銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

人生に乾杯!原題:KONYEC

2009-08-09 | 映画:ミニシアター

エミル夫婦の反撃は高齢者の希望に繋がった!!

8月7日、京都シネマにて鑑賞。ハンガリー映画って初めてだ。ハンガリーと言えば、ブタペストが首都だったよね。中央に位置するハンガリーはヨーロッパのへそといわれているそうで。確か共産主義国だったか?なんて色々想い巡らしてみたけど、ほとんど知らない国。

さて映画のお話だが、これがまたびっくりするような内容。年金生活で暮らしている老夫婦が生活苦から、強盗をするというものだった。社会的弱者というイメージがする高齢者だが、この作品に登場する老夫婦はとてつもないパワーを発揮!警察の手にも追えないのだ。一体この顛末はどうなるのか?と興味深々と観ることに。意外なラストにまた驚き!!そして色々考えさせられるものだった。

STORY


腰痛持ちのエミルは、へディに薬を塗ってもらう日々。

思い出のダイヤのイヤリング

1950年代後半。夫のエミルは労働者階級出身者、妻となるへディは伯爵令嬢。そんな二人は、運命的な出会いを果たす。秘密諜報機関の摘発のため、乗り込んだ屋敷で、天井裏に隠れていたへディが突然落ちてきた。戸惑うエミルにへディは助けてもらう代わりに“ダイヤのイヤリング”を手渡す、。そして二人は身分を越えて恋に落ちてしまった。
それから半世紀後ーーー。コンクリートの集合住宅で年金受給もままならず、電気さえ止められるという貧しい生活を送っていた。
そんなある日、エミルが頑なに守ってきた愛車と本のコレクションの代わりに、二人の思い出の“ダイヤのイヤリング”を借金のかたに取られてしまう。高齢者に冷たい世の中への怒りと、自らの亭主関白への反省から、エミルはある行動に出ることを決意するーーー。

思い出のイヤリングを取り戻すために、エミルは共産党員だった頃に走らせていた愛車のチャイカを飛ばし、郵便局に乗り込む。


「お嬢さん、頼みがあるんだーー。」「有り金をこの袋につめて貰えんか?でなければ、大怪我をすることになるかもしれん。」「どうもありがとう。良い一日を。」エミルは穏やかに、そして礼儀正しく、紳士的な強盗をすることに成功!

平和だった町が81歳の“グランパ”ギャングスターの出現によって一変する。
不思議なことに警察に捕まらない。愛車のチャイカでスイスイと逃走するエミル。
次の標的はガソリンスタンド。ところが防犯カメラ映ってしまう。ニュースによって夫の犯罪を知ったへディは、隣人たちに励まされながらも夫の行動を信じがたく思っていた。しかし、どこからともなく今まで見たことがない高価な電化製品が次々にへディ宛てに自宅へ運び込まれてくる。夫への疑念を持ち始めたへディの元に、警察からの夫の逮捕協力要請の依頼が来る。自宅で警察と共にエミルからの連絡を待っていると、そこに一本の電話がーーーー。


エミル役は本名もエミル・ケレシュ。この役と同じ81歳で、今も現役のハンガリーの実力派俳優だそうです。

そしてへディ役はテリ・フェルディ。同じくハンガリーを代表する大女優。日本で言えば森光子的存在。

50年越しの思い
~愛と自由への逃避行~

一度は警察に協力しようと思ったへディだが、奮闘する夫の姿にかっての愛しい気持ちを思いだし、手を取り合って逃げる決心をする。


失っていた愛が二人を逃避に導く


敬語で強盗するというのも、何かコミカルです。そんなエミルにへディは「素敵」だと・・・・。


二人は次々と警察の手を掻い潜り、へディの誕生日祝いにリゾートホテルでのディナーを楽しむ余裕を見せながらも、愛車チャイカを飛ばし紳士的強盗を繰り返す。


新婚気分

町ではそんな二人の行動に話題騒然。批判する声ばかりかと思いきや、今まで黙っていた高齢者たちが一気に立ちあがったのだ!町には模倣犯が溢れだし、“自分たちの正義”のために一歩踏み出したエミル夫婦の行動は、次第に国民を勇気付けていった。そんな中、二人はエミルのかっての友人であり、キューバからの移住者であるホアンと共に新たなる強奪を企む。


二人を追うアギ刑事(ユーディト・シェル)とその恋人の刑事アンドル(ゾルターン・シュミエド)ユ―ディト・シェルは「反恋愛主義」に出演した女優さん。

ホアンの家に身を潜めていたエミル達は、遂に警察に居場所を知られてしまう。警察を振り切るために、バスで家の壁を突き破り強行突破を図る。その際女刑事アギを轢いてしまう。アギを連れて、そのまま逃走することに。
アギの恋人の刑事、アンドルはそのニュースを見て彼女を助け出すために捜査に加わる。
アギを心配するへディの優しさに触れ、アギはエミル夫婦との距離を縮めていく。どうしてこの歳になって強盗などしなくてはならなかったのか?どうして今までの生活を捨ててたった二人で逃げようとしたのか?

