ。これが来年のオリンピックに生きるといいですね。

男子はSPで4-3が決まればジュベール選手、今まで通りのスケートができればチャン選手と思っていましたが、ジュベール選手精彩さをかき、その後棄権。
チャン選手はビッグタイトルに呑まれて3Aのタイミングを見失っていましたね。
チャン選手のジャンプはスピードがあって大きさがあってコントロールがまだ難しそう。
きっと、これが次に生きるのかな?
小塚選手の高評価は嬉しいやらびっくりやら。スピンはランビエール選手がいなくなった後、私の中では一番綺麗に感じるスピンです。
軸のとり方がきれいで最小限の力で回っている感じがしていいな。


FS:

女子はSPから一転、6分間練習でしーんと静まりかえった会場が異様。
キム選手を集中させてあげようという分かりやすい一体感。

ロシェット選手は本来コンスタントに180点台が出せる選手だと思っていて、上位3名が不調な時に割って入って欲しい選手です。
FSはジャンプのミスがあったわりには高評価で今後の自信につながるのではないかと感じました。

安藤選手は曲がかわってよかったな、と思いました。
中野選手と重なる云々の問題ではなく、新しい曲の方が安藤選手に合ってる気がします。衣装も今回の方が好きだな。うるさく言えば青は彼女の顔色が映えない気がするのですが。
私は安藤選手の4回転跳ぶか否かにあまり興味はないのですが、今回は伊藤みどりさん同様3Sの軸が多少ぶれたままに思い込んでいたので、あとで4回転報道があったのでびっくりしました。
終わった後のあの笑顔はそういう意味だったのですね。

中野選手は3Aに挑戦したせいか、他のエレメンツへの影響も大きく、本来の「ジゼル」の魅力が出てなくて残念でした。
今シーズンは3Aの他に2Aが2回入っているのが気になっていて、1つを3回転ジャンプにしてほしいな、なんて希望があります。
でも、プログラムであれだけ完成された世界観を作ることと難易度の高いジャンプを入れることと、バランスが難しいのでしょうね。

訂正:スケアメをもう一度見てみたら2Aは2回でした。中野選手やファンの方に大変申し訳ないです。

今回は浅田選手は完全アウェーな状況になると分かっていたし、今年のFSはオリンピックまでの2年で完成させていくプログラムだと思っているので順位に対する執着はあまり感じていませんでした。
どんなに状況が厳しい時も常に彼女は冷静なのですが、終わってみると大変な試合でしたね。
3Aを2回決めてどんどん会場のテンションが盛り下がっていくのが正直残念でした。(また、私の被害妄想かな?あまりの凄さに息をのんだという見方もあるかも)
演技を終えた後も彼女らしい達成感を感じた表情はなく硬い表情のままでキスクラを後にしたのもモヤモヤの理由かもしれません。

キム選手は冒頭の大きな3F-3T、のびのびと表現できていて3Lzをクリーンに降りたあたりはヨナ選手の勝利かと思いましたが、3Lzでまた1回転。
彼女はルッツは得意という印象があるのですが。
サルコウで転倒。ここで微妙かな、と思いました。
やはり、キム選手と浅田選手の勝負というのは常に紙一重の差。
次のオリンピックでどちらかが悲願を達成したとしてもできればもう4年続けて技術、表現力をさらに磨いたスケートの深奥を見せてほしいと感じずにはいられません。

男子:
アボット選手。優勝おめでとうございます。
技術的にも表現的にも全体的にケチのつけどころがなく素晴らしい選手なのですが、なぜか演技が印象に残りません。恐らく全体的に欠点がなく好みでない動きをするわけでないから。つまり素晴らしい選手ということなのだな。

今GPシリーズでチャン選手、アボット選手、小塚選手、織田選手のオールラウンダーで確実なジャンプを跳ぶスケートが男子の方向性の主流になるのではないかと感じました。

小塚選手、4回転転倒しなかったことが演技全体の動揺につながった感じもしますが、初出場でビッグタイトルの欲に呑まれず、よく自分の目標に向かってスケートをしたな、と感心しきりです。全日本での織田選手との一騎打ちが楽しみ。

ウィアー選手はNHK杯同様体調がまだ復調でなかったのか、プログラムを無難にこなした印象。全米までに元気になるとよいですね。

ベルネル選手。きれいな4回転と「ンーっ!チュバッ!!」という投げKissだけ異様に記憶に残ってしまって・・・あの投げKissはなかなか日本人にはできない・・・

チャン選手はSPの動揺が消えず、全体的にも精彩さ欠いた印象。
今回いいスケートをすれば小塚選手同様今まで以上のスコアをたたき出した気がしますが、ロシェット選手同様来年のオリンピックに到るまでの勉強というところでしょうか。

GPSを通して昨年同様実況に対してはあまり不快感はなかったのですが、(どちらかというと佐野さんや伊藤みどりさんのキャラの濃い解説の方が・・・びっくり。)
EXの放送がまたしても過去の名場面を入れたり順番をめちゃくちゃにしたりして不快でした。そういうその瞬間の視聴率を取るための本末転倒な番組構成がどんどんTV離れを起こしていることにどうして気付かないのでしょう?



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