ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

雪の日の足あと

2019年02月21日 | ひとりごと
昨日は一日、STATE EMERGENCYが発令されて、学校のほとんどが休校か半休になった。
夕方からのレッスンを昼過ぎからに替えたり、今日に移したりした。
また鼻水と咳が出だした。
先月丸々ボツになった悪夢のような毎日に絶対に戻りたくない。
だから早めにベッドに入ったのに、モヤモヤとした吐き気と圧迫感が、目を閉じると襲ってくる。
ふぅ〜。
気持ちを落ち着ける呼吸を繰り返しても、落ち着くどころか酸欠になりかけて、こりゃあかんと諦めて小説を読むことにした。

今朝はだからドヨヨ〜ンな頭で体も重い。
だけど窓から見える景色は、昨日積もった雪を全速で溶かそうとするお日さまの光に輝いている。

庭続きのお隣さんの庭に、ちっちゃな動物の足跡が。


こちらは一緒に暮らしている大型犬4匹の足跡。


毎度お馴染みの我が家の玄関前。


積もった雪が溶けながら一旦凍り、それがシャーベット状になってるところを歩いたのは誰?


お日さまのあったかい光を受けながら遊ぶ若者リス。



そういえば、政治や社会のことなど全く無縁で書いていた時は、しょっちゅうリスが登場した。
家の周りに咲いている草花や、時々遊びに来る野生の動物の写真とかを撮っては載せたり、しょっちゅうつまづいていた生活の中の小さな問題を書いたりして、それがわたしのスタイルだと思っていた。

このブログを書き始めてから気がつくともう11年目に入っている。
書き始めてから3年目の初春に東北大震災が起こり、世界最大級の原発事故が発生した。
その後わたしが書く記事は、政治や社会のことが多くなった。

51歳だったわたしが61歳(再来月には62歳)になり、10月からは年金をいただく。
息子たちも30代に突入し、すっかり独り立ちして暮らしている。
日本から連れてきて16年一緒に暮らした猫が死に、代わりにマンハッタンとクィーンズで保護された猫2匹が家族になった。

今年の7月にまた、今だにウンウン唸りながら作曲中の曲を、サラと一緒にカーネギーで演奏する。
前曲は『フクシマ』、そして今回は『オキナワ』を想いながら作った(ている)。
できたらいつか、あと数曲作って、組曲『いのり』として発表したいと思っている。

あぁ、やっぱり頭がぼやけて言葉が出てこない。
窓からの暖かな光に包まれて、心はとても穏やかなのに。

仕事がちゃんとこなせるように、ちょいと一休み。