Menkarm World

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世にも恐ろしい物を見てしまった。

2018年12月03日 00時00分00秒 | タイで車に乗る
25日に行われた数学の試験(サマーコム・カニッタサー)は午前中で終わったので、さて帰って勉強かと思えば、「私が出掛ける機会は少なく、良いチャンスなので帰りに動物園へ行きたい」と娘が言う。
そう言えば中学入試が終わった翌日から高校数学の塾が始まり、娘は休み無しで勉強だったなと気が付いたので連れて行くことにした。

前回行ったのは日本から母が遊びに来た時で5年近く前。その時は駐車場の舗装も済んで無く、入場券売り場も仮設だったが、今はドライブスルーで入場券を購入。大人100バーツ(外国人150バーツ)、子供20バーツ、車両50バーツで、親子3人で270バーツだった。

着いたのが13時半でアシカのショーが始まるのでちょうどと思ったが、近くへ行くと既に終了。予定時間より20分くらい早く始まるので注意。

毎回悩むのが動物園内での移動手段。多くの動物を展示しているエリアが駐車場や入場ゲートのある場所から離れており、歩いて全部見るのは後半アップダウンな山道でしかも鹿しか居なくてテンションも下がって無理な仕組み。
涼しい乾季限定だが、歩きならプレーリードックまで行って戻るのが良いかも?その先は山道でカンガルーや鹿しか居ない。
有料のトラム(日産エルグランドのストレッチ)もあるが、下車できる場所は限られ、あまりゆっくり見ると置いて行かれ、次のトラムへ便乗となり、休日は結構混雑。
それなら電動カートとなるが、1時間300バーツで、ケチな我が家は1時間以内に済ませようとするから落ち着かないw。落ち着いて見れば600バーツコースとなる。
私は乗り合いのトラムへ乗りたかったが、妻はカートへ。当然運転手は私で1時間の時間管理も義務w。ちょうど14時出発。

タイの動物園なので、有料の餌やりも多くて楽しめる。残念なのはサイが居なくなっていたのと、象が未だ入らないこと。鳥のゲージも荒れていた。
目玉はホワイトライオンやホワイトタイガーかな?13時出発だとちょうど餌やりの時間で、いつも寝ているのが起きて動くので面白い。ホワイトカンガルーも可愛かった。



山道を越えると鹿エリアとなり、いろいろ種類があるそうだが、素人にはどれも一緒に見えて面白くないwww。
一周して元の管理棟へ戻ったのが14時50分。

駐車場横へ飼育棟があるアシカは別料金で大人20バーツ、子供10バーツ。15時半スタートと書いてあったが、観客が集まったからか15時10分頃には始まった。どこで見ても同じ様なショーの内容でも、アシカが可愛くて楽しめた。ショーが終わるとアシカへチップが渡せるのがタイらしいだろう。



さあ終わった帰ろうと車へ乗ったら16時前。娘からまだキリンを見てないと言われて、山頂近くの公園へ。ここへはキリンとシマウマとダチョウが居るはずだが、キリンは死んでしまったらしい。

さて帰るぞと動物園がある山を下り始めて気が付いたのが、車のエアコンの異常。最近は風量が落ちたと感じていたが、風量が変化してそよ風モードになってしまった。調子が悪い時はファンからゴリゴリ音がするので、ブロアモーター(送風ファン)のベアリングが逝ったのかと思った。そう言えばこの数ヶ月は助手席側の足元が濡れている事が多く、エアコン内部で水が流れる音もしていたのだが、断続的に排水されており、パイプに詰まりも無いので、プロへ任せるしかないのかなと思っていたところだった。



私の車には暖房もデフロスタ(霜取り)も無いので、エアコンの構造を簡単に書くと上の様になる。

月曜の朝に娘を登校させたら、そのまま車の電気系修理専門店へ。送風ファンの交換を依頼したが、水漏れしているのもあって店からはエアコンの室内側の総点検を勧められた。全部外すので6時間掛かると言われたが仕方がない。
ハンドルを外し、ダッシュボードも全部取り外して一番奥にあるのが空調ユニット。下の写真は空調ユニットを取り外したところ。



