銅版画制作の日々

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人生はビギナーズ(2010)◎●BEGINNERS

2012-02-27 | 映画:ミニシアター

 「私はゲイだ」父が75年目に明かした真実が、僕の人生を大きく変えた。

評価:好き度=60点弱

どうもユアン演じるオリヴァ―のおどおどさがう~ん何かなあ~!

何でも監督のプライベートストーリーを映画化したらしい。かなり評価が高くいろんな有名雑誌が絶賛しているらしいので、あんまりえらそうなことは言えませんが、、、、。何か釈然としない部分も多かった。

確かにいくつになっても、人間は人生の再スタートはきることは出来るのかもしれないが、、、、。お国柄なのかどうもこの事情が私には理解出来ないような気がした。個人的には、恋愛問題に関してはいささか苦手だし、その上身内からある日突然「私はゲイだ!」と言われた時、どう受け止められるかだ。ということでは主人公オリヴァ―と一緒なのか(笑)

幼い頃の父母の関係も良く気に留めれば、よそよそしさがあったことはオリヴァ―自身も子供心ながら感じていたのはある。その後母が死に、そのよそよそしさが何だったのかが、父の突然の衝撃的な告白で確信することになる。

実に父は晴々しい様子。絡んでいた糸が完全にほつれたかのようだ。この気持ちはそうでないと理解出来ないのかもしれないね。何とか心打ち解けようとしながら、その一方で自分自身の恋が上手く行かないことに悩み続けるオリヴァ―。本当に暗くて冴えないんだ。

 
オリヴァ―が付きあって来た恋人たち 結構遍歴はあるんだけどね。皆同じような顔に見える。

 本当の愛を見つけ出した父は、オリヴァ―にも愛する誰かと共に生きることの大切さを優しく語る。うんうん確かにそうかもな。ただカミングアウトはちょっと衝撃的だけど。。。。まあこの父の愛をどこまで理解して自分が共鳴できるかだろうけど。あんまり既成概念は捨てないとこの教えはやはり自分のものとして受け入れられないだろうね。


父の恋人がこの方。

さてそんな父ハルに感化されて新たな恋を始めるオリヴァ―。あるパーティで知り合った風変わりな若い女性がアナという女の子。


咽頭炎が原因で筆記してコミを取るアナ。何処となく謎めいていて良い感じ♪

だんだん恋にのめり込むオリヴァ―

 ちょっと彼女のペースに嵌められているようにも感じるけどね。

私はアナよりこの子にシンパシー

 アーサーを演じたコスモ君。この子がまた可愛くてとてもラブリーなんです。
オリヴァ―の手から離れると恋し声でキュンキュン鳴くのがたまらない。
何と映画出演は本作で3作目だそうです。

 ひょっとしたらアーサー無しではオリヴァ―の人生はないかもしれませんね(笑)意外にこれあり得る!!

苦楽を共にしているって気もしたり。何だかお話から随分それましたが、、、、。


アナとオリヴァ―の間を取り持つっているかのように見えるけど、実は、、、、、?何茶って

ということでこの犬ちゃんはなかなか本作で重要な位置つけ出来るものでしたね。

あらすじ(MovieWalkerより)ネタばれ含みます↓

38歳独身のアートディレクター、オリヴァー(ユアン・マクレガー)は、ある日突然、父・ハル(クリストファー・プラマー)から「私はゲイだ」とカミングアウトされる。それは44年連れ添った母がこの世を去り、癌を宣告された父にとって、これからは本当の意味で人生を楽しみたいという告白であった。元々は厳格で古いタイプの人間だったハルだが、そのカミングアウトをきっかけに若々しいファッションに身を包み、パーティやエクササイズに精を出し、若い恋人まで作って新たな人生を謳歌。一方、オリヴァーの友達は仕事と犬。元々の臆病な性格故か、父のカミングアウトに戸惑いを隠せない。父と母の間に愛はあったのか。二人の間に生れ育った“僕”とは。そんな様々な過去に戸惑うオリヴァーとは裏腹に、父の生き方はとても潔かった。父の振りまく愛に、周囲の人は素直に心を開き、また父も素直にその愛を受け入れた。身体は癌に冒され、確実に最期の日は近づいていたが、決して心は衰えることなく、今までのどんな時よりも前を向いて生きようとしていた。そんな父と語り合った母のこと、恋人のこと、人生のこと……。オリヴァーはこの語らいの中で、父もまた親や母との距離において多くの葛藤を抱えながら生きていたことを知り、改めて自分自身の生き方を見つめ直していく。だがそんな時に訪れた、父との永遠の別れ。再び自分の殻に閉じこもってしまったオリヴァーを心配した仲間は、あるホームパーティにオリヴァーを無理やりに連れ出し、彼はそこで風変わりな女性・アナ(メラニー・ロラン)と出会う。人と距離を置きながら生きてきたアナは、父を亡くしたオリヴァーの喪失感を優しく癒し、オリヴァーはアナの優しさに心を委ねていく。まるで初恋の時のような強さでお互い惹かれ合っていく似た者同士の二人。幸せな日々が続いていたが、アナがオリヴァーの家で暮らし始めた頃から、何かが今まで通りにいかなくなり、またしてもオリヴァーは一人になることを選んでしまう。昔のように愛犬アーサーと取り残されたオリヴァーだったが、父の最期の“教え”が彼の背中を強く推すのだった……。

もう少しオリヴァ―自身がポジティヴに映し出されるとどうなっていたんでしょうか。ネガティヴだから絵になるのかしら?結局最後までネガティヴなオリヴァ―でしたが。。。。

  クリストファー・プラマーさん、アカデミー賞おめでとうございます

解説(allcinemaより)

「サムサッカー」で監督デビューを飾った世界的アーティスト、マイク・ミルズ監督が、自身の父親との関係を基に脚本を書き上げ映画化したハートフル・ヒューマン・ストーリー。長年連れ添った母の死後、突然ゲイであることをカミングアウトし、新たな人生を謳歌しはじめた父の姿に戸惑いを抱きながらも、自分の気持ちに正直に生きることの大切さを学んでいく主人公の葛藤と新たな恋の行方を描く。主演は「ゴーストライター」のユアン・マクレガー、共演に「終着駅 トルストイ最後の旅」のクリストファー・プラマー、「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロラン。

メディア 映画
上映時間 105分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ファントム・フィルム=クロックワークス)
初公開年月 2012/02/04
ジャンル ドラマ/ロマンス
映倫

G

 

 

オフィシャル・サイト
http://www.jinsei-beginners.com/
 
 
 
 
 
 
Comments (4)
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