昨日の5日は、『HANDS OFF!』デモが全米各地で行われました。
これまでずっと、こういう抗議行動には一切参加しなかった夫が、しとしとと冷たい雨が降る午後に、初めて出かけて行きました。
このデモは、トランプ政権の移民政策と、イーロン・マスクが率いる政府効率化部門が主導する連邦政府職員の大量解雇に反対するため、民主党の活動家たちが組織したもので、ここニュージャージーではコーリー・ブッカー議員が各会場を回って民衆を鼓舞しました。
このデモは、トランプ政権の移民政策と、イーロン・マスクが率いる政府効率化部門が主導する連邦政府職員の大量解雇に反対するため、民主党の活動家たちが組織したもので、ここニュージャージーではコーリー・ブッカー議員が各会場を回って民衆を鼓舞しました。
彼は米連邦議会上院の民主党議員で、先日の1日に上院で、ドナルド・トランプ大統領に対する抗議を象徴するマラソン演説を、25時間4分もかけて行った人です。
丸一日以上にも及ぶこの演説中、彼はずっと立っていなければならず、トイレ休憩も許されていませんでした。
丸一日以上にも及ぶこの演説中、彼はずっと立っていなければならず、トイレ休憩も許されていませんでした。
すごい人です。
わたしはというと、木曜日の夜にリサイタルを控えていて、気分はもう舞台の上。
そして、夜にはマンハッタンで行われるACMAのスプリングコンサートを聴きに行く予定だったので、今回はデモには行きませんでした。
スプリングコンサートは、いつものこの素敵な教会で開催されました。
スプリングコンサートは、いつものこの素敵な教会で開催されました。


今回の演奏会では、初めて見たものがいろいろありました。
真ん中の奏者が吹いているのはアルトフルート、そして右側の奏者が吹いているのはバスフルートです。
厳かな、温かくて深い響きです。


そしてこの方は、アルトサックスとピアノのための曲を作曲し、それを自分一人で同時演奏しちゃってます😳。

この夜もとても寒くて、ブルブル震えながらマンハッタンの街を歩いていたのですが、頭上では深い霧が立ち込めていました。

さて、今度は自分の番です。
練習を重ねるごとに、あ、ここはこういうふうに弾いた方がいいのではないか、この音はこんな響きに変えてみようかと、アイディアが次から次へと浮かんできて、時間がいくらあっても足りません。
こんなことを言うと、ほんとに何を今更なのですが、わたしはこの歳になってやっと、自分が良かれと思って弾いていても、聴く人にとっては聞き心地の良いものではない音を見つける作業を、根気よく繰り返すようになりました。
そのためにはまず録音をしなければなりません。
自分が弾きたいように弾いていた部分を、一音一音磨きをかけたり空間に放ったりしていると、だんだんと歌になってきたような気がします。
歌っていたと思い込んでいたそれは自己満足の押し付けで、耳障りな音がたくさんありました。
今回の舞台で、この練習が十分に活かされるよう、あと3日、ラストスパートをかけたいと思います。
リサイタルまでの3日間、もちろん仕事も当たり前にあるわけで、なので夫は3日分の美味しいスープを作ってくれました。
わたしの大好物のフィッシュスープです。

夕食を食べる我々のすぐそばでは、海がお得意の休憩ポーズでジィッと見ています。
なんか目つきが怖いなあ…😅。
なんか目つきが怖いなあ…😅。