空調ユニットを開けて中のエバポレーター(蒸発器)を取り出したのが下の写真の一番左。埃が溜まってカビも生え真っ黒になっており、通気できるのはほんの一部分。世にも恐ろしい物を見てしまった。このカビだらけの冷却フィンを通った空気を毎日吸っていたのかと思うと気分が悪くなった。
子供達が車に乗るとくしゃみをしており、原因はこれだったのだろう。



店の話だとタイで普通に5年も使えばこうなるのだそうだ。ブログを見ると2013年4月4日の記事へ「ちょうど1年前にエアコンユニットの清掃をディーラーへ依頼した」と書いているので、2012年の4月頃にディーラーで清掃している。2006年の12月に購入したので、最初のエアコンの清掃が購入から5年、それから今回が6年ちょいとなる。走行距離にすると20万キロに一回くらいで清掃だろう。皆さんの車も気が付かないだけで、こうなっているかも?お店の方の話だと、助手席側の床が水漏れで濡れていれば、こうなっている事が多いそうだ。

エバポレーター(蒸発器)は洗浄して綺麗にはなったが、車を買ってそろそろ12年と古いので交換することにした。私が故障と疑ったブロアモーター(送風ファン)は、組み付け後に様子を見て悪ければ助手席の足元から交換するそうだ。ダッシュボードや空調ユニットは全部水洗い(上の写真真ん中)して、車内の埃は掃除機を使って欲しかったが圧縮空気で吹き飛ばしw。
世の中にはエバポレータクリーナー等と称するスプレー式の洗浄液が有るそうだが、洗浄液のスプレーで多少はゴミが落ちても、完全に綺麗にするのは構造的に無理だろう。専門の業者へ依頼して分解して清掃する以外に方法は無さそうだ。

6時間の予定だったが組み立ては意外と早く12時前には終了。ガスを入れながらエンジンの冷却ファンの風が弱いからオイルを入れようと言われるが、私の車は電動ファンではなく、冷却ファンはエンジンと直結と思っているので意味が分からない。私同様に構造を理解してない妻が通訳しても無駄なので、プロへ任せてやって貰うことにした。
エンジンの冷却ファンを分解した(上の写真右端)のを見て気が付いたのだが、直結と思っていたエンジンと冷却ファンの間には流体クラッチが入っており、流体クラッチの温度が上がると内部のオイルが膨張してエンジンの回転をファンへ伝達する力が高まり、流体クラッチの温度が下がると内部のオイルが収縮してエンジンの回転をファンへ伝達する力が弱くなる仕組みだった。
流体クラッチのオイルを増やして組み立てるとエンジンルーム内の風量は倍増。よく冷えるので、エアコンの効きも良くなるのだそうだ。

予定より1時間半早く、12時半には全て終了。故障と思っていたブロアモーター(送風ファン)は異常なく、以前より冷たい風がたっぷり出る様になった。費用はエバポレーター(蒸発器)の交換が2400バーツ、エアコンのガス注入諸々で1200バーツの合わせて3600バーツ(約1万3千円)。同じ修理を日本でやると6万円前後らしい。日本の工賃が高いのは理解できるが、私が使ったのは社外品とはいえ、部品の価格がここまで違うのは異常だと思う。

修理が終わると、次は別の整備工場へ車を持ち込み、1万5千キロ毎のエンジンオイルの交換とブレーキの点検調整。これは1700バーツ弱。モービルの安いオイルだが、これに替えたのと軽油を給油するスタンドを選ぶことでエンジンの調子が驚くほど良くなった。あと1万6千キロで走行距離が50万キロ。4月頃には届くだろう。

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