梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

強欲インフレと限界生活と年金と

2024-06-21 09:59:52 | 雑記
この花はカシワデアジサイと言うらしい




イット!と言う番組で年金物価調整による2.8%増額の話題を追っていた
街中で年配の人達に「増額ですね、どうですか、贅沢しましたか?」と声をかけている
テロップには“国民年金の額は月6万円、凡そ1800円増額”となっている
殆どの人は「贅沢どころではありません」と言うのは当たり前だ、月6万は小遣いではなく生活費である
中には「思い切ってうまいものを」と言う人と「少しでも預金に廻す」と言う人もいるにはいたが月6万円で生活すると言う事をこのインタビュアーはどう思っているんだろうか
見た限り笑っての映像だったが若しかしたら皮肉を込めたブラックジョークだったのか
だとしても画像から受けた印象は違和感と不快感だったことは否めない
物価調整費が2.8%と言うのは一体どういう基準ではじき出しているのだろうか、
此処1年余り毎日のように物価は上がり続けている、恐らく便乗値上げも相当含まれているだろう
欧州で強欲インフレと言うワードが飛び交っている、デフレから来るスタグフレーションから建て直す為所得をあげる為に物価の上昇を容認し、
それを給与所得に反映する事で内需の好循環にと言う政策を欧州に倣ったのか政財官の悪巧みか日本政府も推し進めている
その結果物価上昇率は前年比で35%を超えて更に上昇傾向にある
しかし欧州でも米国でもその上昇分は殆ど産業界に蓄えられて所得の上昇率は物価上昇率の半分程度だ
年金の物価調整費が一般の所得上昇率を鑑みてだとすればこの強欲インフレの実態を如実に表している
自由経済の崩壊と言う事を森永卓郎氏が言っているが確かにこのままでは経済以前に社会が持たない
これで少子化対策なんぞはまさしく「笑止」である