道具としての「ろくろ」には
1)手回しろくろ(手ろくろ)
鉄製の径が20Cm程度の小型から、木製の1m近いものまであります。
後者は、電動ろくろが出来る以前から有るろくろで、現在でも特別な愛好家
が使用しています。
2)電動ろくろ(スピードコントロールが容易)
一般的に使われている「ろくろ」です。通電しなければ、手ろくろとして
使用できます。(大きさは色々あります)
電動ろくろは、左右どちらの回転方向でも、使用できますが、日本では一般
的に(伝統的に)右回転(時計回転)です。
即ち右手が器の内側、左手が外側になります。左回転では手の使い方が、逆
になります。
3)蹴りろくろ(けろくろ)
ろくろ下面の円盤を、足で蹴って回転させます。
足の使い方で、左右どちらにも回転できます。
ここでは、「電動ろくろ」に付いてお話いたします。
「ろくろ」での作り方は、次の方法が在ります。
イ) 数kgの粘土の塊を、ろくろ上に据え、上部より作品を造り、糸で
切り取り、次々に作品を仕上げる方法。
ロ) 作品に合わせて、一個一個必要な粘土を「ろくろ」上に据えて、作品を
作る方法。
イ)の方法の利点は
a)作品が早く出来上げる。(席を起たずに次々と作品が出来る)
b) 土取りが一定なら、同じ形、大きさの物が造り易い。
c)土練(菊練)が一回で済む。
イ)の欠点及び対策
a) 土取りが一定しない。(一定にするには、練習が必要)
・ 作品を作る直前の粘土の径を一定にし、土取り(使う土の量)の際
どの指を使うかを決める。
(作品の大きさに合わせて、中、薬、小指のどれかを選択する)
b) 底の土の厚みが一定しない。(これも練習を要する)
・粘土の中心に穴を開けた際、内側の中指と外側の親指との、高さの差で
判断する。
・ 又は「Uの字」型の針金(最初から片側を1cm程度長くしておく)
などで測り、(短い方を内側に入れる)外側に切り取る位置を決める。
c) 糸で作品を切り離した後、取り上げる際、取上げずらい。
又 作品が「ゆがむ」。
・ 糸で切り離す前に、手が滑らないように、竹ベラで作品表面の
「どべ」を取り除いておく。又指の「どべ」も取っておく。
又 取り易い様に、底の部分に「クビレ」を付ける。
・ 作品の「ゆがみ」を少なくするには、底の面積を出来るだけ
小さくする。(底が広いと逆にゆがむ)
時間に余裕が有れば、ドライヤーなどで1~2分乾燥させる。
・ 取り板に作品を置いたときの口縁の「ゆがみ」は作品の腰で直す。
(口縁で直さないこと)
1)手回しろくろ(手ろくろ)
鉄製の径が20Cm程度の小型から、木製の1m近いものまであります。
後者は、電動ろくろが出来る以前から有るろくろで、現在でも特別な愛好家
が使用しています。
2)電動ろくろ(スピードコントロールが容易)
一般的に使われている「ろくろ」です。通電しなければ、手ろくろとして
使用できます。(大きさは色々あります)
電動ろくろは、左右どちらの回転方向でも、使用できますが、日本では一般
的に(伝統的に)右回転(時計回転)です。
即ち右手が器の内側、左手が外側になります。左回転では手の使い方が、逆
になります。
3)蹴りろくろ(けろくろ)
ろくろ下面の円盤を、足で蹴って回転させます。
足の使い方で、左右どちらにも回転できます。
ここでは、「電動ろくろ」に付いてお話いたします。
「ろくろ」での作り方は、次の方法が在ります。
イ) 数kgの粘土の塊を、ろくろ上に据え、上部より作品を造り、糸で
切り取り、次々に作品を仕上げる方法。
ロ) 作品に合わせて、一個一個必要な粘土を「ろくろ」上に据えて、作品を
作る方法。
イ)の方法の利点は
a)作品が早く出来上げる。(席を起たずに次々と作品が出来る)
b) 土取りが一定なら、同じ形、大きさの物が造り易い。
c)土練(菊練)が一回で済む。
イ)の欠点及び対策
a) 土取りが一定しない。(一定にするには、練習が必要)
・ 作品を作る直前の粘土の径を一定にし、土取り(使う土の量)の際
どの指を使うかを決める。
(作品の大きさに合わせて、中、薬、小指のどれかを選択する)
b) 底の土の厚みが一定しない。(これも練習を要する)
・粘土の中心に穴を開けた際、内側の中指と外側の親指との、高さの差で
判断する。
・ 又は「Uの字」型の針金(最初から片側を1cm程度長くしておく)
などで測り、(短い方を内側に入れる)外側に切り取る位置を決める。
c) 糸で作品を切り離した後、取り上げる際、取上げずらい。
又 作品が「ゆがむ」。
・ 糸で切り離す前に、手が滑らないように、竹ベラで作品表面の
「どべ」を取り除いておく。又指の「どべ」も取っておく。
又 取り易い様に、底の部分に「クビレ」を付ける。
・ 作品の「ゆがみ」を少なくするには、底の面積を出来るだけ
小さくする。(底が広いと逆にゆがむ)
時間に余裕が有れば、ドライヤーなどで1~2分乾燥させる。
・ 取り板に作品を置いたときの口縁の「ゆがみ」は作品の腰で直す。
(口縁で直さないこと)