想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

今できることは…

2022-11-05 21:51:23 | 日記
今日、ふと認知症について考えていました。

私の父は71歳、母は63歳で亡くなりました。
40年近く前になりますから、当時としては特に若くして亡くなった…
というほどでもないかもしれませんが、幸いな事に二人とも、
認知症の気配はありませんでした。

私の叔父は勤務医でしたが、高齢になってからガンで妻を亡くして一人暮らしになりました。
当時、結婚をしていなかった私は、住まいの近くに叔父を迎えて様子をみていたのですが、
結婚を機に引っ越しましたので、叔父は横浜の息子に引き取られました。
一度、横浜で会おうと約束をしたのですが、山梨から横浜に出向いたにもかかわらず、
叔父は約束の場所には来ませんでした。
約束をしたことをまったく覚えてはいなかったのです。

また、山梨に引っ越してきて間もなく、あるグループ活動でご高齢の女性に出会いました。
私たちは、そのご婦人から信頼していただいたようで、
生活の一部についてのお手伝いをさせていただくことになりました。
もちろん、ボランティアのようなお付き合いでしたが、
お買い物や病院への付きそい、小旅行など、ご一緒することが多くなりました。

出会った頃から幾分かの認知症の症状がありましたが、
そのうち、何度も同じことを話され、同じ商品を何度も買い、約束事を忘れてしまうなど、
誰から見ても認知症と思われる状態になってこられました。
しばらくして、病院に入院をされましたので、お会いすることもなくなりました。

また、別の知人は、お買い物に出掛け、帰り道がわからなくなったそうです。
何度かそんなことがあった後、施設での暮らしが始まりました。
子供や孫の名前がわからないということです。

認知症になってしまえば、自身が困ることはないのかもしれませんが、
まわりはたいへんです。
最近の私はそんなことから、私を見守る主人のことを考えて
歳を重ねてきたのだから仕方がないと思うのではなく、
身体も頭もできるだけ元気でいたいと、強く思うようになりました。

今、糖質制限をし、毎日のお散歩をし、パズルや漢字の勉強もしています。
それらが、認知症に対してどれほどの効果があるかは、わかりません。
でも、今できることは少しでもしていたいと思うのです。


 お散歩コースの『秋』がきれいです。



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