30年前の悲劇

エミル夫婦には一人息子がいた。自転車旅行に出かけようとしていた息子アティラを軍用トラックに跳ねられて亡くしていた。息子の死は夫婦の人生を一変させたのだ。そして、彼らが人生の最後に選んだ行先は、息子の眠るパイオニアキャンプ場だった。


へディは糖尿病でした。インシュリンがキレてしまう!!とキャンプ場で呟いていた。

何度となく愛車チャイカで警察の包囲網をくぐり抜けてきた二人だったが、遂に逃げ場がなくなってしまう。「海が見たかったわ」と寄り添う二人。そしてアギにアミルはこう言う。「我々の行き先に君は必要ないんだよ」それは別れの言葉だった。エミルとへディは手を取り見つめあいながら、再び車に乗り込む。アギが解放されたと知った警察は、彼らを捕まえるために最終手段に出る。さて二人の逃避行の行く先に待っているものは・・・・?

衝撃的な結末で終了します。ちょっとショックですね。覚悟を決めての行動なのか?人間、〇〇気になれば何でも出来るのかもしれません。

日本に限らず、遠く離れたヨーロッパの小さな国でも問題となっている高齢化社会の問題をユーモアを交えて描いた本作。起こりうるかもしれない事かもしれません。これを観て日本の高齢者の皆さん、さてどう感じられたでしょうか?

年金暮らしの老夫婦が、無情にも困窮に追い込まれた末、ついには国家に反旗を翻して紳士的な強盗を重ねていく奇妙な逃避行の行方を描くハンガリー発のハートウォーミング・クライム・コメディ。監督はこれが長編デビューのガーボル・ロホニ

メディア 映画
上映時間 107分
製作国 ハンガリー
公開情報 劇場公開(アルシネテラン)
初公開年月 2009/06/20
ジャンル ドラマ/コメディ

ふたりならきっと明日を変えられる。


スーパーじいさんとばあさんの旅の果てはーーー?

オフィシャル・サイト
http://www.alcine-terran.com/kanpai/

 

 

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そんな彼なら捨てちゃえば?

2009-08-06 | 映画:シネコン

原題:he`just not that into you 

8月4日、MOVX京都にて鑑賞。〈女子必読の最新恋愛バイブル〉と話題騒然の大ベストセラーが遂に映画化された!というキャッチコピーは女性の心を掻き立てる。

キャストは若手の売れっこ俳優さんばかりそれだけでも何かハッピーな気分ですよね。おばちゃんの私には羨ましい限りです。まあせめて映画でも鑑賞して皆さんの恋の行方を楽しみたい~~~

すべての恋は、女のカン違いから始まる。

同じ会社に勤めるジジ(ジニファー・グッドウィン)、ジャニーン(ジェニファー・コネリー)、べス(ジェニファー・アニストン)の3人が盛り上がるのは、もちろんガールズ・トーク、つまり恋愛話。


ジャニーン→学生時代から付きあっていたベン(ブラッドレイ・クーパー)と数年前に結婚。

べス→恋人ニ―ル(ベン・アフレック)とDOUSEI7年目

ジジの場合→恋愛遍歴は、聞くも涙の失恋エピソード満載。でもそんなことは気にしていないいつも前向きな彼女は、今夜もジャニーンの紹介で不動産の仲介業者コナー(ケヴィン・コナリー)との初デートに乗り込んだ


出会いから一週間、コナーからのはナシ。留守電にメッセージを入れても返事はナシ。遂にジジは行きつけの店で待ち伏せする暴挙に出る。そんなジジに店のオーナーのアレックス(ジャスティン・ロング)は女のカン違いだと指摘される。

ジジへのアレックスの恋愛指南が始まるのだが・・・。

彼が電話してて来ないのは、君に気がないからさ

その一言で、目が覚めるジジ。相手が浮気しても、ダメ男でも、幸せになった女たちの話を心の支えにしてきたが、彼女たちは例外なのだ。
徹夜で考えたジジの恋愛論に激しく動揺するべス。ニ―ルは結婚否定主義者。べスは妹の結婚を喜ぶニ―ルに「妹の結婚がめでたいなら、私たちが結婚しないのは、自然の法則すると思わない?」と訊ねてみたが、「結婚は自信のない奴らがすることだ」と一刀両断。我慢も限界、遂に爆発したべスは別れを宣言する。


ついに妹にも先を越され・・・・。


新居の完成も間近、ただ独り幸せを満喫しているはずのジャニーン。ところが、彼女にも思わぬ災難が!「浮気をした」と告白する夫ベン。


何と偶然スーパーで出会ったアンナ(スカーレット・ヨハンソン)と恋に落ちるベン。彼女はヨガ講師をしながら、歌手を目指している女性。初対面から強く惹かれあう。

ベンがは結婚していると告白。だけど頭から彼のことが忘れられないアンナ。


メアリー(ドリュー・バリモア)はアンナに指南?

