La douce vie

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アイスショー:THE ICE 2017

2018-01-23 | figure skathing、ice show
またまた、いまさらシリーズ。THE ICE2017は浅田真央さんが引退発表してプロとして最初のショー、と記憶しています。
これから、プロとしてというアイスショーはだいたい未来志向であるものが多いように思いますが、真央さんの競技人生を振り返る感が強いショーでした。もしかして、アイスショーもこれが最後なのでは?と訝ったのですが、そうでもないみたいですね。考えすぎ。

最初はバーレッスンのようなところから始まるのはなかなかお洒落。

小塚君。ウェルカムバック。また、氷の上に戻ってくれて、みんなの前で滑ってくれて嬉しいです。
復帰プログラムは小塚君のEXの中で一番好きなプログラム。小塚君のスケートの巧さと彼の爽やかなイメージが見事に融合したプログラム。
小塚君を支え、氷の上に戻す後押しをしてくれた、ファンやご家族、スケート関係者に感謝。

鈴木さん。リベルタンゴ。鈴木さんのリベルタンゴ、やはり彼女の音楽を捉える力は素晴らしい。

無良選手。ジャンプの強い選手のイメージがいつの間にかに表現者になって久しい。

織田君。彼の独特のスーッとどこまでも伸びるスケーティングは観ていて気持ちいい。観客と心を交わし合うことができるのも織田君の稀有な才能。

宇野選手。すっかり、トップスケーターの風格。このアイスショーとともに成長した宇野選手。今年の選曲は宇野選手の良さをさらに引き立てものですね。

ジェフ。すっかり、THE ICEの二枚看板の顔に。ショースケーターとしてパーフェクトなスケーター。
それから、真央さんのパートナーとしてもパーフェクト。

高橋君。これぞ、アイスショーといったプログラムとkissing youをしっとりと。あと、真央さんのお陰でラフマニノフを一部だけど再び観ることができて、嬉しかったです。

浅田真央メドレー。
真央さんが過去に使っていた曲と同じ曲を使っていたスケーターがそれぞれのプログラムの一部を滑るメドレー。これはいいですね、それぞれのプログラムを楽しみながら、どこか、真央さんの競技人生をちらりと思い出す仕組み。小塚君だけは、真央ちゃんのコピー。これは小塚君だから、短期間で出来たんだと思う。改めて見ると、曲の中にいろいろなステップが詰め込まれすぎていて、狭くないだろうリンクでも足りない感じです。これを女子のフリーの最後で滑っていたんだから。真央さんと小塚君はやはり特別な才能の持ち主だったのだ、と感じさせるメドレーでした。
最後は真央さんの競技人生最後のプログラム、リチュアルダンスで。私、このプログラム好きでした。蝶々夫人が真央さんの競技人生最後のプログラムであれば、あまりにも競技に徹したプログラムという感じで、残念に思ったけど、リチュアルダンスは彼女にしか滑れないスケーティングとか、衣装のセンスとか、競技成績としては納得がいくものではなかっただろうけど、若手とは別格のスケーターと感じられてこれが最後のプログラムでよかったと思えます。ま、個人的な意見に過ぎませんが。

真央さんのソロプログラムは途中で過去の写真のスライドが出てくるのが、サラ・マイヤーのプロ引退の時を思い出しました。

ローリー・ニコルのサプライズ。真央さんがローリー・ニコルに一貫してプログラム作成をお願いしたのは、勝つため以外に大切なことがあったのでしょう。あまりにもサプライズで会話が続かない。舞さんが頑張ってましたが、進行係がいてもよかったのでは。

今回は同じ時期、競技で切磋琢磨したプロの日本人スケーターが多くて、嬉しかったです。真央さんありがとう。