梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

死刑考

2021-11-02 09:23:48 | 雑記
蜜柑が色づいた、

また無差別殺人事件が起きた
京王線電車内での犯行はつい最近もあったが動機の「死刑になりたかった」と言う事件はかなり前から頻々と発生している、
「自殺したかったが怖くてできず、人を殺せば死刑になれる」と言うのだが自殺を考えている輩が怖いなら一生懸命生きている人間の恐怖は計り知れない、
少し考えればわかる事ではあるが人を殺す様な輩にそんな事を言っても仕方がない
「死刑になるのは2人以上だから一人殺すなら大丈夫」と言う犯罪者もいる一方で「死刑になるには2人以上殺さなければ」と無関係な人間を多人数殺す事を目的にする
死刑と言う極刑が犯罪の抑止効果があるとして死刑制度がある国は世界的にも少なくなっていると言う、
しかし我が国では此の極刑は抑止効果どころか犯罪動機になっている様だ、
「死刑は非人道的だから廃止すべき」と言う世界的な意見には「殺人自体充分非人道的なんではないか」と言う気もするが日本ではそれとは違う理由で死刑は廃止した方が良いのではないかと思い始めた
「死刑にしてほしいから人を殺す」と言う動機が多いなら死刑を廃止する事で少なくともこういう理不尽で理解しがたい殺人が無くなるなら早急に廃止するのが良い、
代わりに抑止力としては「終身刑」が必用なんではないかと思う、
恐らく受刑者にしてはその方が負担が大きいだろう、一生格子の中で過ごさなければならない事は自殺志願で殺人を犯した人間にとってあるいは心静かに死刑を待って消えていける犯罪者にとっても地獄であろう
確かに被害者親族知人にとっては「何故あいつが生きているんだ」と言う気持ちは充分に理解できるがそれが「生きているだけの屍」である事で納得をして貰う事しかあるまい
同じ日、30代の男が60代の良心を殺したと言う事件もあったが本当に殺伐としてきた、
此れも政治が追い込んだ「夢も希望も、現在の生活」すらない社会の澱だとこじつけるのは衆院選挙で自民が勝った事に対する多くの国民の想い出もあるぞ