銅版画制作の日々

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『幸せのちから』頑張るお父さんにエール♪

2007-02-10 | 映画:シネコン


これは主人公クリス・ガードナーのサクセスストーリーではないクリスが子どもとともに全財産21ドルから立ち上がった、実話に基づいた作品である。。幸運の女神から見離され、すべてを失ったガードナーが唯一愛する息子を手離すことは出来なかった。サンフランシスコの片隅でホームレス暮らしにまで追い込まれた父子でもそんな逆境にもめげることなく、肩を寄せ合いながら、夢と真の幸せをつかもうと全力疾走する姿を描いている。

ウィル・スミスはこの作品に惚れこみ、自ら製作も買って出たそうだ。そしてクリスを演じるにあたって、逆境にあっても前向きな姿勢でユーモアがあり、気取りのない人物を表現したいと・・・・。天才でも、英雄でもない等身大のクリスが社会から落ちこぼれ、底辺を経験しながら、自分の努力で道を切り開いて行く姿は、きっと幅広く観客の共感を呼ぶに違いないと確信それから何と言っても子どもに精一杯の愛情を注ぐ父親としての側面の表現も。そんなクリス像を作りあげたのである

クリスの実体験で印象的なところが映画の中でも・・・・。クリスが息子クリストファーを預ける保育所の壁に“しやわせ”(Happiness)を提供すると書かれているのを見て、一瞬えぇ~おかしいと疑問、つまりスペルが間違っていることに気づく。正しくは“しあわせ”(Happyness)じゃないかこんな間違いをしてる保育所はいい保育所と言えるのか息子には正しく伝えなければと思ったと語っている。“や”ではなく“あ”だということを・・・・。“し・あ・わ・せ” 些細なことじゃんなんて、思うかもしれない。でも大事なこと。クリスがクリストファーに教えないと映画での保育所はチャイナタウンにある中国人経営の保育所という設定。何か粗雑さが、このスペルの間違いに通じるこの辺も映画の面白さだと・・・。(幸せのちから訳著から)なるほどなと感心。

本物のクリス・ガードナーの全面協力のもとで脚本作りも・・・・。脚本家はスティーヴン・コンラッド、彼はガードナーと緊密に作業した。そして映画の撮影現場でもご意見番として、立ち会った。ガードナーが体験した事で分からない部分もある。そういう意味で、ガードナーから多くのことを教わったと監督ガブリエル・ムッチーノは話す。クリスが果たした役割は凄い。


本物の親子が映画で共演実はオーデション、100人以上の子どもたちと面接した末に選ばれたのがウィル・スミスの7歳の息子 ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス(長い名前ですね)本当に偶然なのだ息子ジェイデンに食われてしまったと話すウィル。実の息子との共演に、集中できるか?という心配もあったようだ。しかし、やってくれましたジェイデン君


休みの日は息子クリストファーを連れて医療器械のセールスそれ以外の日は証券会社での研修見習い売り込み、雑用にてんてこ舞いのクリス走る走る医療器械もヒッピーに盗まれる取り返さないと、売り上げにならない、その日の生活も間々ならずやっと売れた医療器械だけど税金滞納で取り立てられ、口座に残った額はなんと21ドルそれが全財産。ついに住むも追い出され、まさにホームレス状態・・・。トイレで一夜を明かす。クリスの顔はそんな状況でも、息子を手離さないクリスの信念は凄い

これはお父さんの物語、親子の絆の物語・・・・。ウィル・スミスがクリス・ガードナーの物語に心動かされて出来た作品。

  thePURSUITofHAPPYNESS 作品紹介・公式サイト

 

 

 

 

Comments (6)
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