しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

桜おろし

2009-02-23 08:09:56 | Weblog
'09/2/22(日)
晴れ 西よりの風 温度max15.7℃ min -4.7℃

 旭の愛農に連絡を取り、鶏糞を受け取りに出かける。梅の花がそこかしこに咲いているためだろうか、行く道の風景はどことなく春の空気が流れているような感じがする。今回の大松農場の鶏糞は少し濡れた塊がまざっていた。いつもはサラサラに発酵して乾いているのだが、随分はけてなくなっているので生産が間に合わなくなっているのかもしれない。
 昼ごはんの後に、ハウスの中に下ろす。直接そこからボカシに使うので袋には入れないで置く。水分が多いところは籾殻を混ぜておく。大体半分はボカシにして、残りはハウスで湿った部分を乾燥させることにする。
 温床に使うための270センチサイズのトンネル枠が見当たらない。更科の畑に使っているのを見に行くが一部しか見つからない。ひと回り小さいサイズの枠に混ざってしまったか、深く土に差して見かけ上小さくなってしまっているか、、、記憶にない。あきらめて、他のものを使うことにする。
 明日は雨になりそうなので、ハウスで播種作業が出来るように、培土をふるいにかけておく。今年の培土はあまり上出来とはいえない。前年の堆肥が少し未熟なのと、腐葉土が完熟できていないため。ふるいにかけると形が残っている落ち葉が随分残る。落ち葉を積んだ時風に飛ばされないようにシートを長い間かけ過ぎて雨がいきわたらなかったので、分解が遅れたようだ。今年のはネットで飛散防止しているので雨はしみ込むだろう。
 美香が用事で出かけたので、温床用に電源コードのドラムを買ってきてもらう。
日暮れまで人参後の畑の、大きめの草とヨモギのあるところを刈り払い機で刈り、耕運する準備をしておく。
 ハウスで実験的に作った赤大根はあまり大きくならなかった。その品種の適期を少しずらして作るのはむずかしい。この赤大根を皮ごと下ろしてみた。桃色と赤が入り混じり、とても綺麗だ。味も甘さと辛さがほど良い。勝手に桜おろしと命名する。