梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

非嫡出子とシングルマザーと子供の心

2013-07-20 15:49:04 | 雑記
嫡出子と非嫡出子の相続権について非嫡出子は嫡出子の半分で有ると言う事が又問題になっている。
婚姻状態で生まれた子供と婚外で産まれ認知をした子供とで二倍の差が有ると言うことは確かに子供にとって不公平で有ると言う事が出来ると思う、まあ其れが問題になるのはかなりの遺産が有る場合で庶民の殆どは関係は無いと思うし親の遺産で争いごとと言うのも美しい話ではない、
しかしそれ以上に引っ掛かるのは子供より正妻の心持だろう、民法上では婚姻後に得た財産は夫婦の共有財産だった筈だ、夫が妻より先に亡くなったとすると民法上の相続分配は妻が全体の1/2、残りを子供が当分に分ける事になるが糟糠の妻とまで言わなくとも苦労して夫を支えて来たが夫が外に子供を作り、自分の知らない所で認知をしているとすると仮に夫婦間に子供は1人で外に2人認知しているとなれば「嫡出子でも非嫡出子でも同等」となればやはり妻として納得は行かないのではないだろうか?
「非嫡出」になるケースが何故起きるのかは様々だろうが飽くまで産まれた子供がかわいそうだという論理による話だが婚姻を維持すると言う事と婚外で子供をなすと言う事にはやはり何らかの正妻の寄与に対する何らかの手当ては必要な気がする、
基本的には夫の罪だろうが婚姻を隠して関係を持ったのではない限り女性にも責任の一端はある、
それどころか結婚している男と関係を持った場合正妻はその女性に損害賠償を請求が出来るがまずそんな事はしない、其の上で其れは無いだろうと思うのは当たり前だと思う、結婚を維持できないなら離婚するのが当然だろう
「この人の子供が欲しかったのだから養育費も相続も要らない」と言っても法律的には両方とも有る、子供にとっては其れも大変な迷惑な話だ、今流行の様になっている「シングルマザー」と言うのも全く生まれた子供の精神的な負担を考えていない「自己満足」的な行為であると思う、
「世の中が間違えている」という論調も多い、「片親でも両親揃っていても子供の責任は無いのだから差別すべきではない」と言う事と「自分で育てると決めて生んだんだから其れをとやかく言われる筋合いは無い」と言う事は全く論旨が違う
男と女があって初めて子孫が生まれる、此れは文化や習俗ではない、人間だけの特権でもなく動物全てに決まっているものである、他の動物は婚姻と言う生態が無いがそれでも独立した営みが出来るまでは両親が居て一生懸命育てているのが当たり前である
人間と言う動物はこの育児期間が非常に長いのと独立してもその関係が継続すると言うところは確かに他の動物と違うがその為婚姻親子関係は生まれてから死まで連綿と継続してゆく、しかし今の風潮は結婚などと言う形式に囚われない夫婦関係をと言う、其れは単に親の責任を避けているだけに見える、シングルマザーと言うと「自分が責任を持って育てて行くのだから無責任ではない」と言うのかもしれないがその子供の心の問題を自分の判断基準で済ます、或いは自分の考え方を子供に押し付けて(真っ白な子供の心は親が片方ならその意見に染まる事は言うまでも有るまい)居るという事も自覚して貰いたい、
まあ、居ない方がずっとましな夫も確かに居るのだがどうもそれだけではなく単なる「ファッション」で行動している様な風にしか見えないのは私だけだろう