梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

核の傘と日米地位協定と敵基地攻撃能力と

2022-02-09 10:20:29 | 雑記
今年に入って北朝鮮は頻々とミサイル発射を繰り返している、
これに伴って自民党から憲法を変えて敵基地を先制攻撃できる能力の兵器を保有すべきだと再三発言している、
防御が難しくなった北朝鮮の兵器に対抗するには危険を察知したら先制攻撃で敵基地を破壊するというのだが国際法でも先に引き金を引くことは禁止されている
ではどの時点が「危機を察知した」と言えるのか、ミサイルが発射されたらその基地を攻撃出来ても無意味だし発射される事を事前に察知できるとは思えない、
地下格納だったらサイロのカバーが開いた時と言えてもそれが日本に向かうか、或いは開けただけかの判断はどうするのか、
さらに北朝鮮の実験は鉄道だったり、トラックだったり潜水艦発射型だったりするのだから照準を合わせる事すら難しいと言うより無意味になりつつある
北朝鮮のターゲットはあくまで交渉相手であるアメリカを意識して攻撃目標は北朝鮮を攻撃できるガム島の米軍基地まで届く火星12と本土まで届く火星15と言うミサイルを開発しているのだと言う、
日本の兵器は北朝鮮迄届かない事を解っているのだから当然北朝鮮の攻撃目標に日本の基地は含まれていないだろう、
しかし日本が憲法を変えてまで北朝鮮まで届く兵器で北朝鮮本土に目標を定めたとすれば北朝鮮のターゲットになる事は間違いないだろう、
日本はアメリカの「核の傘」に守られていると言われているが日本が専守防衛から他国攻撃能力を備えた国となればその時点で日本はアメリカの橋頭保となり最前線となる、
昔中曽根総理が「日本はアメリカの不沈空母だ」とリップサービスをした事が有るがまさしくその通りになってしまい最初に破壊すべき目標となる事は当然だ、
アメリカにとっては北朝鮮の攻撃能力が日本とアメリカに分散されるわけだからこれほど有難い事はあるまい、しかもアメリカの軍事予算ではなく日本の防衛費と言う軍費で賄い、アメリカの兵器産業をさらに潤すわけだ、
独立国家の兵器調達をアメリカ以外から調達する様な事はまずありえないのだからどんな兵器でも言い値で買う事になるだろう、今の政権はずっと昔からアメリカの言いなりにしか見えない、
日米地位協定も敗戦国家でこんな一方的な地位を押し付けられているのは日本だけで韓国ですら在留米軍は韓国法の下にあるが沖縄基地ではこのコロナの緊急時でもアメリカ本土より無法地帯の様だし、関東上空の管制圏も未だに米軍の監視下にある、
未だに被占領国家なみの関係は改善できないのだろうか


最新の画像もっと見る

コメントを投稿