梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

収賄要請とは中国の腐敗官僚より酷いな

2013-07-04 19:17:40 | 雑記
自民党から建築団体に金額を指定して献金の要請文書が届いたという、曰く「強い日本を作る為に公共事業を増やして行く」と言う文言に続いて「此れからの日本の為に協力をして欲しい」と言う事らしいがどう読んでも「此れからどんどん公共事業に投下するから先に5億円近くの金を自民党にだしてくれ」と言う事で、「そうすれば公共事業を大幅に増やすから土木建築業界には巨額な金が流れる、いや流しいれるからその中から先に我が党に寄越せ」と言う事を言っている、どう見ても此れは収賄だろう、
「賄賂(わいろ)は、主権者の代理として公権力を執行する為政者や官吏が、権力執行の裁量に情実をさしはさんでもらうことを期待する他者から、法や道徳に反する形で受ける財やサービスのこと」(Wiki)
自民党は与党であり衆院で過半数を持っている、参議院は未だ決まっていないが仮に参議院で否決されても衆議院の決議が採択される、要するに「公共事業を大きく増やす」事は自民党の裁量で出来る訳である、その裁量権を使い公共事業を増やすから献金を増やせというのは明らかに賄賂に当たるだろう、確かに献金は法に覇抵触しないが道徳に反する事は誰の目にも明らかだ、
今までも自民党政権では道路族だの郵政族だのと言う族議員が居て公金を流し込む事をちらつかせて献金と言う賄賂を貰っていたがこれ程あからさまにやったのはさすがに初めてだろう、自民党の体質は全く変っていない所か恥と言う物が安定自民政権自体より無くなっている。参院選直前に何故こんな事をやったのか有権者を舐めているとしか思えない、
公共事業で建築業界に金を流し込んでも日本経済は救われない、安定した産業を育て世界を相手に事業を拡大しない限り公共土木は一過性の経済効果しかない事は解っている、
投下した資金が新たな利益を生まなければ結局税金を上げるしかなく国債を使えば負担を後世に残すだけだ、事業でも投資した資金が利益に還元されなければ債務を支払う方法は無く、倒産するだけだ、安倍政権は将来のビジョンが全く見えない、黒田総裁のやっている事も円高誘導も大手の企業には利益をもたらしても其れはほんの一時的な物になる事は火を見るより明らかだ、すでにほころびは始まっている、其処に持ってきてこの話だ
此れを受け取った建築業界が唯々諾々と従うと思ったのかもしれないが建築業界は此れを公表する方に廻った、世の中は既に右肩上がりの戦後から急激に下降時代に入っている事を理解していないのは安倍政権だけだろう、世界経済が大きく違う方向に走り出している事を理解しない政党に国政を任せる事は非常に危険だろう、しかし残念だが代わりに任せられると言う政党も見られない事も確かだが参議院まで取られたら安定与党は独裁与党に変わる事は間違いないだろうな