そのアンナに恋しているのが、ジジがお熱を上げていたコナー。
コナーはアンナとの進展がないことに悩んでいる様子。

アンナの友達メアリーはGEI専門誌「ボルティモア・ブレード」で働く。ネットで恋人探しをする毎日だが、デートには至らない。

メアリーとコナーも仕事のことで電話でやりとりがある関係。ただし会ったことない。


妹の結婚式に出席したべスは色々思い直すことに・・・。

「いつでも相談に乗ってくれるアレックスって本当は私のことが好きかも」とまたまたカン違いのジジ。


告白するジジにアレックスは、「そんな気はない」と・・・・・。


そんなジジに呆れながらも、彼女の電話が待ち遠しいことに気付くアレックス。自分の気持ちがジジにあることに・・・・・・。


別れたものの、互いのことが忘れられないべスとニ―ル。

 
結婚の意味を見直し始めるジャニーンとベン。
何か良い雰囲気そう?と思っていたら・・・・・えぇ~~!こんなことに。


アンナもベンとは上手くいかず・・・・。

アンナもメアリーもコナーも、最高のパートナーとの出会いを夢みる想いはひとつ。

女のカン違いも男のホンネも乗り越えて、素敵な恋をつかむのは、誰ーーーー?

勇気を出して、男のホンネに向き合った彼女たちに、見えてきた本当の幸せへの道。最高のパートナーを探し求める彼女たちが使った、最後の手段とはーーー?

いやあ~なかなか面白かったです。印象的なのはジジの超前向きな恋へのアタック振られても振られても、めげないところには恐れ入りましたスカちゃんは相変わらず魅力的

ラヴコメディだけど、軽い乗りかと思っていたら、そんなことはなく・・・・。

何と、ドリュー・バリモアとジャスティン・ロングがお付き合いしているってことで・・・ちょっとびっくり

恋愛における様々な段階で男のホンネを読み誤っては失敗を繰り返す女性たちの苦労と不満をコミカルに綴る群像ロマンティック・コメディ。大ヒットTVドラマ「SEX AND THE CITY」のスタッフにも名を連ねたグレッグ・ベーレントとリズ・タシーロの共著で全米ベストセラーとなった女性のための恋愛指南書を下敷きに、「25年目のキス」の脚本家コンビが物語として再構成し映画化。会社の同僚女性3人組を中心に、それぞれの想いや駆け引きが交錯する男女9人のすれ違いだらけの恋愛模様をオールスター・キャストで描く。出演はTVシリーズ「フレンズ」のジェニファー・アニストン、オスカー女優ジェニファー・コネリー、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のジニファー・グッドウィン。監督は「旅するジーンズと16歳の夏」のケン・クワピス

製作総指揮にはメアリー役で出演しているドリュー・バリモアも参加。

原作:グレッグ・ベーレント 

『そんな彼なら捨てちゃえば』(祥伝社刊)/『恋愛修行』(アーティストハウスパブリッシャーズ刊)

 

メディア 映画
上映時間 130分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2009/08/01
ジャンル コメディ/ロマンス

オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/hesjustnotthatintoyou/
オフィシャル・サイト
http://www.hesjustnotthatintoyoumovie.com/ (英語)


 

 

 

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セントアンナの奇跡◇◆MIRACLE AT ST.ANNA

2009-08-05 | 映画:ミニシアター

女神は《奇跡》を託した!

長かった!何と2時間43分。予告編なしで本編上映でした。「インランド・エンパイア」の3時間には負けるけれどね・・・・。

第二次世界大戦時に実在した黒人だけの部隊、第92歩兵師団“バッファロー・ソルジャー”。彼らが送り込まれた最前線、イタリアのトスカーナには封印された残酷な史実があった。

ナチスドイツは、イタリア市民までもZANGYAKUな行為を行っていたんだね。それにしても酷い話だ!このセントアンナだが、正確な街の名前はサンタンナ・ディ・スタッツェーマという場所だそうで、アメリカでは“セントアンナの大GYAKUSATU”で知られ、“サンタンナ”をセントアンナと発音されている。本作品もタイトルを“セントアンナ”にしたそうです。

STORY

物語の舞台は2つ、1983年のニューヨークで起きた郵便局殺人事件。そして1944年のイタリア・フィレンツェの消えた彫像事件。


アントニオ・“トニー”・リッチ刑事役にジョン・タートゥーロ(右)出番はちょっとでした。
左は記者ティム・ボイル役のジョセフ・ゴードン=レヴィット

1983年のアメリカ、NYの街で郵便局員が、切手を購入に来ただけの男性を、顔を見るなり突然射殺。前科もなければ借金があるわけでもないのに何故?特に精神状態も悪くないし私生活も平穏だった。そして定年退職まで後3カ月だったという。さらに不可解なことに、局員の部屋から彫像の頭部が発見。それはイタリアのフィレンツェのサンタ・トリニ―タ橋を飾る“プリマヴェーラ”で歴史的に大変貴重な作品だった。1944年にナチスが橋を爆破した時から、行方不明になっていたものだったのだ!

