梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

台風の思い出

2011-09-21 10:37:17 | 雑記
今年は自然災害が多い、地震から始まって此処に来て台風が立て続けに上陸或いは近海を通過する、そして被害がかなり甚大になっている、
日本は概して台風被害が多い国である、昭和20年代の生まれである自分は静岡県の中央に生まれ育ったので僅か15年しか暮らして居なかったのに随分何回も遭遇した様な気がする
伊勢湾台風が来たのは多分昭和34年だったのではないか?翌年修学旅行で名古屋に行ったときに未だその傷跡が残っていて社会勉強のためと言う事で被害の大きかった鍋田干拓と言うところに言った記憶が有る、
伊勢湾台風が襲った同じ年の8月に遠州地方は記録的な集中豪雨を受けた、その日偶々林間学校で近くの山にある宿泊施設に泊まっていた、先生と何人かの父兄が一緒で生徒は男女併せて33人だったと思う、
施設のある粟が岳と言う山は海抜530m程度だが大井川の縁にあってこの先東から南には遮る物は何も無い見晴らしの良い山である、余談だが今出来上がったスカイツリーがこの山より70mも高いと言うのは俄かに信じられない思いである
到着して荷物を運び込み少ししたら山頂は真っ黒な雲で覆われてしまい猛烈な雨と雷の襲われる事になった、恐らく未だ昼前だったと思うが外は真っ暗で夜の様な按配で猛烈な雨と風が急いで立て回した雨戸を激しく叩く、雷は殆ど真横で引き裂くような音を繰り返しその度に雨戸の隙間とトイレの小さな窓から閃光が光る、2時間位か若しかしたらもっと短かったのかも知れない、
雲が引いた時未だ明かりが残っていて遥か下の方に流れている大井川が来た時に見た川の中に模様を描くように流れていた物が川幅いっぱいに茶色の水で溢れていた、
この時の雨は我が村の橋を全て流し去ってしまい多くの土砂崩れを引き起こしていた、僅かな水田はほぼ全滅状態になったが人的被害は全く無く、村の人達も然程大変な事になったという感じでは無かった記憶が有る、しかし我が家はこの豪雨の後に通過した伊勢湾台風で家が半壊する事になる


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