La douce vie

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映画「エターナル・サンシャイン」

2007-02-14 | cinema/観劇/舞台
自分にとってかけがえのない作品と出会うということは1年に1本あればいい方です。
1年に2本出会ってしまうような当たり年もあるけれど、2,3年に1本というのが普通でしょうか。

エターナル・サンシャイン」は私の中で久々のクリーン・ヒットです。「マルコビッチの穴」と同じ脚本家だったので、「ヘンテコな作品に違いない」と思ったのですが、登場人物や設定にヘンテコなところはところどころあるのですが、芯のある作品です。

つらい恋をしたり、不幸な出来事が起きた時に「この記憶が消えてしまえばいいのに」と誰もが一度は思ってみたりするものです。

バレンタインの直前、髪の色をしょっちゅう変えてしまうクレメンタイン(ケート・ウィンスレット)はケンカ別れをしたジョエル(ジム・キャリー)とのつきあっている間の記憶を消してしまう。そのことを知ったジョエルは同じ処方をかけてもらうことにする。次々と消去される記憶を巡るうちに、彼は記憶から消し去られないように逃げはじめる・・・。

話の締めくくり方が気に入っています。入り口は変化球ですが、本当は真正面に恋愛を捉えたよい恋愛映画だと思います。
それからジム・キャリーが非常に落ち着いた演技をしていていいです。ジム・キャリーだと分かっていてもジム・キャリーを感じさせません。(でも話の中の一部でこれ以上となくジム・キャリーらしい場面があるので、そこで彼だと確認できます)