郵便局員と男の間に何があったのか?そしてこの値打のある彫像が局員のクローゼットで眠っていたのか?すべての謎を解く鍵は、彫像が消えた1944年のイタリアにあったーーー。

1944年、イタリア・トスカーナの村に、奇跡が起こった。
この子を守りたいーーー黒人兵士の願い。

第二次世界大戦の真っ只中。郵便局員・ヘクターは兵士として、イタリア・トスカーナで戦っていた。所属するのは、第92歩兵師団、“バッファロー・ソルジャー”。アメリカが苛酷な“最前線”に送り込む、黒人だけの部隊。ナチスが待ち受ける中、偵察隊としてヘクターを含む4人の黒人兵が川を渡ることに成功するが・・・。

その中の一人が爆撃に倒れた少年を助けたことから、彼らは部隊からはぐれてしまう。


少年を助けたのは心優しいトレイン。見殺しには出来ず、少年を救った。フィレンツェで拾った彫像の頭をお守り代わりに持ち歩いている。少年を足手まといだと怒るのは、自分勝手なビショップ。無線兵のヘクターはイタリア語が堪能で、十字架にキスをする習慣の信じ深い男。そして彼らをまとめるリーダーが知性溢れるスタンプスだ。
少年はどこか不思議な雰囲気があった。自分にだけ見える“友達”がいるらしい。そして初めて見る黒人、トレインを“チョコレートの巨人”と呼び、彼には心を開く。大きな体に純粋な魂を持つトレインは、少年には何か神秘的な力があると信じるのだった。

村を守りたいーーートスカーナの人々の願い。

4人の黒人兵は、少年の治療と食料を求めて、村を守るという伝説のある《眠る男》の山のふもとに辿り着く。彼らはレターナという英語の話せる美しい女とその家族に、強引に世話になる。ケガから回復した少年が、“友達”に「助けてあげる?」と話しかけると、壊れていた無線機が急に音を出す。それを見たヘクターも、少年の不思議な力を信じ始めるのだった。無線機から白人大将の無謀な指令が流れる。ナチスに囲まれた村で孤立しているのに、ナチスの兵士をHORYOに取れと言う。
村に足止めをされる日々の中で、4人の兵士と村の人々は徐々に心を通わせる。黒人を知らない彼らに偏見はなかった。故郷アメリカではSABETUで辛い思いをしてきた。そして今母国のために戦っているのに、黒人兵士の命は紙くず同然に扱われている。


サム・トレイン上等兵役(オマー・ベンソン・ミラー
2人のほのぼのした友情が良かった!


オブリー・スタンプス二等軍曹(デレク・ルーク)右
ビショップ・カミングス三等軍曹(マイケル・イーリー)中
レナータ(ヴァレンティナ・チェルヴィ)左


イタリアの空の下でビショップはレナ―タを誘惑し、トレインは少年との友情を深め、ヘクターとスタンプスは初めての人としての自由を感じるのだった。

せめて子供たちは守りたいーーーある兵士の願い。

村でのひと時の休息は、思わぬ来客の到来で終わりを告げる。ペッピ率いるパルチザンたちが、食料を求めて山から降りて来たのだ。国内のFASIZUMU体制に抵抗し、ナチスと戦う彼らは、果たして味方なのか?彼らがHORYOとしていた一人のナチスの兵士をめぐって小競り合いが起きるが、尋問が終わればアメリカに引き渡すというペッピの言葉で、ひとまず休戦状態となる。


ペッピ・“ザ・グレート・バタフライ”・グロッタ役(左)には、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。何処かで見たことがあるなあと思ったら、「天使と悪魔」に出ていた役者さんだった。それにしても名前が長い。


その時、HORYOのドイツ兵が、不可解な行動に出る。元気な姿の少年を見て涙ながらに喜び、彼を抱き寄せると何事か囁いたのだ。その光景がひっかかるヘクターは、少年との対話を試みる。トレインに促されて、少年は初めて自分の事をポツリポツリと語り始める。名前はアンジェロ、セントアンナからやって来た。教会でドイツ人と逢い、「全速力で逃げろ」と言われた。彼は友達だが、もう一人の男が怖い・・・・。
実はセントアンナでは、ナチスによる民間人の大GYAKUSATUが起きていた。アンジェロは、その場所である衝撃的な場面に出くわしていた。それは一体どんなことなのか?


