銅版画制作の日々

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『ホステル』イーライ・ロス+クエンティン・タランティーノ

2007-02-14 | 映画:ミニシアター


京都みなみ会館にて、鑑賞した。この映画は『キング・コング』や『ナルニア国物語』を抜いていきなり全米TOPを記録した大ヒットホラー映画だただし、2週目は1位から落ちてしまったそうだが・・・・・。監督はイーライ・ロス、製作総指揮はあのクエンティン・タランティーノ。最近では「シン・シティー」の監督もしている。『キル・ビル』は彼の代表作だ

《ストーリー》アメリカ人パクストンとジョシュはヨーロッパを旅するバックパーカー。旅の途中、アイスランド人のオリと出会い3人は意気投合そんな彼らはアムステルダムのホステルで出会った男に、男性にとってパラダイスのようなホステルがスロヴァキアにあると話を聞く。早速、3人はスロヴァキアに向かうことに・・・・。噂のホステルにチェックインまもなく、魅力的な女性ナタリアとスベラナと知り合う彼女たちと深夜まで遊び歩く。翌日目が覚めると、バーで知り合った女性と一緒に帰ってきたはずのオリがいないフロントで聞くと、彼は朝早くチェックアウトしたと・・・・。何も言わずにチェックアウト何かあったのだろうかと心配するパックストンとジョシュだったが・・・・。やがて今度はジョシュも消える。パックストンだけが一人残される彼らの行方を探すパックストンナタリアに聞くと、案内してあげるわそして彼女の案内でやっと突き止め、そこで目撃したものは想像を絶する死の○問の世界やがてパックストンはすべて仕組まれた罠だったことに気づくも・・・・。パックストンも2人同様捕らわれるえたいのしれない男たちの餌食になろうとしていた果たしてパックストンはこの悪魔のような場所から逃げることは出来るのか

舞台設定は旧東ヨーロッパ、社会主義国家というのは何となく暗くて不気味さもベールに包まれた感じといっても不思議ではない。入国にはビザも必要強制両替もある。西ヨーロッパとは違い、行動も規制があるようだ。自由もきかないらしいそんな中、マフィアの勢力も強く裏社会を牛耳っているマフィアの手引きをしたり、見て見ぬ振りすれば、大金も簡単に手にする事も・・・・。

映画の設定はスロヴァキアのとある美しい町の裏に存在する『○問○人クラブ』であるこのクラブの会員は色々な国の裕福な実力者たちこの設定は監督イーライ・ロスがある時タイのサイト広告で1万ドルで、○問○人が出来るというものを見て、このアイデアが浮かんだそうだ。どこかにそのようなクラブが存在しても不思議ではないそしてベールに包まれた東ヨーロッパという設定も、この映画の不気味さをいっそう盛り上げているようだ。実際に○問シーンで制作に使用された血液は520ℓ量も凄いそして数々の○問の用具。被害者の中にカナと呼ばれる日本人も登場。たどたどしい日本語が気になるが・・・・。それと、3人がスロヴァキア行きの汽車で出会った年配の男性が誰なのかも気になるところ。このクラブの人物だとは分かっているものの、正体は???そしてもうひとつあの町にいる子どもの集団だ忽然と現れ、盗みやたかりは当然なのだが、暴行、人を○す!という凄さ。思わずそのことに罪悪感のかけらもないのだから、ぞっ~~とする彼らの将来はどうなるのか・・・と考えてしまうホラー映画というと得たいの知れないものが登場するという、非現実的な話が多いが、この『ホステル』は何と人間が人間を標的にするという、かなり現実的な話だ。ひょっとして、このようなクラブが存在するかも知れない。ありえる話だと思う。やはり一番怖いものは人間なのではないだろうか。ご承知のとおり、この映画の舞台となったホステルは世界中にある安くて、宿泊できる施設、バックパーカーなら絶対利用したことがあるところ。(私も利用経験あり)この辺も現実的な設定なので、非常にリアルさを感じる。

最後に出演者について。何と日本の映画監督三池崇史が役者として、特別出演主人公パックスストンには「ワールド・トレードセンター」に出演したジェイ・ヘルナンデスが登場

 
京都みなみ会館で近日上映作品

 映画『ホステル』公式サイト映画の詳細はこちらから

 クエンティン・タランティーノ 経歴・人物像

 

 

Comments (2)
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