銅版画制作の日々

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ドラゴンタトゥ―の女(2011)★★THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO

2012-02-13 | 映画:シネコン

 誰がハリエットを殺した?

評価:=60点

東宝シネマズ二条にて鑑賞。さすがハリウッドでリメイクしたということでの公開となるとこんなにも集客率が良いんだと改めて感心しました!その上にミカエル役には007のダニエル・クレイグですから、オリジナル版のミカエルさんより数倍格好良いしそりゃ人気も倍増ですわ。

さてオリジナル版を鑑賞済みなので大体の大筋は分かっているので、それについてはあまりふれず、オリジナル版との比較ということを含めて感想を・・・・。

そもそもドラゴンタトゥーの女がメインで話しは展開して行くのが筋なのだが、どうもドラゴンのタトゥーを入れたリスベットの詳細にはあまり触れてない。時折リスベットの口から彼女の生い立ちをちょこっと語るシーンはあるものの、どうしてこんな風に後見人がついたとかそういう経過も語られておらず、タイトルからしたら、もっと彼女に焦点を当てながらミカエルとの事件解決奮闘記にするべきではないか?と思った。

公開前からリスベット役をル―ニ―・マーラーという新鋭の女優が演じるということであの過激な主人公をどんな風に演じるのか?!ととかく話題になっていたが、、、。それはそれでなかなかあんなハードな役柄をこなしたということには評価したい。まったく可憐でお嬢さんぽいル―ニ―があそこまでなり切った事には拍手を送りたい。

フィンチャ―監督の手法も決して悪くはない、オープニングから斬新なCGでの映像表現はオリジナル版とは一味違いスタイリッシュでなかなか良い!音楽ももちろんのこと、恐怖が迫りくるんだとわくわくさせられるし、、、、。

全体にそつなくまとめられているとは思うけど、何かポイントが絞られていないような気もした。やはり最初に言ったとおりもう少しドラゴンタトゥ―の女 リスベットに焦点を当てて彼女のバックボーンにあるものを描いて欲しかった。


リスベットと後見人の絡みはオリジナル版の方が凄かったな?これはまだ序の口ってきがしたけど。

あらすじ(MovieWalkerより)

スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながらも、名誉棄損で敗訴したミカエル・プロムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)。

意気消沈の日々を送っていた彼のもとに、ある日、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人(クリストファー・プラマー)から家族史編纂の依頼が舞い込む。しかしそれは表向きで、ヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。

 

40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さずに消えた少女ハリエット。ヴァンゲルは彼女が一族の誰かに殺害されたと信じていた。依頼を受けて調査を開始したミカエルは、成功の裏に隠された一族の血塗られた過去に気づいたものの、手掛かりが掴めずにいた。

すると、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主として、ある人物を紹介される。リスベット・サランデル(ルーニー・マーラー)という名の、顔色が悪くガリガリにやせた女だった。

小柄なリスベットは、肩口から背中にかけて、異彩を放つ龍の刺青が彫られていた。そして意外なことに、彼女はこの事件に異様な関心を示す。やがて彼女は、ハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだが……。

 

 ミレニアム編集長 エリカ・ベルジェにはロビン・ライト

 

一緒に仕事をしていく間にほのかな恋心を持つリスベットが何とも言えず、、、、。肉体関係を持つというのはオリジナル版でもあったけど、恋心が芽生えたというそんな可愛いリスベットの姿はリメイク版ならではのシーンかも。

ラストのかつらをつけてお化粧して変身するシーンにはちょっとびっくり!あれ必要かな??

オリジナル版もかなり長かったですが、リメイク版も負けず劣らず長い。何と2時間40分弱でした。

解説(allcinemaより)

 スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラー・ミステリー3部作の1作目『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』を、2009年のスウェーデン版に続き今度は「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー監督で再映画化した衝撃のミステリー・サスペンス。40年前の少女失踪事件の調査を依頼された社会派ジャーナリストの主人公が、社会のほとんど全てに敵意を向ける孤独な天才ハッカーのパンク少女と奇妙な協力関係を築き、次第に明らかとなる巨大財閥一族の忌まわしき秘密に迫るさまを、ハードなバイオレンス描写を織り交ぜスリリングに描き出す。主演は「007/カジノ・ロワイヤル」のダニエル・クレイグ、注目のヒロイン、リスベット・サランデル役には大抜擢となる期待の若手ルーニー・マーラ。

  監督とル―ニ―・マーラ

私的にはオリジナル版の方が好きです。

メディア 映画
上映時間 158分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2012/02/10
ジャンル ミステリー/サスペンス
映倫 R15+

 

 

 

Comments (14)
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