アンジェロ・トランチェッリ(少年)役(マッテオ・スキアボルディ
本作で映画デビュー。イタリアのトスカーナ州出身の小学4年生。

誰か裏切り者がいたのか?村に押し寄せるナチスの大軍。
つい昨夜まで酒を酌み交わしダンスを踊った人々に容赦なく降り注ぐ銃弾の嵐。
肩を撃ち抜かれたアンジェロを抱え、遂に力尽きるトレイン。
その時、ひとつの奇跡が起きようとしていた。


ヘクター・ネグロン伍長役(ラズ・アロンソ

1983年、再びアメリカーーーー今、すべてが明かされ、もうひとつの奇跡が起こる・・・。


ナチスがアメリカ兵に向けて放送するシーン。女性を起用して、報復する戦略だったのだろう。


アンジェロ・トランチェッリ役にはルイジ・ロ・カーショ
実はアンジェロは生きていた。最初にこのシーンがあってこの人は誰?なのかと思ったら・・・・・・。

見逃してしまったのか?分からないんですが・・・・。結局のところ、ヘクターが殺してしまった男性との関係が分からないままです。そして動機も分からず?と言ってたら→コメント頂き、殺された男性が誰だか分かりました。それにしてもこんな上手く郵便局に現れるとは不思議ですね。やはり奇跡なのでしょうか?

にいなさん、ありがとうございました<(_ _)>

社会派の名匠スパイク・リー監督が史実をヒントに綴られた同名小説を映画化した戦争ドラマ。第二次大戦下、イタリア・トスカーナに送られた米軍黒人部隊“バッファロー・ソルジャー”に焦点を当て、皮肉な境遇に置かれた黒人兵の葛藤と彼らが体験したひとつの奇跡を、史実を織り交ぜミステリアスかつ感動的に描き出す。出演は「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー」のデレク・ルーク、「7つの贈り物」のマイケル・イーリー。


スパイク・リー監督

原作・脚本はジェームズ・マクブライド

アメリカとイタリアが共同で製作ということでヨーロッパティストとアメリカティストが融合したのは良かったかなと思いました。ミステリーのジャンルということですが、そんなにぞくぞくするほど凄いものは感じなかった。とにかく長い!!ので疲れました。

メディア 映画
上映時間 163分
製作国 アメリカ/イタリア
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2009/07/25
ジャンル ドラマ/戦争/ミステリー
映倫 R-15
オフィシャル・サイト
http://www.stanna-kiseki.jp/

 

 

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ベルサイユの子◇Versailles

2009-08-03 | 映画:ミニシアター


愛する誰かのために・・・・、幸せになるために・・・・、
人はいまを生きている

公開初日に鑑賞しました。一日一回だけの上映ということで、小さなシアターは立ち見が出るほどの盛況でした。
今回はどうしても早く観たいという気持ちに駆られ、初日に滑り込みました。19:00の上映ということで、しばらく待つことになりましたが・・・・。

ラストはこうだったんですね。感動的なものを想像してしまいますが、そうではありませんでした。これでいいのだと思います。それは現実にありえることだからです。凄いアクションもなければ、意表をつくような場面もありませんし、ただただここに登場する人たちの色々な思いや抱えているものを映し出しているという感じがしました。

ベルサイユ宮殿といえば、世界遺産に登録された17世紀のフランスの繁栄の証である宮殿。年間多くの観光客がやって来るところでもある。そんなベルサイユ宮殿のはずれに、多くのHOMELESSが棲んでいることを、あなたは知っていただろうか?もちろん私も知らなかった。

STORY

重い荷物を背負い、幼い男の子の手を引き、パリの夜の街角をさまよう若い女性の姿があった。工事現場の奥に入って雨風をしのげる場所を確保、そこが一夜の宿として眠りに就く。「手を握って」暗闇で母二―ナ(ジュディット・シュムラ)に手を伸ばす子供の名はエンゾ(マックス・ベセット・ドゥ・マルグレー
)。

翌朝、公園でエンゾを遊ばせながら、落ちていた新聞に目を留める。その見出しには「失業は宿命ではない。求める仕事がここに」と。そして介護施設の施設長らしい女性の写真が載っていた。新聞をポケットにしのばせる二―ナ。


再び夜を迎えた。安ホテルも満室だと断られ、路上でエンゾを抱いたままうずくまる二―ナ。HOMELESS支援団体のパトロールに声をかけられ、福祉士の元へ。
名前を聞かれたり、子供の出生登録は?等と次々と質問される二―ナ。質問にうんざりする二―ナの態度は反抗的で捨て鉢に見える。
結局車でベルサイユ宮殿のそばにある施設に搬送された。ふたりは簡易ベッドを確保できた。長い夜だった・・・・。

