福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

運転免許証返納(1) 56年間の運転に終止符

2020年09月15日 10時10分40秒 | 近況・報告
 9月13日(日)、県交通運転免許センターで運転免許証を返納してきた。
 昭和39年取得の普通免許と昭和40年取得の大型2輪の運転免許であったが、56年間の運転に終止符を打った。
 運転免許は本年6月が有効期限であったが、新型コロナ蔓延のために特例として3ケ月間の延長が認められ、9月14日が有効期限となっていた。有効期限のギリギリまで利用した。

 免許免許証返納の背景としては、バランス感覚の低下から全体的に運転技術が落ちていること、集中力の減弱で注意力が散漫になり、かつ、疲れやすくなったことが主であったが、加えて視力の低下である。高齢者の交通事故が社会問題化していて、自分がその中の一人になる可能性を否定できなかったことも遠因である。

 いまは高齢者の運転免許更新時に事前に適性検査を受けておかねばならない。その中で認知症検査等はクリア出来たのであるが、視力が限度の0.8 に今一歩どとかなかった。眼科的対応や眼鏡の調整で再度臨むことも考えたが、無理やり更新したとしても危険の更新にもなる、との結論に達し更新を諦めた。

 私の56年間の運転生活を振り返ってみれば、我が家では10台近くの車を利用した。大型2輪免許は1440ccの大型バイクも楽しめた。
 人身事故なし、他車への物損事故なしであったが、自分の車には小さな傷は随分つけた。ほとんどは自分で修理できた程度の傷であった。バイクは20年ほど乗ったが、転倒歴もなしであった。違反摘発は2回、スピード違反と一時停止違反、納めた違反金は2万円。

 私は車の便利さは享受してきたが、車を運転することは好きではない。だいたい、あの密閉空間が嫌。それに対してはオープンカーは快適に用いることができた。私が車よりバイクを好むのは「風」であった。

 遠出する場合には他の方法、例えば列車とかバスとかがあれば迷わずそちらを選んだ。同じ時間を移動にかけるのであればハンドルを握っている時間は私にとっては無駄な時間だからである。

 加齢とともに運転技術は明らかに低下した。私は特にギリギリの隙間を通過させたり駐車するのが得意であった。ぶつからなければ1mmであろうと1mであろうと変わりない、と豪語していたこともあるが、さすがに中年以降は無理になった。ましてや今は75歳である、技術的衰えは明らかである。返納はやむないだろう。

 しかし、わかっていても足をもがれたような寂しさを感じる。
 通常は公的バスを利用して通勤している。車は寒さや風雨の時には便利であった。今後もタクシーという手はあるが、心情的には簡単には利用できない。
 大きな傘、便利な雨具を購入して悪天候に備えたいと思っている。
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2 コメント

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福田先生、運転免許証返納されたのですね! (原左都子)
2020-09-21 14:44:28
タイムリーに、この私もこの秋が5年に一度の免許証書換え時期なのですが、今現在「返納」するかどうか大いに悩んでおります。
私の場合、運転をしなくなってかれこれ15年の年月が経過しております。 交通網の整った都会暮らしにして何の不自由もありません。
何故迷うのかと言いますと、免許証が「身分証明書」代わりに有効利用出来る故です。
マイナンバーカード制度に賛同出来ない立場に加えて、それを作るのも煩雑ですし…
私も大の運転嫌いに加えて、この“煽り運転”時代に車を運転するのはもはや恐怖です。 視力も福田先生同様に0,7ギリギリです。
本日の我がエッセイは、福田先生のこの記事をパクらせて頂いて、今から執筆に入ります。
悪しからず…
Unknown (FUKUDA)
2020-09-22 07:52:14
 コメントありがとうございました。
 秋田は交通網が乏しく、車がDoor to Door的に日常の足になっています。私はまだ大丈夫ですが、足が弱ったり、不自由な高齢者にとって車という移動手段を失うことで生活が成り立たない場合すらあります。
 そのために私は高齢者用に、車種限定、走行地域限定、高速道路不可などの条件をつけた限定免許証も一つの方法かなと考えています。
 免許証を返納しますと、希望者には身分証明証として通用する運転経歴証明書が発行されますのでその面では不便はありません。
 私の記事はいかようにご利用いただいても構いません。
 貴重なコメントいつもありがとうございます。

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