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わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

電動ロクロ (湯呑み2)

2008-09-23 23:00:04 | 電動ロクロ入門
前回の続きを述べます。

 3) 土練り後、ロクロに土を据える。

   ・ 手は水で濡れていない事。(土が濡れると、ロクロに固定できない)

   ① 両手で抱え、ロクロ中央を目がけて、土を叩きつけます。

     なかなか、中央にはいきません。そこで裾野をロクロに描かれた(彫ってある)

     円と同心円になる様に合わせます。

   ② 土を両手の掌で叩き、ロクロに密着させると同時に、凸凹を無くします。

     更に裾野を両手の小指の根元で押さえ、土の下に水が入るのを防ぎます。

    (水が入ると、土が滑って動いてしまいます。)

 4) 電動ロクロの電源を O N にし、土殺しをます。

    回転方向は、決まりは有りませんが、日本では、一般的に右回転(時計方向)です。

    回転スピードは、作陶する時よりも、やや速くします。

   ① 土殺しに付いては、以前述べましたので、詳しくは説明しません。

   ② 土殺しの目的は、粘土の中心を綺麗に出す事です。

    (これが不完全ですと、円周上の肉厚や、高さ方向に差がでます。)

   ③ 作りたい粘土の1.5倍程度の量を土殺しします。

    (土殺しの回数は、3~5回で終わせます。何回もすると土が「ヘタリ」ます)

 5) 土取りをし、土の中央を掘り込みます。

   ① 作品1個分の土(この場合1/3)の下面に、指で「クビレ」を付けます。

   ② 土の中央を親指で、穴を堀り、高台の厚み分(底の厚み分)を残します。

   ③ 底の広さを、所定の寸法まで拡げます。

    ・ 底の内側の角は、外側の形状に合わせます。

    ・ 外形が角なら、内側の底の隅も角(丸ならば丸)にします。

      そうする事によって、底周辺の土の厚みを薄くします。

   ④  一度目の振れ止めを行います。

    ・ 両手の三本の指を使い、内側、外側、真上を押さえ込みます。

    ・ 土が振れている状態で、次の作業を進めると、初心者の方は、必ず失敗します。

    ・ 要所要所で振れ止めの作業をする事により、大きく形が崩れるのを防ぎます。

 以下次回に続きます。

 
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