童話を聞かせてエンゾを寝かしつけた二―ナは久しぶりにシャワーを浴びる。鏡に映る姿を見て、これから一体どうすればいいのかと・・・・。

翌朝施設を出たふたりは宮殿を臨む公園の陽だまりの中でゴミを漁って見つけた食事を分けあった。パリに戻ろうと駅に向かう途中の森でふたりは道に迷ってしまう。エンゾの姿を見失う。慌てて探した二―ナの目に入ったのは、掘立小屋の前で焚き火をする男と、傍らで貰ったトウモロコシを頬張る息子の姿。
数日人と話していないという男は、荷物を置いてそこに座れと促す。ぶっきらぼうだが、悪い男ではなさそう。
夜、焚き火の前で少しづつだが会話を交わす二―ナとダミアン。
資格があるか?立ち直れといわれることにうんざりだと。失業者200万人じゃきかないと話すダミアン。働いたことがないのか?聞くニ―ナの質問に、「刑務所に1年、失業して1年だ」と答える。息子の名前がエンゾだと教えると、教えることに不信感を感じるダミアン。
諌められるのも、憐れまれるのも嫌うはみ出し者の二人はいつしか肌を重ねていた・・・。

翌朝、幼いエンゾを置いたまま、彼女はダミアンの前から姿を消していた。走り書きだけを残して。幼い子を押しつけられたことで憤りのあまり激しく詰め寄るダミアン。怯えるエンゾ。
ニ―ナは新聞の記事をたよりに介護施設を訪ねていた。面接で両親や社会に役立たず呼ばわりされてきた悲惨な過去を打ち明けるニ―ナ。施設長にアドバイスを受け、そして面接に合格!「頑張ります」と答えるのが精一杯だ。一刻も早く自立せなば・・・・・。
夜ダミアンはエンゾを連れてバス停まで。バス停で眠りこみ、最終のバスを逃す。自力で暗闇の中、森の小屋へ戻って来た。ダミアン何も聞かず迎え入れる。「手を握って」というねだるエンゾに「黙って寝ろ」と・・・・。母を恋しがる気持ちを向けるのはお門違いだとダミアン。
森に棲んでいるのはダミアンだけでなかった。移民、インテリ、老婆、妊婦・・・・
森の中での生活の中でエンゾは次第に笑顔を取り戻して行く。



エンゾに扮したマックス・べセット・ド・マルグレーヴはこの作品で映画デビューとなった。愛らしさの中に強い意志を感じさせる。現在パリの小学校に通っている。


寒さと飢えをしのぎながら生活を共にするうちに、ふたりの間にはいつしか本当の親子以上の情愛が生まれるのだが・・・・。

森の住人の一人・トニが野たれ死んだ。葬る仲間たち。
「北を目指して南へ行った。海を空だと思った。彼は間違えた・・・・」、そんな詩の一節を弔辞に代えて。
ある日、ダミアンとエンゾはスーパーの裏手で破棄された食料を漁っていた。突然エンゾが痛みに悲鳴を上げる!HOMELESS避けのために薬品が撒かれていたのだ。怒りに店のウィンドウを割るダミアン。このままの生活は続けられないと・・・・。
一方ニ―ナは不慣れながらも懸命に介護の仕事をしていた。ベッドに横たわる老女の体の清拭をしていた彼女は、老女に耳元で囁かれる。「貴方は素晴らしいわ」と。エンゾを迎えに行こう。ニ―ナは森に戻る。しかし小屋は焼け落ち、二人の姿はそこには無かった。今さらながら後悔の念にかられ、悲嘆にくれる。

同じ頃、別の場所の新しい小屋で、ダミアンは病に冒されていた。激しくせき込み、意識が混濁する。このままでは死んでしまう。「人を呼べ」。ダミアンの言葉に、ベルサイユ宮殿に走るエンゾ。観光客の合間を抜け、宮殿にたどり着いた彼は、宮中衣装をまとった警備員の手を引いた。
何日経ったのだろう?回復し、病院を退院するダミアンの姿があった。外に出て煙草に火をつける彼の前に、エンゾは立っていた。

ダミアンはエンゾのために、社会へ戻る決心をした。森を出て、疎遠になっている父を訪ねる。「部屋が欲しい。一週間でいいんだ」と。父は「働け。またお前と揉めるのはご免だ」と一度は拒んだものの、幼い子を連れた息子を家に上げた。父の傍らには、美しい女性・ナディーヌ。父の新しい伴侶のようだ。
日雇いの解体作業にも就き、新しい生活が始まった。エンゾを学校に入学させるため、その場の作り話で役所の人間を誤魔化し書類を作成させ、エンゾを認知することもできた。憎しみ合っていたダミアンと父の関係も、エンゾの存在で修復しつつあった。


父役にはパトリック・デカン


エンゾもナディーヌになつき始め、変化を受け入れているかに思えた。しかしある晩、ダミアンに言う。「小屋へはいつ帰るの?」ダミアンは答える。「もう帰らない」。
学校に通い始めたエンゾ。初めての“社会”に怖気づく彼にダミアンは言う。「勇気を持て」。


