梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

歴史と地理、勉強の話

2014-01-07 09:48:06 | 雑記
歴史の教科書が教師たちの手で新たな方向で検討されるという記事を見た、「年号で丸暗記が成績に重要だというのは歴史と言う教科では歴史を理解するという事にはならない」とは言うのには全く同感だ、小学校で言う社会科と言う括りの中で歴史と地理と現代社会と言うジャンルが同一なのはすべて関連しているからでそれを単に年号とか重要人物の名前とか国名の暗記能力で好成績になるというのは勉強の弊害以外の何物でもあるまい、
私は歴史も地理も好きなほうである、しかし年号で言われたら恐らく相当ひどい点数になるだろう、しかしその前後関係はほとんど間違いなく答えられると思う、
女房もかなりの歴史好きだ、とくに奈良時代に関しては年号と天皇の名前ではとてもかなわない、しかし地理が実に弱い、まあ女性は地理には弱いものであるがどうしてあそこが抜け落ちてしまうのかわからないがたとえば壬申の乱における大海人皇子の吉野脱出などは地理との関連が深く実に興味深い話なんだが「解らない」そうだがそれでも「面白い」らしい、この時代だけでも時系列になぜ壬申の乱が起きたか、大化の改新との関連は?さらに遡れば天皇家は何処から始まるのか?記紀の物語と実際の歴史の関係は?などと興味は尽きない、やがて平安時代を通り通り武士の台頭で鎌倉幕府が出来、足利尊氏が室町幕府を開く、やがてそれも爛熟から衰退し戦国時代を経由し江戸幕府が出来と言う話はすべて小説に成程色んな話があり、すべてそれも地理と絡んでくる、
しかし学校で教えるのは「いいくに作ろう・・」と言った丸暗記である、歴史は人が生きて来た記録そのものでありさまざまな条件を克服し社会を発展してきた証でありそれを理解しそこから何かを得る、多くいの間違いを犯しそれを教訓にしてまた新しい歴史を積み重ねる、それが「知恵」と言う最大の武器で地球と言う星の生命体に君臨する事が出来たはずである、それは「何年何月に起きたか」より、「なぜそれは起きたか」の方が重要であり、それから何を得て何を積み上げてゆくかが人間の成長、社会の成長の根源だろう、
教育と言うものが相変わらず暗記した内容だけで成り立つならやはり日本の未来は暗澹たる物になるだろう、私は中学校しか卒業していない、しかし子供たちの勉強は高校生になってもある程度教える事が出来た、数学も基本的な処は中学校でほとんど習っている、
微積は無理だが私達の卒業した昭和38年頃の中学では二次連立方程式と因数分解まで教えていた、基本的に此処まで覚えていればある程度の数学は対処できる
数学は基本的に足算であり、その逆が引き算、同じ数を複数回足すと言うのが掛け算でこの逆が割り算である、殆どの数学はこれを基本にしている、九九はあくまで「早く答えを出すための暗記」でありそれ自体には意味はあまりないのだがこの基本を理解しないで次に進むのでそれこそ五里霧中になってしまうのだ、
脱線した、歴史はその前後関係が重要で細かな年号はあまり関係ない、それが学習意欲を削ぐならやめるに越したことはない


最新の画像もっと見る

コメントを投稿