梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ヘレンメリルとグラシェラ・スサーナ

2014-01-11 17:13:24 | 雑記
先日何かの用事で娘と会った、たしか女房に用事があったと思ったのだが覚えていない、娘は11月の初頭に40歳になったのだがどうも今の40歳と言うのは我々のころとかなり違ってまるで小娘のような服装をしている、決してそれが似合うと言うのではないがそれなりに着こなしている、その上に40になっても毎年誕生日プレゼントの催促がある、女房の話では今年は編み物用のけいとだったそうだ、自分の記憶ではがさつの見本みたいな娘にはどうしても違和感があるのだが色々女房や取り巻きにプレゼントし巻くって居るようだ。
当然その代わり両親にも誕生日の贈り物がある、私はタバコをやらないしあまり服装に興味がないので(娘に言わせると「お父さんの着るものは難しすぎる」そうだが)贈り物に困ると言っていたので毎年誕生日前に「これを買ってくれ」と言う事にしているのだが私は新し物好きなので結構高額になる事が多い、
最初は電子ブックで去年はシャープの電子ノートだった、その前の年に私が革製品と銀製品が好きだと言うので二つ折りの財布を買ってくれたが息子の話では「結構高額だぞ」と言っていたのだがブランド品にはあまり興味が無いので結局使わなかったのだがそれも不満らしい、
私の誕生日は1月なので未だなのだが「何がほしいか言ってくれ」と言う、色々考えた結果久しぶりにCDを何枚か買わせる事にした、昔持っていたが車を下取りに出す際にうっかり乗せたまま出してしまったCDが有ったのでこれを買わせることにしたが如何にせん古い歌手なので名前を言っても覚えられないそうで「自分で買って来たらお金を渡す」と言う情緒もありがたみも非常に少ないプレゼントになった、が貰えるだけ有りがたいし使わないものをもらっても仕方がないので有難く請求させてもらう事にする。
手に入れたかったのはグラシェラスサーナの日本の歌のCDで最初に彼女達の歌を聴いたのはかれこれ30年以上前だったと思うので今では結構いい年齢ではないかと思う、
独身の頃カーステ用にガソリンスタンドでカセットを買ったのが最初だった、それからCDになって二枚組を二度買ったがどのレーベルに入っていたか覚えていない、正直言って日本のオリジナルより彼女の声の方が私には素晴らしかった、特に好きだったのは「石狩挽歌」と「狂った果実」それと「回り灯籠」だった、
今回見つけたのに入っていたのでは(本当に“見つけた”と言うくらい無かったな)「別れの朝」と「恋人よ」が秀逸だった、「回り灯籠」は入っていたが「石狩挽歌」が入っていないのでまた探してみようと思っている、もう一枚はブルーノートのダイジェスト版でこれもLPで持っていたが処分したリーモーガンの「ムーンイトデザート」(月の沙漠)その他有名な曲が入っているが正直殆ど持っている、この月の砂漠が見つからなかったのでそれだけで買った様なものだった、
私は昔から外国のシンガーが歌う日本の歌が好きだ、最初はおそらくアーサーミラーの「猩々寺の狸囃子」だろうな、迫力のあるブレスで歌う猩々寺は全く童謡とはかけ離れているが豪快な笑い声と印象に残っている、
その次に気に入ったのはヘレンメリルの「五木の子守唄」だった、同じLPに日本の歌が入っていた筈だが覚えているのはこの曲で少女の悲しみがあの優しい歌声が見事に表現されていたので恐らく誌の内容を理解したうえで歌っていたのだろう、
今マスコミでは歌手の事を「アーティスト」と言うが恐らくこの頃の歌手がそう呼ばれたら笑ってしまうだろうな、淡谷のり子が「今の歌手と言われている人達は歌手ではありません、あれは“歌屋”です」と言って居たが彼女も「芸術家」と言われたらどうコメントするんだろうな、
音楽と言えば昔は映画音楽と言うジャンルが有ってとても好きだった、その中でも「黄金の腕」と「ガラスの部屋」が好きだったのだが「ガラスの部屋」はお笑いタレントのヒロシがBGMに使ったおかげであの素晴らしい曲は笑われるようになってしまったのは実に残念だ。

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