ダミアン役にはギョーム・ドパルデュー
惜しくも、2008年10月、急性肺炎のため、37歳という若さでこの世を去った。


エンゾを入学させたことで、目的を達したかのように。今度はダミアンに置き去りにされるエンゾ。
ダミアンから電話一本ないままに、七年の歳月が流れた。ある日、父とナディーヌの元に、何とエンゾの母・ニ―ナから手紙が届く・・・・。

ダミアンは再び放浪の旅に出てしまいます。やはり彼自身の社会復帰は難しかったのでしょうか?それともエンゾのため、一時的に社会に戻っただけなのでしょうか?少し考えてしまいました。どちらにしても、エンゾはまたひとりぼっちになってしまいます。

かたちは違うけれどニ―ナも一時的にエンゾをダミアンに託して置き去りにしていくわけで・・・・。エンゾは心のよりどころを何よりも望んだのに、その二人から去られてしまうという結果になる。

そしてダミアンもニ―ナも別れ際に「靴ひも」を結ぶようにと述べるのは何を意味するのか?と・・・・。

つまり子供には未来があるわけで、成長していくという大きな希望がある。ダミアンがニ―ナに言った「いつまでも路上で暮らし続けることはできない、この子は成長しなきゃならない」

ダミアンの言葉を考えると、靴ひもと同じ、この子の未来を社会につなぐためにエンゾを置いて去ったのかなんて、色々考えるのでした。

しかしやはりエンゾの気持ちを考えると置き去りされたことは凄いダメージに繋がるような気がしましたが。

ダミアンは社会で強さを発揮できませんでした。そしてまた社会に適応できない、家のない人々の中にまた舞い戻っていく。結局は弱い人だったのかしら?

まとまりのない記事になりました。現代社会が抱える不況のなかで、こういう状況は、今も何処かで起こっているのでしょう。そういう意味で、現実に迫る本作でした。

ベルサイユの森でホームレス生活をする男が、母親に置き去りにされた見ず知らずの幼い男の子を世話するハメになり、困惑しながらも次第に絆を深め、一度は捨てた社会に戻り困難に立ち向かっていく姿を描いた感動ドラマ。主演は2008年10月に37歳の若さで急逝したギョーム・ドパルデューとその名演技が一躍評判となった新人子役のマックス・ベセット・ドゥ・マルグレーヴ。監督はこれが長編第1作のピエール・ショレール。(allcinemaより抜粋)

メディア 映画
上映時間 113分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(ザジフィルムズ)
初公開年月 2009/05/02
ジャンル ドラマ

寒くても、
お腹がへっても、
手を握っていてくれたら
ぼくは泣かない。

オフィシャル・サイト
http://www.zaziefilms.com/versailles/

 

 

 


 

 

 

 

 

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いよいよ8月!色々な映画が上映されます。

2009-08-01 | 映画全般

2009年も残すところ8月を入れて5カ月です。
一年があっという間に過ぎて行きますね。8月の劇場上映作品はかなり多いですよ。
すべて観れるか?ちょっと難しいな。

但し個人的に観たい作品の紹介ですが・・・・。

まずシネコンでの上映作品の紹介

8月1日上映開始作品

そんな彼なら捨てちゃえば

電話が来ないーーー忙しいのよ

結婚しないーーーー愛があれば関係ないわ

浮気してるーーーー正直に打ち明けてくれたの

いいえーー彼はあなたに気がないだけ だから、そんな彼なら捨てちゃえばってことですかね。ベン・アフレック、ジェニフファー・コネリー、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソンという豪華キャストでお送りする男子禁制のガールズ・トーク・ムービー!

8月7日上映開始作品

G.I.★ジョー

この戦い、かなり刺激的。
「トランスフォーマー」の製作陣が仕掛けるノンストップの強烈映像!
陸・海・空、世界を舞台に壮絶バトル。
セクシーでクール、大興奮の刺激的ハイパーアクション
韓流スター、イ・ビョンホンも登場

 

8月8日開始上映作品

HACHI 約束の犬

日本で生まれた感動の実話が全世界へーーーー。
お話は皆さんご存じ忠犬ハチ公の物語をハリウッドで映画化。主演はリチャード・ギアです。

3時10分、決断のとき

ラッセル・クロウVSクリスチャン・ベイルW主演。刑務所に連行される強盗団のボスと彼を護送する牧場主との男同士のきずなを描く西部劇。

8月12日上映作品

ナイト・ミュージアム2

もっともっと動き出す!ご存知ナイト・ミュージアムの続編。今回も主演はあのベン・スティラー場所はNYからワシントンへ・・・・・。夏休み全国ロードショー。

8月15日上映開始作品

トランスポーター3 アンリミテッド

ジェイソン・ステイサム主演、お馴染のトランスポーターシリーズ第3弾がいよいよ公開!脚本はあのリュック・ベッソンだ。

8月22日上映公開作品 

96時間

リアーム・二―ソン主演、製作はリュック・ベッソン。脚本・製作で大忙しいベッソン。

追跡可能なタイムリミットは96時間!
異国の極悪犯罪組織に娘を奪われた父親は、
迷うことなく闇の世界へ飛び込んでいく--

30デイズ・ナイト

サム・ライミプロデュース、主演はジョシュ・ハートネット

闇夜に乗じて、血に飢えた"襲撃者"が太陽の昇らない極夜の街を襲う...。
かつてない斬新な極限状況のもと、絶体絶命のスリルを体感するサヴァイヴ・アクション大作。
※シネコン上映のようですが、こちらではミニシアター上映です。

8月29日上映開始作品

グッド・バッド・ウィアード

ムチャクチャ デ イイノダ!

さまざまな民族・人種が入り乱れ複雑に変化する混沌とした時代。とある広大な荒野を疾走する大陸横断列車が三人の男に襲われた!三人の目的は、日本軍が残した「宝の地図」。三人はお互いの正体も知らないまま、この一枚の宝の地図をめぐって、壮大な争奪戦を繰り広げる。金の為なら手段を選ばない“賞金ハンター”のパク・ドウォン【グッド】、プライドが高くて常に一番でないと気が済まない“ギャングのボス”のパク・チャンイ【バッド】、雑草のような生命力を持った“間抜けなこそ泥”のユン・テグ【ウィアード】。彼らは互いの正体を知らないまま、地図を追い求め大陸を駆け回る…。

イ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホの3人の韓流スター共演作品。韓国映画好きなおばさんにとっては楽しみな1本かも・・・・。

以上私が観たいシネコン9作品。

さて今度はミニシアターでの上映開始作品の紹介

8月1日上映開始作品

ベルサイユの子

第61回カンヌ国際映画祭正式出品作品。ベルサイユ宮殿の森で、社会からはみ出て独り暮らす男が、母親に置き去りされた見ず知らずの子供と出会った強くて美しい絆の物語・・・・。2008年10月に急性肺炎のため37歳という若さで惜しくも亡くなったギョーム・ドパルデューが遺した贈り物。 絶対観に行かなくては!!

人生に乾杯

ふたりならきっと明日を変えられる。
年金にはもう頼れない?幸せになるために立ち上がった老夫婦が、ヨーロッパの小さな国のヒーローになった!正義の為に起こした反乱は・・・・・?

セントアンナの奇跡

ニューヨークで善良な一市民が起こした動機不明の殺人事件。謎を解く鍵は、1944年のフィレンツェにあった。実話から生まれた“希望”の物語ーーーー。
「インサイド・マン」のスパイク・リー監督作品。

8月8日上映開始作品

ココ・シャネル

シャーリー・マクレーン主演。華やかなファッションの世界で名をとどろかせたシャネルだが、彼女の過去は悲惨なものだった。

1895年、ガブリエルシャネルは12歳。裁縫で生計を立てていた母が亡くなり、妹と共に孤児院に預けられる。ココの孤独の日々がはじまった。

8月22日上映開始作品

ノ―ボイズ・ノ―クライ

売れっこ妻夫木 聡と韓国の若手注目俳優ハ・ジョンウとの共演作品。
妻夫木君がハングル語に初挑戦。

扉をたたく人

『Shall We Dance? シャル・ウィ・ダンス?』(04)や『バーン・アフター・リーディング』(08)など、名脇役として知られるリチャード・ジェンキンスがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた感動ドラマ。

8月29日上映開始作品

ポー川のひかり


ボローニャ大学の図書室で、大量の古文書に釘が穿たれるという事件が起きる。同じ頃、若くして確立した地位を持つ哲学科教授が、全てを放り出して失踪していた。彼がたどり着いたのはポー川の川岸。無人の小屋を見つけた彼はそこに住みはじめる。そして彼をその風貌から“キリストさん”と呼ぶ、素朴な村人との交流を通して、生の息吹を蘇らせ、真実を見出してゆく…。

縞模様のパジャマの少年

第二次世界大戦下のドイツーーーー
フェンス越しに生まれた禁じられた友情を描いた作品。


8月4日上映公開作品(RCSにて上映)

チョコラ

「私の季節」や「阿賀に生きる」でお馴染の小林茂監督が、今度はケニアのストリートで生きる思春期のこどもたちのを追った。チョコラとは、スワヒリ語で「拾う」を意味する。

初日に小林監督の舞台挨拶あり!

以上ミニシアターも9作品。

18作品が、私が観たい8月の注目作品です。う~ん観れるか?

まだ梅雨明けしていない関西地方。いつになったら明けるのでしょうか。

 

 

 

Comments (9)
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